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仕事のミスで悩まなくなる「自分ルール」を作るコツ!

社会人になって仕事で失敗した時に落ち込んでしまう方も多いのではないでしょうか。
もちろん落ち込むことは悪いことではありません。

落ち込んで家でグッタリして何も手につかない、目の前の景色が暗く感じてしまうこともあるでしょう。

それはそれで経験として人生に深みが出るし、後輩ができたときにはその話はあなたが語れる人生経験としてのちに役にたつでしょう。

問題なのは落ち込むことではなく、仕事のミスにその後どう対処していくかです。
特に会社に入社してすぐや、初めてやることであれば失敗するのなんて当たり前。落ち込んでネガティブになると冷静に物事を見れなくなってしまい、「もう嫌だ…」と自己嫌悪になり負のスパイラルになることもあります。

最初に言ったように落ち込むことは当たり前です。人間なんですから。
「人間だから落ち込むことは当たり前」ということを理解した上で、落ち込んだ時のために「自分ルール」を作っておきましょう。ネガティブになっていても、その何も考えず自分ルールを作っていればネガティブな自分に冷静に対処することができます。

失敗するのは当たり前

desperate man crying under rain

まず失敗への捉え方ですが、よーく考えれば失敗することなんて当たり前であることがわかります。

もし自分の会社で偉そうに人の失敗を責めている人がいたて、「あなたは何も失敗せずに今までやってきたんですか?」と質問すると間違いなく口ごもるでしょう。
もちろんそんなことを言ったら余計怒られるのでオススメしませんが。

失敗を責めてくる人のほとんどは、自分のことしか考えていません。心の裏では
「お前が失敗したから”自分が”上司から怒られる!」とか
「お前が失敗したから”自分の”仕事が増えてしまった!」とか
「お前が失敗したから”自分の”評価が下がった!」とか
そんなのは無視でOKです。

失敗するのも、怒られるのも社会人であり、組織の中にいるなら当たり前。
そこに一喜一憂する必要ないですし、「失敗はダメなことだ」と思っていたら社会人生活は辛くなるので「失敗するのは当たり前」という程度に思っておきましょう。

失敗はプレゼント

「失敗するのは当たり前」だからといって毎回同じ失敗するのもNGです。
失敗した後には成長のステップに進んで行くことが必要です。失敗したことではなく失敗した後で人の人生は大きく変わっていきます。

そこで一つ知っておいて欲しいのは『失敗はプレゼントだ!』と思うマインドセットです。
「は?プレゼントなんて思えないよ!」と思うかもしれませんが、失敗というネガティブな体験は自ら進んで自主的に起こすことは難しい現象です。

失敗なんて誰もしたくないんです。意図的に失敗できることなんて”失敗”とすら呼べないでしょう。

例えば海外旅行に行くという楽しそうなことって、誰から積極的に準備したりしますよね。でも「海外旅行中にお金を盗まれた!」というネガティブなトラブルに遭ったとしたらそれって自主的に起こしたことではないはずです。

誰もネガティブな体験を自主的に進んで起こしたいと思っていないんです。
だからこそ『失敗』という体験自体は意図的には引き起こせない『プレミアムな体験』です。

失敗への反応を変える

もし今何かに失敗していて落ち込んでいる人からすると「プレミアムな体験!?ふざけんな!」と思うかもしれませんよね。
でも前述した通り“失敗したこと“ではなく“失敗した後“にどう行動するかで人の人生は変わっていきます。

どういうことかというと、ポジティブな体験なんていうのは、誰でも喜んで受け入れます。つまり、ポジティブな体験に対する反応はみんな一緒です。「うれしー!」「たのしー!」という反応のそれ以上でもそれ以下でもありません。

人の人生を大きく変えるのは「ネガティブなことが起こった時にどう反応するか?」の方です。

例えばネガティブなことが起こった時に
①愚痴をいう(もしくは心の中で文句をいう)
②成長のタイミングと考える
という選択肢があったとすると、90%以上の人の反応は無意識に①を選びます。
というのも、人間は防衛本能として自分の心を傷つけないため、ショックを与えないために責任を誰かに押し付けたいという本能があります。つまり「俺は悪くない!」と思う本能です。

これは良い悪いではなく、本能の話なので「へ?」くらいに思ってください。

そこでなんですが、失敗した時の自分に注目してみてください。無意識に誰かのせいにしたくなりますから。
ここから先が大事です。愚痴ってしまったら「これは防衛本能だ!」と自分自身で客観的に見るということです。
90%以上の人は防衛本能に流されてしまい、「この失敗は自分を成長させるタイミングだ!」というステップまで行かないんですね。

つまり「人のせい”で終わる」か、「人のせいにしたいけど、自分にも原因があるかも」と一つ高い思考で考えることができる人が成長するということです。

■まとめ

Man holding cardboard paper with happy smiley face printed on. Happiness and joy concept.

失敗は誰でもすることなのですが、「失敗よりも大切なのは失敗した後にどう考えて行動するか?」という部分で人の人生は激しく変わっていきます。

落ち込んでいる時には冷静にこんなことを考える余裕もなくなるので、スマホなどにメモしていて失敗した時には見返しましょう。この他に自分が「これは良い!」と思ったものはどんどん「自分ルール」として決めておけば感情に人生を左右されません。

この考えか方をしていると、自分が成長して同じ失敗を繰り返さないようになるどころか、客観的に見ても評価が高くなります。
自分が上司として愚痴っているだけの後輩と、落ち込むんだけど自分の成長にフォーカスしている後輩がいたら絶対後者を大切にしたいと思いますよね。

ぜひ参考にしてください。

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