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ストレスなく人間関係をコントロールする脳の使い方とは?

友達などに会社の人間関係のことを相談すると「そんな人のことは一々気にしなくていいでしょ。気にするだけ損だよ。無視すればいいよ。」というアドバイスを受けたことはないでしょうか。

確かにそうなんだけど、それは自分とは関係ない外部の人だから言えることであり、当事者である自分からすると「気にしなければいい」という理屈はなかなか通用しないですよね。

「気にしないようにしよう」と思って振舞っても、逆にそれが不自然な振る舞いになってしまい余計に人間関係が悪くなってしまう可能性もあります。

近年では『嫌われる勇気』というアドラー心理学の本が有名になって爆発的に売れ一気にベストセラーとなりました。
『嫌われる勇気』には「相手の気持ちはコントロールできないから、どうしようもない。相手に左右されず、ご機嫌を取らず、自分のできることをしっかりやろう」というようなことが書いてあります。「嫌われることを恐れずに生きよう」ということです。

この本が売れるということは、それだけ職場の人間関係などで悩んでいる人が多いということですね。

今回は、「なかなか人間関係のストレスが減らない」という方にとっても有効的な方法をご紹介します。

ストレス耐性ってなに?

Silhouette image of a businessman with broken chains in sunsetストレス耐性がある人と、ストレス耐性がない人の違いって何だかわかりますか?
よく「ストレス耐性テスト」なんていうある種の心理テストみたいなものが実施されますが、ほとんどアテになりません。

一言にストレスと言っても、ストレスの種類は様々です。
例えば、
・労働時間が長くなるとストレスが貯まる人
・自分のせいで他人に迷惑がかかるとストレスが貯まる人
・重大な責任を持たされるとストレスが貯まる人
など、ストレスを感じるパターンというのは人それぞれです。

「体力はあるから、労働時間が長いのは大丈夫だよ」という人もいれば、「責任を持たされた方が燃える!」といような人もいるように、誰が何をストレスを感じるかは人によって異なるのです。

これはなぜか?というと、人それぞれの気質や、これまでの経験によってストレスを感じるタイミングが違うからなんですね。

例えば重大な責任を任されて、それを達成する快感を子供の頃に経験した人は、会社員になっても重大なプロジェクトへの参加に好奇心を持ちます。

子供の頃に「お前はこの野球チームの4番バッターだ!」と監督に任されて、試合でホームランを打ち、チームメイトから祝福される。というような経験がある人は「重大な任務を任されることは楽しい」と感じるでしょう。

一方で、失敗体験があり、傷ついた経験がある人は「責任を持たされるなんて御免だ…!」と感じるかもしれません。

何が言いたいのか?というと、ストレスとは外側から与えられるものではなく、自分の内側から怒る『反射』や『反応』なのです。

『反射』や『反応』に気づく

つまり、ストレスの原因をなくすには、外部をどうにかしようとするよりも、自分の考え方を変えた方が格段に解決のスピードが早くなります。

実は人間関係も同じなんです。
「私はあの人が嫌いだ!」という人がいたとします。
※もちろん直接的に嫌がらせやセクハラ、パワハラなどを受けていたら別の話で、それは誰かに相談する必要があります。

イメージでいうならテレビに出ている芸能人を見て「私この人嫌い!」というような感じです。
会ったことも、話したこともない芸能人を嫌いになるって不思議ですよね。でも、人間は嫌いになることができるし、ストレスを発生させることができます。

つまり、「何もされてないのにストレスを感じる」ということです。

実はこれがテレビの中の人だけでなく、街中を歩いている人、会社の人間関係でも当たり前のように起こるんですね。これは相手が悪いというよりも、前述した通り自分自身の『反射』『反応』です。

例えば私は街中で大声で喋る人を見るとイライラしていました。会社の中でもうるさい人を見ると「声が大きいな…。」とイライラしていたんですね。

これを『相手のせい』ではなくて『自分の反応』と考えると、原因は自分にあることになります。

じゃあなぜ大声で喋る人を見るとイライラしていたのか?というと、
・子供の頃いつも叱ってくる親戚が大声で喋る人だった
・大声ではしゃいでいたら「静かにしなさい!」と怒られていた
という私自身の経験に原因があったんですね。

