プレゼンテーション

【プレゼンテーション】アガリ癖を克服して緊張しなくなる方法があった!

「自分は人と付き合うのがうまい!」と胸を張って言える人ってなかなかいないですよね。緊張せずに人と会話できる人は世の中で珍しいと思います。

特に社会人になって緊張するのがプレゼンテーションなど自分の意見を言う時です。
目の前に座って聞いている人がなぜか厳しい審査員のように思えてきて、頭が真っ白になることもあるでしょう。
「覚えてきたことをしっかり言おう…」とすればするほど伝わらないプレゼンテーションになったりします。

この記事では、緊張知らずに人間になる簡単なコツを紹介します。

練習すればするほどアガリやすくなる

Group Of Designers Having Brainstorming Session In Office

私自身セミナーをする立場の人間なので、人前で喋る時の恐怖心というのは痛いほどわかります。特に慣れていない時というのは人前で喋るのは恐怖以外のなにものでもありません。

ではその恐怖を最大限和らげるコツとは何だと思いますか?
私は最初「不安がなくなるまで、たくさん練習すること」だと思っていました。
でも実は逆で、練習すればするほど不安というのは高まってきます。

プレゼンの場では予想外の質問なども飛んでくるケースがあるので、練習したもの以外の質問がくると頭が真っ白になって「自分はなにを言っているんだろう…」と目が回りそうになってしまいます。
これは学生から社会人になる時の面接でも同じですよね。

練習すればするほど機械のようになってしまい、面接官に「この人、なんかテンプレ通りの答えしか言わないな…」と思われてしまいます。

じゃあどうやって克服すればいいのかというと、実は「自分が見る側になった回数がどれだけあるか?」が大切です。

緊張しているのは自分だけ!

緊張を克服するには「自分が見る側になった回数がどれだけあるか?」が大切ですが、もちろんただ見ている・聞いているだけではダメです。

プレゼンをしている人を見るのではなく、観察するのは自分自身です。

例えば、自分が休日の時間を割いて、お金を払って好きな芸人さんのお笑いライブを見に言ったとします。会場に到着し、ワクワクした気持ちで指定席に付き、カーテンが開くのを心待ちにしていたとします。

開演のブザーが鳴り、好きな芸人さんが登場しました。
しかし、芸人さんが緊張していて、見てる側としては全く面白くありません。
「すみません…緊張しちゃって…」と申し訳なさそうだったとします。
見てる側からしたら「そんなの知らないよ!!ちゃんとやってよ!!」という感じですよね。

つまりどういうことかというと、「緊張しているのは自分だけ」です。

もし自分が風邪をひいて、病院に行ったときお医者さんが「すみません…私人見知りで…」と言われたら「知らないよ!!診察してくれよ!!」と思いますよね。

緊張やあがり症は観客・お客さんからすると本当にどうでもいいのです。

自分が緊張をやめれば緊張は無くなる

Silhouette of a girl that does yoga and meditation in the mountains at dawn. Stock image.

要するに、緊張しているのは自分だけ。
これはコンプレックスに似ています。

例えばあなたにはコンプレックスが何かあるでしょうか?
私であれば足が短いのがコンプレックスです。でも、この記事を読んでいる人にとっては本当にどうでもいいことですよね。

もし私が街中に立って「私の足が短いことが、自分の人生にとって大問題だという方はいらっしゃいますかーー!?いたら手をあげてください!!!」と叫んだら「は?」と言われると思います。

つまり、気にしている自分だけ、手をあげているのは自分だけです。自分が手を下ろしてしまえば、コンプレックスは消えてしまうのです。

緊張を利用してプレゼンテーションをしよう!

「確かにそうかも。…とは言っても緊張しちゃうよ」という方もいると思います。
もちろん私もいまだにセミナー前は緊張します。

まず理解して欲しかったのは「緊張してもお客さんにも自分にも何のメリットもない」ということです。それを踏まえた上で緊張に対処していきましょう。

じゃあどうするのかというと、『緊張を楽しむ』ということです。
人間はストレスを感じた時、「逃げ出したい!」という心理と、「乗り越えてやろう!」という心理のどちらかを選びます。

心理学では「逃走・闘争反応」と言われています。つまり、「逃げるか戦うか?」ですね。
緊張した時に「落ち着こう…落ち着こう…」と考えるのは、そのストレスと向き合わないようにしている状態です。

実は逃走反応を選ぶと、ストレスに弱いメンタルになることが心理学ではわかっています。
逆に緊張してきたときに「よっしゃー!テンション上がってきたー!!」を緊張をいい反応だと捉えると、成長ホルモンが分泌されることがわかっています。

これのすごいところは「緊張は自分のテンションを上げてくれる味方だ」と思うだけで思うだけでいいという面にあります。

緊張=テンションが上がってると捉えてプレゼンした学生のプレゼンは、観客から「あの人のプレゼンは明るく元気でとても良かった」と評価されたという実験結果もあります。

逆に緊張=悪いもの・落ち着かなきゃと捉えた学生のプレゼンは覇気がなく「あの人のプレゼンはぎこちなく、おどおどしていて見てて不快だった」という評価を受けています。

つまり『緊張を楽しもう!』と思っているだけで人前で喋ることはある程度うまくいってしまうのです。

まとめ

Audience Listening To Presentation At Conference

まとめると下記の通りです。
・緊張は観客にとってはどうでもいい
・自分が手を下ろせばコンプレックスは無くなる
・緊張は抑えるものではなく利用するもの

ゆっくりとでもいいので、現実レベルで実践してみてください。
人まで緊張しなくなると自分のできることがグンっと増えていきます。

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