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小さなことでくよくよしない心を作る方法とは?

誰にだって落ち込むことはあります。

最近ではメンタルマネジメント系の本もたくさん発売されていて、結構売れているようです。
でも「心の折れない方法」とか「ポジティブシンキング」というようなワードをみていると落ち込むことがダメなことのような気がしてしまいますよね。

しかし大前提として人間とは落ち込むものです。
まるで落ち込むことがダメなことのような気がしてしまう世の中ですが、私たちはロボットではありません。

この記事はメンタルマネジメントに関する記事ですが、「人間は落ち込む生き物」ということを前提として読んでもらえればと思います。

落ち込みやすい人は何かのヒントになるはずです。

悩み、落ち込みの大小は人それぞれ

desperate man crying under rain

まず人の心(精神)の話ですが、あなた自身も普通に生きていると「流石にこれは落ち込む」とか「こんなことでは落ち込まない」というような『基準』があると思います。

例えば、仕事でミスをしたときに
Aさん:「まあ、仕事でミスすることくらいあるよね。」
Bさん:「うわ…ミスしてしまった…。会社に迷惑かけてしまった…。」
という風に、同じ出来事でも落ち込み具合が違うと思います。

このように、悩みや落ち込みの度合いというのは人それぞれによって違います。
つまり、特定の出来事でどれくらい悩むのか、落ち込むのかというのは数値化されているものではありません。「数値化されていない」ということは、裏を返せば「自分で数値を決めていい」ということでもあります。

自分で決めて良いなら、心理的な負担は少なくした方がいいですよね。
普通に生きているといつもの「癖(くせ)」で反射的に落ち込む、落ち込まないの判断をしてしまいがちです。落ち込んだときには「ちょっと待てよ。癖で反射的に落ち込んでないか?そもそもこの出来事はそんなに落ち込むことか?」と自分自身に問いかけてみてください。

小さなことで落ち込むことが減ってくるはずです。

仕事の難易度は自分によって変わる

Retro image of a businessman walking his fingers up wooden steps mounted in rustic wooden boards towards light in a conceptual image of personal development, growth and success.

社会人になると誰にでも失敗はあるものです。特に社会人になって間もない1〜3年の間は慣れないのでミスすることも多いでしょう。まるで自分がダメ人間のような気がしてしまうことがあるかもしれません。

「この仕事、向いてないのかも…」と転職を考える人もいるでしょう。

でも大丈夫です。
仕事に限らず、人生の問題や悩みの難易度というのは自分の成長と共に変化していきます。
今自分が難しく感じしていることは、将来簡単になっていることが多いのです。

例えば、小学校を思い出してください。
小学1年生からすると、小学3年生の算数の問題は難しく感じますよね。
でも、小学6年生からすると、小学3年生の算数の問題は簡単に感じると思います。

ここで注目して欲しいのは、問題の難易度です。
算数の問題の難易度は変わっていないというところです。
物事が簡単に感じる、難しく感じるというのは、現実レベルで難しい簡単というものではありません。あくまでも自分のレベルによって変わるのです。

自転車も乗れるようになれば簡単ですよね。でも乗れるようになる前はひどく難しく感じるものです。
仕事も同じように、慣れるまでは難しく感じるし、ミスをすることもあるのです。
このことがわかっていれば「まあやっていれば出来るようになるでしょ」と心の余裕を持つことができるようになります。

目標の基準を高く持てば大抵のことは楽になる

young pretty woman with her hand on chin looking up at a painted carrot tied to a branch. Concrete background. Front view. Concept of reward.

仕事はできるようになれば簡単になりミスも減ってきて、必然的に落ち込むことも減ってきます。

しかし、いつまでも成長しない人がいるのも事実です。
では成長する人としない人の違いは何なのかというと、これも『基準』の話になります。

例えばオリンピック選手や実業家、過去の偉人は「夢を持て」というような言葉を多く残していますよね。人によっては「それは才能のある人だから言えることだよ」と言いたくなる言葉かもしれません。

一見、人生がうまくいっている人の精神論のように聞こえますが、これは言い換えれば「基準を高く持ちましょう」ということで、科学的にも証明されている成長方法です。というのも、人間の脳は目指したもの以上のことはやろうとしないんです。

例えば、わかりやすい話で大学受験があります。
もしあなたが日本一偏差値が高い大学である東京大学を目指して受験勉強したとしましょう。そうすると東京大学に受かるかもしれませんよね。もし東京大学がダメだったとしても、東京大学に向けた受験勉強をしたんだから、それ以下の大学のテストは簡単に感じると思います。

でも一方で、基準を低くして偏差値の低い大学を目指したとします。
そして、受験前日に「やっぱり東京大学を受けよう」と思ったとします。
今までやってきた受験勉強は偏差値の低い大学に受かるためのものです。その人が、日本一の大学の入試をパスする可能性はかなり低いですよね。

つまり100点を目指せば60~80点は取れるようになる。もしかしたら100点が取れるかもしれない。でも、30点を目指している人が60点や80点、まさか100点を取ることはないということです。

もちろん最初から良い点を取れる人はそうそういませんし、仕事で言えば完璧に仕事をこなせる人はいません。

ここで伝えたかったのは、「今現在の結果はどうあれ、基準は常に高く持っておこう!」ということです。そうすることで自分のレベルがグングン上がっていき、仕事のレベルがグングン低くなっていきます。

■まとめ

Silhouette image of a businessman with broken chains in sunset

まとめると下記の通りです。
・悩みや落ち込みの度合いは自分で決める
・仕事に難しい、簡単はなく、自分のレベルによる
・基準を高く持っていれば成長して仕事が簡単になってくる

今回紹介したことは仕事だけではなく人生単位で言える話なのでぜひ参考にしてください。

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