つまり、「大声で喋る人は嫌い」「大声で喋ることはダメなこと」という価値観を持っていたから、そういう人を見ると反射的にストレスの反応が出てしまっていたんですね。

この『自分の反射・反応に気づく』というのは冷静になって考える必要があるし、意識的にやらないとできないことなのである種の高度なテクニックです。

「いや、うるさい奴みたら普通ムカつくでしょ」といってしまえばそれで終わりですが、そうなってしまうと”人生が終わるまでうるさい人を見たらストレスを感じる”ということになります。

イライラは最終的に自分だけを傷つける

desperate man crying under rain繰り返しになりますが、直接的に暴力を振るわれていたり、人格を否定されることをされている、言われているなら話は別です。それはしっかりと誰かに相談しましょう。

しかし「あの人を見るとイライラする!」とか「あの人はどうせ私のことをよく思っていない!」などというのは客観的な事実ではなく、主観的な解釈にすぎません。

私の話をすると、かなり主観的な解釈によってストレスに悩まされていたことがあります。
「上司は多分私のことをよく思ってないだろうな…。」とか
「後輩はどうせやる気がないし、頑張らないんだろうな」とか
「どうせ私が意見しても、周りから白い目で見られるんだろうな」とか
「あの人は〜してくるから嫌いだ!どうせ今も〜と思ってるんだろう」とか

〜だろう、〜かも、という風に自分の中で想像してしまって常にイライラしていました。

でも、これはどういうことをしているか?というと、イメージで例えるなら自分の真上に向かって鉄球を投げている感じです。どういうことか?というと、ただの自分の想像でイライラして、自分自身でストレスを貯めてしまっている状態です。真上に投げた鉄球は相手に当たるはずもなく、自分に向かって落ちて頭にゴンッとぶつかります。

ギャグのように聞こえるかもしれませんが、多くの人が抱えているストレスというのはこのように自分自身が発生させたストレスに悩まされていることがほとんどなんですね。

無駄に自分を傷つける必要はない

じゃあこのストレスから解放されるにはどうしたらいいのか?というと、方法は単純明快で『手放す』ということです。

よく『相手を判断(ジャッジ)しなくていい』というような表現をすることもあります。
つまり「あいつは〜だ!」とか「あれは〜だ!」とかいう判断(ジャッジ)をした時点で、自分の頭上に向かって鉄球を投げているとイメージしてもらえればわかりやすいでしょう。

その鉄球は誰に向かうでもなく、自分に向かって降ってきます。

わかりやすい例でお話すると、テレビで連日芸能人のゴシップを取り上げていますよね。
「俳優の〇〇さん、不倫疑惑!」とか「〜会社、脱税疑惑!」とか「政治家の〇〇、賄賂を受け取っていた!」とか。
こういうニュースを見ると反射的に「なんだって!こいつは悪い奴だ!こうするべきだ!」というようなストレスを感じると思います。

でも、いくら考えたところで自分が当事者であるわけではありませんよね。
判断するたびに自分の頭の上に鉄球を投げてしまって、自分に降ってきて、自分を痛めつけてしまいます。

この手のストレスから解放されるには、『手放す』『他人を判断(ジャッジ)することをやめる』ということです。

今すぐやって見てください。どうでしょうか。頭がパーッと解放される気持ちになりませんか?
意外と気づかないうちに”無駄なストレス”を発生させていた自分に気づくはずです。

まとめ

Little child girl plays astronaut. Child on the background of sunset sky. Child in an astronaut costume plays and dreams of becoming a spaceman.ストレスがなくなることのもう一つのメリットとして、自分自身が明るくなるという点です。

例えばイライラしている人って外から見て何となくわかりますよね。
近づき辛いし、話しかけ辛いし、いつもイライラしている人であればなるべく友達になりたくないでしょう。

でも、周りを気にせず、自分のことに集中して、ストレスフリーな人を見ていると、自分まで元気が出るし、一緒に仕事したいと思いますよね。

つまり、ストレスを手放すと周りとの人間関係も良好になりやすいのです。
無駄なストレスは百害あって一利無しなので今すぐ手放しましょう。

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