新入社員向け

若手がさらなる成長を目指す時役立つ「昔ながらの仕事の取り組み方」って?

若手の社員がもっと成長したいと望んだ時、どんなことを心がければいいのでしょうか。若手の社員らしく最近トレンドになっていることを取り入れて成長の糧にするのは、もちろん有効的な考え方です。

ですがもう少し見方を変え、昔ながらのやり方を試みてみるのも逆に新鮮です。
温故知新という言葉もあるぐらいですから、昔ながらのやり方は思いのほか仕事の成長の手助けになることがあります。

そこで若手社員の成長のきっかけとなるような昔ながらの方法を、これから紹介していきます。

先輩社員について、仕事を見てコツを覚える

昔の職人はあれこれと手取り足取り教えるのではなく、見て覚えることをよしとしていました。今の若い社員からすれば「詳しく説明してもらわないとわからない」と不満をついこぼしたくなってしまいがちですが、これは昔の職人が教えるのをサボっていたわけではありません。
仕事に向き合っていくうえで大事な着眼点を自然と養うことや、仕事への集中力を高めるためにそうしていたと考えられます。

できる先輩社員について間近で仕事を見ていれば、どんなところが仕事のコツなのかを目の当たりにします。目の前で仕事を行っているのですから、見逃すはずありません。そして黙っていても先輩社員が懇切丁寧に教えてくれるわけではないので、それこそ一瞬たりとも気を抜かない集中力でもって、先輩社員の仕事を観察しなければいけないでしょう。

これを繰り返すことで仕事への観察力と集中力が養われ、どういうコツがあるのかを見抜けるようになります。どういうコツがあるのかを見抜ければ、もちろん成長への足がかりになるのは言うまでもありませんよね。

また見て覚えることを習慣付ければ、いろいろな人に応用できます。仕事のノウハウは真似するところから覚えるのが近道なのは間違いないですし、昔の職人のように仕事を見てコツを覚えるのは効果的なやり方です。

ポイントとなる仕事に対しては全力を注ぐ

conceptual image, methaphor of busy and fast business, man with airplane desk

仕事は効率的に取り組むのが現代の鉄則ですが、若手の社員であまりにもソツなく仕事をこなすのは成長を止めてしまいかねません。決められた勤務時間の中で全力を出すことなく仕事をスマートにこなすのは確かにスタイリッシュで現代的ですが、あまりに小器用にこなし過ぎるとそれ以上の成長がないものです。

そこで考えたいのが、ポイントとなる仕事に対して全力を注ぐ取り組み方です。
ここは頑張らなければいけない、踏ん張らないといけないと思えるポイントとなる仕事に対しては、後先考えないで全力を注ぐのも成長へのきっかけになります。

例えば、あえて残業や休憩のことはあまり考えず、目一杯に働くことを目指します。余力を残さずリミッターを超えて働くことは、現代の働き方としては合っていないのかもしれません。
ですがそんな昔ながらの働き方で結果を出すことを体得すれば、いずれ必ず役に立ちます。
体や心が壊れてしまうほどの負荷をかけるのはもちろんいけませんが、どれぐらい頑張れるのか自分を試すつもりでギリギリまで頑張ることを早めに体験しておくのはとても大切です。

また、どのぐらいの仕事量をこなせば精魂尽き果ててしまうのか、社会で働いていくうえでは限界を探ることも重要です。ボーダーラインを知っておけば「ここまでは頑張れる」という目安がわかりますし、昔ながらの働き方が現代でも活きることはあります。

仕事の質を向上させるために仲間と本音の意見をぶつけ合う

People Meeting Connection Social Networking Communication Concept

今はコミュニケーション重視で、いかにお互い傷つけ合わないのかを最優先させる時代ですが、仕事の質を向上させるためなら仲間と本音の意見をぶつけ合ってもいいはずです。相手の悪態をつくのは御法度ですが、仕事に関することで本音の意見をぶつけることは決して恥ずかしいことではありません。

なあなあの関係ではどうしても妥協ばかりになって仕事の質が向上しにくいですし、腹を割って話さないと相手がどう思っているのかわからなくて不安になってしまうこともあります。
単に不満をこぼしたり愚痴を言うだけでは相手に聞き流されてしまってもしかたないですが、心から出た本音の意見だったら相手もしっかり耳を貸してくれるはずですよね。

人間関係の風通しをよくすることは職場においてとても重要ですが、それは単に気を遣って機嫌をうかがうだけでは不十分です。仕事のことで信頼できる相手だと見込んだら本音の意見を忌憚なく言い合い、仕事の質を向上させるために努力することも大事です。

まさしく昔ながらのやり方ですが、現代でも意外と通じる場合がありますよ。

昔ながらの仕事のやり方から学ぶべきこと

昔ながらの仕事のやり方は、決して時代遅れではありません。それどころか学ぶべきことがいくつもありますので、若手の社員が伸び悩んでいる時には参考になります。

社風や人間関係や方針がありますからすべての局面で等しく通用するわけではないものの、手詰まりになったら新しいトレンドばかりを追いかけるのではなく昔ながらの仕事のやり方にも注目してみるといいかもしれないですね。

一緒にこんな記事も読まれてます。

© 2023 wakus