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 他人より少しだけ早く動く!先を読む力を伸ばす3つのコツ

何かの仕事を任された時に「そういえば前も同じ状況になったことがある」「こうすれば上手くいくのではないか」と、過去の経験に基づいて少し先の未来を予測するのが『先読み力』です。

先を読んで他人より少しだけ早く行動することは、仕事では必ず求められる能力です。先を読んでいち早く先手を打てるかどうか、それが結果を大きく左右することは珍しくありません。まだ何も知らない新人は、先を読む力はあまりありませんが、長く働いてきた人は少しずつ先が読めるようになってきます。

今回は、『先読み力』をどのように身につければ良いのか、意識や考え方について3つのアドバイスします。

 

1.過去をよく思い出す

初めての仕事はうまくできないこともありますが、すでに経験している仕事ならある程度先を読んで仕事ができるのでうまく進めることができます。まったく同じように進むこともありませんが、ある程度は過去と同じように進むことが多いので、やはり過去の経験はとても役立ちます。

仕事では同じ失敗をすることはできません。2度同じ失敗を繰り返したら無能呼ばわりされかねませんので、それだけは回避しないといけないです。そのためには過去をよく思い出しどれだけ先を読めるのかが、仕事の明暗をわけます。

先を読むことで最も気をつけなければいけないのは、どういう行動をすれば成功するのか、しっかり考えることです。そうして先読みできれば、他人より少しだけ早く動くことが可能です。どんなリスクがあるのか明らかにすることで、どう仕事をするのが正解ルートなのかわかります。正解ルートが見えていれば迷わないですし、あとはそれを信じて進めば良いだけです。サッと動き始められれば、それで先手を取れます。

何もわからずに考えなしにパッと動くのは怖いですが、前もってリスクがわかっているなら安全に行動しやすいです。過去をよく思い出して先を読む参考にすることが、結果的にスピード感のある行動力につながります。

そして過去の経験が先を読むベースになっているのですから、新人の内からいろいろなことを経験しておくことが非常に重要です。過去の経験が先を読む際の貴重な材料になるということをよく覚えておきましょう。

 

2.他人を参考にする

自分が経験したことのない仕事で、先を読むのは不可能だと白旗を上げていたら、ただ単に仕事をこなすだけにとどまってしまいます。先読みしたくても経験したことがなければ先読みできないだろうと言い訳したくなりますが、たとえ過去に経験がなくても、他人を参考にすれば先読みすることはできます。

もしも周りに同じような経験をした人がいればその人に聞けば良いだけですし、周りにいないならネット等を使って同じような経験をした人の口コミや体験談を調べればわかることですよね。それらの情報はあくまで他人が経験したことに過ぎませんから、自分に置き換えて考えるのが絶対に正解なのかと言われると断言できません。ですが先読みするのにあたり貴重な情報源となることは疑いようがないです。他人のことを参考にするのもOKで、先読みする際の情報はあるに越したことありません。

もしも他人のしたことが良いと思えば自分もやれば良いだけですし、悪いと思えば反面教師にすれば良いのです。その考え方を持つだけで、ある程度先を読むことが可能ですよね。まだ自分は経験していなくても、先を読むことができます。

さらに先読みに磨きをかけるなら、他人の行ったことに対して自分なりのプラスアルファを加えて先読みすると予測の精度がアップします。他人がこうしてこうなったのなら自分はこうすれば上手くいくはずだと、先読みに磨きをかけます。この一工夫により、先読みがさらに確実性を増すというわけです。そこまで先読みできていればたとえ過去に経験がない仕事でも、他人より少しだけ早く動くことができます。

 

3.仕事の情報を広く浅く集めることを習慣にする

「もしかしたらこうなるのでは」と先を読むためには、まず仕事に関する情報を広く浅く集めることが大事です。それにより、何らかの予兆に気付きやすくなります。この気付きが先読みのスタート地点になりますので、情報を広く集めることを決して怠ってはいけません。

たとえ深く掘り下げなくても、情報さえキャッチしていれば先読みするための材料には十分事足ります。情報の信憑性などはもちろん精査しないといけないですが、まずは情報を早くキャッチすることが先読みにおいては非常に重要だと覚えておきましょう。何も情報を知らなったら、先を読むも何もありませんよね。

仕事ができる人の中には動物的直感が働いて瞬間的に先読みできるケースもありますが、それはどちらかといえば持って生まれた才能による部分が大きいです。それもまた仕事で成功するためには必要な能力に他ならないですが、それほど恵まれた天性の才能が備わっていることは稀です。

それなら特に才能がなくても先読みできるように、情報をきちんと収集する習慣を身につけておいたほうが確実です。情報をきちんと収集できたからといってすぐに先読みできるほど甘くはないですし、先読みしたからといってその読みが正確だったかどうかは実際になってみないとわからないものです。ただ先読みできていれば実際そうなる前に先手を打った行動が起こせますし、先読みのために情報収集は欠かせないです。

 

さいごに

先読みできると行動がスピードアップ

先読みできるとどんなメリットがあるのか考えた際、最も顕著なのは行動を起こすスピードがアップすることです。先読みできていなかったら行動できなくて立ち止まってしまいますが、先読みできていれば止まることなくすぐ動けますよね。

自分自身の経験や他人の経験をベースに先読みするのはもちろんですし、普段から情報収集を怠らなければ、先読みの能力は次第に身についてきます。先読みできるのとできないのとでは大違いですので、先読みできるようにスキルアップしていきましょう。

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