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メンドくさいことを後回しにしない仕事術とは?

社会人に限らず「メンドくさいこと」って人生において結構ありますよね。
仕事で言えば書類の整理や雑事、プライベートで言えば部屋の掃除、洗濯など。こういうやれば良いのに、ギリギリまでやらない事ってかなり多いのではないでしょうか。

心理学や脳科学でも『すぐやる人は人生がうまくいく』という風な研究結果が示されていることがあります。

問題は「それはわかってるんだよ!」ということですよね。
例えばダイエットでも成功する方法の答えは単純で、運動と食事制限をすれば誰でも達成できるんですよね。スムージーダイエットという楽な方法に頼っても、「スムージーを作るのがメンドくさい」となるくらい人間の脳は怠け者なんです。

この記事では、その怠け者の脳をうまくコントロールするコツをご紹介します。

やりたくないことは誰にでもある

desperate man crying under rain近年ではYouTuberブームで「好きな事で生きていく!」という言葉が流行りましたが、じゃあ天職に付いている人や億万長者がいつもで『やりたいこと』だけをして生きているのか?というとそうではありません。

例えばプロ野球のイチロー選手は「練習が嫌い」と公言しています。YouTuberでも最高トップクラスで年収何億円も稼いでいるヒカキンさんでも「動画編集がメンドくさい。毎日コンビニ弁当を食べながら動画編集している」というインタビューを見たことがあります。

つまり、『やりたくないこと』というのは誰にでもあるということです。
私自身もやりたくないことを素早くこなすために、色んな心理学や脳科学、テクニック、モチベーション術などを調べました。時には楽しくなるために工夫したこともあります。
いくつかは効果を感じられましたが、「そんなことを考える時間があったらさっさとやった方が早い」という結論になったんですね。

つまり『やりたくないこと』なんて誰にでもある。と受け入れること、諦めることって意外と大切だったりします。

メンドくさいことは無限に湧き出てくる

「誰でもやりたくないことはあるんだから、諦めましょう」とは言ってもそれって何の解決にもなっていないですよね。

ということで解決策をシェアしていくのですが、メンドくさいことというのは無限に湧き出てきます。それを解決してくれる50%の要素は『ツール』です。

例えば「洗濯がめんどくさい!」と感じれば全自動洗濯機を買うイメージです。
しかし、全自動洗濯機を買っても、「そもそも洗濯機に入れるのがメンドくさい」と思ってしまえば全自動洗濯機も意味を成しません。

仕事も時代とともに便利ツールを導入していっていると思いますが、必ずどこかに”メンドくさい”という部分は存在するんですね。

つまりツールを使う『人間』がメンドくさいと思った時点でメンドくさいことは現れるのです。つまり解決してくれる『人間』がメンドくさいことを解決残りの50%だということです。

もっと平たく言えば「自分を変えましょう」ということです。

自分の分担を分けて考える

「自分を変える」という時に役に立つのが心理学や脳科学です。
じゃあどういう風に変えればいいのか?というと、何かメンドくさい作業を取り組む時に人は”全て自分がやらなければいけない”と思います。

「え?当たり前でしょ」と思うかもしれません。

例えば会社から100冊の書類整理を頼まれたら、あなたの仕事は100冊分です。
ダイエットで10kg痩せようと思ったら、自分自身の体重が10kg減るまで頑張らなければいけません。

ここで大切なのは問題は”考え方”です。

どういうことかというと、「全て自分で片付ける」と考えるとタスク自体が強烈に重く感じてしまうんですね。これが一種の「メンドくさい」という考え方に繋がります。

じゃあどうやって考えれば良いのかというと自分という存在を分割して考えるという方法があります。
つまり、明日の自分をある種の『他人』と考えるということです。

100冊の書類整理があるとしたら「100冊自分がしなければいけない…」と思うのではなく、「今日の自分の分担は20冊だ、もう20冊は明日の自分、もう20冊は明後日の自分…」という風に自分という存在を『他人』と認識することで、気持ちが「今日の自分役割分担は20冊!これを達成しよう!」という考え方に変わります。

つまり「100冊もある…」と思うから辛いんですね。「100冊もあるのに、今日の自分は20冊だけで良い!」と思うとちょっとラッキーな気持ちになります。

もっと分割するとしたら「10冊は午前中の自分の分担!もう10冊は午後の自分に任せよう!」という風に分割すればもっとやる気は出るでしょう。

どんな仕事も結局は1つ1つの積み重ねなので、やっていること自体は意外と簡単なことばかりなのです。それを達成までの全ての道を最初から考えてしまうから「メンドくさい」と思ってしまうんです。

人間は感情に向かって行動する

そしてメンドくさい作業に取り掛かるもう一つコツがあります。
それは『終わった後の自分を想像する』という方法です。

「人は感情に向かって行動する」と心理学ではよく言われます。
例えば、筋トレって苦しいし、辛いし、メンドくさいですよね。でも毎日筋トレをしている人と、始めるけど断念する人がいます。断念する人も「継続が大事なのはわかってるんだけど…」と知っているはずです。

継続できないかできるかは、どの時点の自分を想像しているかということに大きく依存します。

筋トレが好きな人も普通の人と同じように筋トレは辛いし苦しいんですね。でも、筋トレが好きな人は『終わった後の達成感』を想像していたりします。一方で続かない人は『やっている最中の苦痛』にフォーカスしていたりします。

そして筋トレが終わった後に
・継続できる人→爽快感を感じる
・継続できない人→辛かったトレーニング中を思い出す
という違いが出てきます。

これを仕事に応用するとしたら
・メンドくさい作業を終えた後、自分はどんな気持ちか?
・メンドくさい作業を先延ばしにしたら、自分はどんな気持ちか?
にフォーカスしてみてください。

「メンドくさいことをさっさと終わらせて、気分よくテレビを見たい!ご飯を食べたい!」という風に「やりたい」という気持ちになるはずです。

■まとめ

Heart shape in human head. Concept of love.メンドくさいことに取り掛かるコツは
①自分の分担を今日・明日・明後日…と細かく分ける
②メンドくさいことしている最中ではなく、やり終えた後の感情に向かって行動する
です。

考え方の問題なので、0円で今からすぐにできる方法です。ぜひやって見てください。

 

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