自己啓発

成功のプロセスに固執しない仕事術とは?

仕事で成功したプロセスというのは、どうしても固執したくなります。過去に大きな業績を上げていたら次もそのプロセスで仕事に取り組めば良いと、安易に結論を出してしまいがちだからです。

ですが成功したプロセスは、基本的に1回のみ使えるプロセスだと割り切ったほうがいいでしょう。
なぜなら現代はたった数年前でも一昔前といわれてしまうぐらい、仕事を取り巻く環境がすぐに変わってしまうからです。変わっているにもかかわらず過去に成功したプロセスにいつまでもすがっていたら、今度は失敗するのが目に見えています。

そこで成功プロセスを思い切って捨ててしまう、チャレンジ精神を忘れない仕事術について紹介します。

自分より若い世代の人からヒントを得る

もし過去に成功した体験があれば、「自分より若い世代の人が行う仕事は何の参考にもならないだろう」と判断してしまうかもしれません。若い世代の人は技術が未熟であったり経験が不足していたりなど、仕事の能力的に不十分な一面があるのは確かです。

ですが、若い世代の人は世の中のトレンドを肌で体感していて、仕事に役立つセンスも有しています。また、まだ成功をおさめていないため「絶対に成功してやろう」という貪欲さとチャレンジ精神も持ち合わせています。

これはとても参考になると同時に、仕事をするうえで大きなヒントになってもおかしくありません。

もしもその謙虚さを忘れて過去の成功プロセスにこだわり続けていたら、若い世代の人の良さにいつまでも気付かないまま失敗する可能性さえあります。過去の成功プロセスがすでに今のトレンドにマッチしていなかったら、上手くいくはずもありません。
そして成功するだろうと思っている分、失敗した時のリカバリーはどうしても遅れがちになります。つまりさらに失敗の深みにハマってしまい、抜け出せなくなる恐れがあるのです。

成功プロセスにはどうしても酔いしれてしまい「まだまだいける」と慢心しがちです。ですが「成功したその時からもう古くなっている」と肝に銘じ、自分より若い世代の仕事への取り組み方にヒントを得ようとする謙虚さが大事です。

グローバルな視点を常に忘れない

日本は周りを海に囲まれた島国なので、井の中の蛙にどうしてもなりがちです。今は通信環境が非常に整備されているので、諸外国の情報が断絶されているわけではありません。むしろパソコンやスマホを使えば遠く離れた国々と簡単にコンタクトを取れる、それほど身近になっています。

ただそれでも脈々と根付いてしまった島国根性はそう簡単になくならず、グローバルな視点を忘れてしまうことがあります。世界に目を向けていないことが転落のきっかけとなるケースは、往々にしてあります。

なので、世界に目を向けようとするグローバルな視点を忘れないようにしないといけません。「日本ではこのやり方で成功したかもしれないけれど海外ではどうだろうか」「もっといいビジネスモデルがあるのではないか」とグローバルな視点で仕事を捉えれば、成功プロセスにそれほど強く固執しないですみます。

また、グローバルな視点をもつことで海外との競争意識が自然と芽生えてきますし、チャレンジ精神を失うことなく仕事に取り組めます。

今までやっていなかったことにこそ、次の成功がある

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成功プロセスを繰り返し試みようとするのとは正反対の取り組み方があります。それは、今までやっていなかったことを頑張る取り組み方です。成功プロセスを繰り返していれば楽だと感じてしまいますが、そもそも楽なビジネスなど、どこにもありません。

そのような取り組み方では、早々に行き詰まる可能性が高いということです。

成功は「今までやっていなかったことの中」にあります。
新しいことに対して恐れることなく、飛び込んでいかなければいけません。

今までやっていなかったことはとても新鮮に感じるので、おっかなびっくりで不安な面があると同時に期待に胸膨らむ高揚感も覚えるはずです。そのいい意味での緊張感と高揚感が精神的に好影響を与え、次の成功へとつながります。

たとえば慣れ親しんだ部署を離れたり、新しい役職に就いたり、転勤したりなどがそうです。これらの辞令や打診があったらネガティブにとらえるのではなく、成功する可能性が高まったぐらいに考えたほうが良いです。過去の成功プロセスはあえて忘れてしまい、新天地で次の成功プロセスを探すようにしましょう。

成功プロセスに固執していては先がない

Man celebrating success on top of a mountain with one arm Raised and Hands Closed

何年経っても仕事を取り巻く環境が変わらなければ、成功プロセスだけをやっていればいいのかもしれません。ですが今の時代の流れはそれほど悠長ではなく、日々変わっていると言っても過言ではありません。

成功プロセスには固執せず、すぐ次へと意識を切り替えることが大切です。
若い世代の人の仕事ぶりを参考にしてグローバルな視点を忘れず次の成功プロセスを貪欲に探すことが、仕事で成功し続けるための秘訣の1つです。

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