1日の大半は仕事の時間が占める人が多いと思います。
例えば寝る時間が22時-6時の8時間だとすると24時間のうち8時間、つまり1/3は睡眠に使っているということになります。
仕事も同じように1日8時間働いているなら1日のうち1/3は働いているということになります。なので単純計算で1年の1/3は働いているということになり、人生の1/3は働いているということになります。
休日を入れるともっと少ないかもしれませんが、かなり大量の時間を投資しているのは間違いありません。
そうなると「仕事をもっと楽しめたらどんなに幸せだろう…!」と思う人も多いはずです。
このようなビジネススキルの記事を読んでいる人は自分のスキルを伸ばして仕事を楽しもうという意識がある向上心が高い人だと確信しています!
ということでこの記事では、仕事を楽しくする方法についてご紹介します。
天職とは何なのか?
『天職』という言葉が先行してしまい、「まるでどこかに天職があって、それを見つけられた人はラッキー」のような使われ方をしている感じがします。しかし、同じ物を食べても「美味しい」「不味い」と感じる人がいるように、『天職』とはどこまでいっても主観的な話であって、客観的な評価ではありません。
つまり「これはやりがいのある仕事だ!」という仕事は人によって違います。
野球選手のイチロー選手は野球で輝かしい成績を残していて、誰から見ても天職を見つけているように感じるかもしれませんが、「イチローと同じくらい野球をやれ!」と言われて頑張れる人はいないでしょう。
天職とは、「誰に聞いてわかるものではないし、旅をすれば見つかるもの」でもありません。
このことを体感的にわかっている人も多いと思います。
「誰に聞いても答えてくれることじゃないから難しいんだよな?」と感じている人もいるでしょう。
ここでは天職を見つける方法というような大げさな話ではなく、仕事を楽しくする具体的な方法を紹介していきます。
仕事を楽しくするには〇〇すること!
仕事にやりがいを見つけている人には共通点があります。
それが本気で取り組んでいるということです。
意図的に本気で取り組むのか、本気で取り組まなければいけないほど追い込まれてしまったという状況はさておき、自分の仕事に集中(没頭)したことがある人は仕事の楽しさを発見しています。
例えば旅行でイメージしてみてください。
カンボジアのアンコール・ワット遺跡に観光に行ったとします。
最初は「うわ?すごーい!」という感じで感動するかもしれません。でも1日、2日、3日と毎日アンコール・ワット遺跡を見ているとだんだん飽きてきます。
「もうここはこの前見たよ…」という感じで。最初は楽しかった観光もだんだん苦痛になってきます。
ではアンコール・ワット遺跡に没頭してみるとどうでしょう。
まずはアンコール・ワット遺跡が作られた歴史を調べると思います。
・いつできたのか?
・何の目的でつくられたのか?
・なぜあの形になったのか?
・誰が作ったのか?
などなど、調べ出したらキリがありません。
それを調べているうちに戦争の話などに派生していき、いつのまにかアンコール・ワット遺跡に没頭していき、楽しくなってしまう。
何が言いたいのか?というと、物事は表面的な部分ではなく、奥深くの部分が面白いということです。
iPhoneも調べれば色々な使い方があるし、なぜiPhoneが作られたのかの歴史を追うと面白いですよね。
仕事も同じなんです。
脳は意識したものしか見えなくなる
「仕事に本気で取り組む」ということには様々な恩恵があります。
というのもの、人間の脳は意識したものしか見えなくなるという機能があります。
「自分は仕事を理解した。だからもうやりがいはない。」と思っていると、本当にそういう面しか見えなくなっていまうのです。
人間関係で例えて見てもわかると思いますが「あの人は嫌いだ」と思っていると、何気ない仕草にでさえケチをつけたくなってしまいます。
これは脳科学で『確証性(かくしょうせい)バイアス』と言われています。つまり自分の考えに当てはまることを探し出すということです。最初に説明したように『やりがい』というのは主観的なものなので、究極的には自分の好奇心が大切になってきます。
ディズニーランドに行っても、「ディズニーランドなんて子供騙しでつまらない、人混みがすごくて気分が悪くなるだけ」と思っていたら絶対に楽しめないですよね。
さらに本気で取り組むと、自分が特に得意なこと、好きなことというのがハッキリとわかってきます。それが結果的に『やりがい』になります。
まとめ
やりがいは主観的なものです。
ゲームでもじっくり攻略して全てのアイテムをゲットしてからボスを倒すことに楽しさを感じる人もいれば、タイムアタックのように素早くクリアすることに楽しさを感じる人もいます。最弱の武器でボスを倒すことが楽しいという猛者もいます。
このようにやりがいとは自分で見つけ出すものなので、主体的な行動が必要になってきます。
その方法としてもっとも有効なのが「本気になって取り組んでみる」ということです。
ダラダラしても、本気で取り組んでも、仕事にかける時間は同じなので、だったら本気でイキイキと取り組んだほうが有意義ですよね。
騙されたと思ってやって見てください。新しい発見があるはずです。