コミュニケーション

相手を否定せずに相手と違う意見を述べる~好印象会話テクニック~

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会話の中で相手と意見が違うなと思った際に、自分の意見を言おうと思うと、どうしても否定的になってしまうという経験はないでしょうか。
相手の意見を否定してしまうと相手に嫌な印象を与えがちです。

今回は相手に好印象を与えたまま違う意見を述べる際の会話テクニックをご紹介しようと思います。

 

初めに知っておきたい イエスバット法(Yes But法)

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会話テクニックでよく言われるYes・But法をご存じでしょうか。
イエスバット法とは、相手の意見を肯定(Yes)して、「でも」「しかし」(But)を間に挟み、その後自分の意見を述べるという話法です。

 

例を挙げてみましょう。

例(Yes・But法なし)

自分「私は〇〇だと思うんですよ」
相手「いや、自分は△△だと思うよ」
自分「どうしてそう思うんですか。絶対〇〇ですよ」
相手「いや△△だって」・・・

この場合、否定だけなので相手の意見をすんなり受け入れるという気持ちにはなかなかなりにくいのではないでしょうか。
このままでは意見が違うのでしばらく平行線な会話が続きそうですね。
では、次はYes・But法を見てみましょう。

 

例(Yes・But法)

自分「私は〇〇だと思うんですよ」
相手「なるほど〇〇もあるね(Yes)しかし(But)これだと××になるから、△△がいいと思うよ」
自分「そうかもね・・・」

いかがでしょうか。一度Yesで認めてもらったことで、少しは否定された気持ちが少なくなったのではないでしょうか。
しかし、最初から否定はされてはいないものの、どこか否定された気持ちがやはり残りますね。
ではどうしたらいいのでしょうか。

 

もう1ランク上の会話法

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Yes・But法よりもう1ランク上の会話法をお伝えします。

それは会話の間にBut(否定)を挟むのではなく、肯定的な接続詞を挟みます。それは「あとは」「そして」「実は」といったものです。さらにその後質問で返すと良いです。

 

自分「私は〇〇だと思うんですよ」
相手「なるほど〇〇もあるね(Yes)あとは(肯定)××という可能性も考えて△△っていう考え方もあると思うんだけどどうかな?(質問)」
自分「確かにそう考えると△△もありかもしれない」

 

いかがでしょうか。

Yes・But法に比べると否定されている気持ちも大分少なく感じませんでしょうか。また、質問をすることで、その後建設的な話し合いが出来る可能性の高い話法です。

 

さいごに

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自分が相手を否定しない言い回しにするだけでも無用な言い争いはなくなります。友達と意見が食い違った時や会議の時など、相手を傷つけずに話を建設的に進めたい時に是非この話法を使ってみて下さい。きっとスムーズに会話を進めることが出来ると思います。相手と良い関係性を作っていく1つの参考として頂ければ幸いです。

 

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