社会人になったら知っておきたいコミュニケーション術
新社会人になって新しい環境になったとき、誰もがその環境でやっていけるのか不安になるのではないでしょうか。
学生から社会人に切り替わるとたくさんの責任が付いて周り、周りからも社会人として見られるためプレッシャーとも戦わなくてはいけません。そこで、新しい職場で大切なのはきちんとコミュニケーションを取れるかどうかです。もちろん仕事が出来るのはとても大切な事です。
しかし、仕事がいくら出来てもコミュニケーションが取れなければ人間関係を円滑にしていくことは難しいです。基本的に会社は人と人とのコミュニケーションで成り立っているので仕事だけ出来てもだめなのです。では、社会人として必須のコミュニケーション能力とは何かを紹介します。
「傾聴」とは何か
今一番注目されているは「傾聴」です。これはカウンセリングで最も大切なコミュニケーションのスキルです。
これは医療や心理療法の分野で特に注目しているもので、自分の事を聞いてもらえる安心感や人に話すことで自分の気持ちや考えが整理できる事が効果として実証されています。
そして、これが何故ビジネスにつながるのかというと、意外とバリバリなビジネスマンにこの「傾聴」のスキルが不足している人が多いのです。特に営業ではこのスキルがかなり大事になっており、これをヒアリングとも言います。
「傾聴」のメリット
では、「傾聴」のスキルが身に付くとどのようなメリットがあるかを説明します。
人は誰でも自分の意見を聞いて欲しいと思っています。そして、その意見を共感して欲しいというのは誰でもあります。仕事でも自分の意見を聞いてももらえないと無視されているようなむなしい気持ちになってしまいます。そして、話そうとしている相手が人の話を聞いてくれない人だとしたら、「聞いてもらえないから、ムダ」とその人の事を相手にはしないのではないでしょうか。
誰でも自分の話を聞いている人と話をしたいものです。また、仕事ではお客さんや取引先のお話をしっかりと聞いてあげることが重要になってきます。
また、実際に「傾聴」をしなかったために、交渉に失敗したケースもたくさんあります。さらに、普段の人間関係でも聞き上手な人は自然と周りからも好かれているし、人が寄ってくるという事があるのではないでしょうか。
それくらい傾聴は大事な事なのです。相手先の人やお客さんの話を聞いてあげて相手が何を望んでいるのかを何が不満なのかを察してあげる事が大切になってきます。また、社内で部下や同僚との人間関係にも「傾聴」が大事です。
「傾聴」のスキルを磨くには
どうやってスキルを磨いていけばいいかというと、相手の話をひたすら聞いて聞き役に徹する事が大切です。
これで簡単だと思った人もいると思ったのですが、自分の意見を話さず相手の意見を一方的に聞くのは結構大変な事なのです。何故ならたくさんの人があなたの周りにはいるため、あなたの価値観に合わない話もあるからです。
自分の価値観と合う話を聞いているのは良いですが、違う意見だと思わず口を出したくなってしまいがちです。ですので辛抱強く話を聞いてあげることが大切です。
しかし、これをするだけであなたの周りの人間関係がガラっと変わってくるので是非試してみてください。