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仕事で欠かせない能力!気付く力の養い方は?

仕事では、気付きの能力が必要とされます。いろいろなことに気付くことが、仕事を上手く進めていくためのコツです。日々の仕事の中で何に気付けるのか、気付きによって仕事のとらえ方は一変しますよね。ですからなるべく多くのことに気付くことが、仕事のチャンスを広げます。

では、仕事で欠かせない気付きの能力を養うためにはいったいどうすれば良いのでしょうか。

仕事における気付きについて解説していきます。

普段とは違っている点にいち早く気付くことが大事

まず仕事の気付きで大事なのは、普段とは違っている点に気付けるかどうかです。普段の仕事とはちょっと違っているのにそれに気付けないでスル―してしまう、それでは仕事の変化に対して柔軟に対応できません。

何かあった時に初めてその変化に気付くようでは、残念ながら遅いのです。

この顕著な例は、ミスの兆候に気付けるかどうかが挙げられます。
いきなり大きなミスが発生してしまうこともないわけではありませんが、だいたいは何らかの兆候があるものです。普段とは違っている違和感にいち早く気付ければ、ミスを未然に防げるかもしれません。その気付きの能力を養いたければ、ミスが起きるかもしれないと神経のアンテナを常に張っておくことです。

今日も普段通りでいつもと変わらない、ミスなんて起きるはずがないとたかをくくっていたら、たとえミスの兆候が出ていたとしても気付けません。なぜならミスに対するアンテナを張っていないからです。

例えばもしも体調の悪そうな従業員がいたら、その従業員は注意力不足からミスしてしまうかもしれません。朝会ってあいさつを交わした時に顔色が悪い、咳をしている、マスクをしているなど普段とは違っている点に気付くことができれば、体調が悪ければミスが普段より多くなるかもしれないと、会った時点で意識できますよね。

そしてもしもその後体調の悪い従業員のミスが本当に発生してしまったら、それ以上ミスを増やさないためにも「体調が悪いなら早退したほうが良いのではないか」とすぐさま声をかけられます。これは従業員だけではなく、機器などが故障する時の前兆にも当てはまることです。

普段とは違う変化をすぐに察知して気付ければ、とても早くて迅速な対応ができるのです。

「どの仕事が危なそうなのか」にいち早く気付く

仕事の全体をみて「どの仕事が危なそうなのか」にいち早く気付くことができれば、先回りして対応できます。この気付きを養うためには、普段から仕事を分析する習慣を身につけてないといけません。

与えられた仕事を単にこなすだけでは、しっかり分析できているとは言えません。それでは進行に遅れが出そうな仕事や人員の足りなそうな仕事を見抜くことはできないので、どうやったらもっと早く対応できるのかをよく考えないといけません。
そのためには仕事の分析力が必要不可欠で、分析てきていればいるほど早く気付けるようになります。

もしも気付かなかったら仕事がピンチになってから動き出すハメになってしまうので、どうしても後手後手になってしまいます。それでは仕事の進行が止まってしまったり、止まらないまでも滞ってしまいかねません。そうならないためには、仕事をする前に仕事の全体を見渡して危なそうなところにいち早く気付き、事前に手を打っておかなければいけないのです。

厄介なのは、表面上は穴がなさそうな仕事です。通常通り進行するだろうと思ったら実際は進行しない、そういうことも仕事ではありますよね。それもいち早く穴に気付けていれば対応策を講じることができますから、なるべく早く気付けるように仕事を分析する習慣を忘れないことが大切です。

人の性格や特徴を見極めることが気付きにつながる

一人で仕事をしているわけではない以上、他の人の性格や特徴をいかに正確に見極められるかが気付きの能力を養っていくためのポイントです。人は十人十色でそれぞれ違う性格や特徴を持っていますから、杓子定規に「こうすれば絶対大丈夫」という接し方の法則はないはずです。それぞれが違っているのですから、対応をその都度変えないといけません。

例えば怒りっぽい人にはどう対処したら場が丸くおさまるのか、機嫌を損ねやすい人にはどんな言葉をかけるのが適切なのか、落ち込みやすい部下をその気にさせるにはどうすれば良いのかなど、多くの部分は気付きによって対応が決まってきます。

人の性格や特徴をまったく見極められず何も気付いていなかったら、単に自分の都合だけで接することになってしまいます。それでは人間関係のやり繰りが上手くいかないですし、円滑なコミュニケーションなど夢のまた夢になってしまいます。

いわゆるKYのような存在になってしまったら「何も気付けない人なんですね」という評価を、周りから下されてしまうかもしれません。人の性格や特徴を見極めようとしないと表情や言葉や行動のちょっとした変化に気付けなくなってしまう鈍感な人になってしまいうので、そうならないように注意しないといけません。

反対に、もしも人の感情の機微にまで気付けるようになれれば、相手が何をして欲しいのかをほぼ正確に感じ取れるようにまでなります。そのうえで対応なり行動をすれば、職場の人間関係で悩みにくくなるでしょう。

職場は人間関係で悩むことがとても多いので、この気付きの能力はぜひとも養っていきたいところです。職場にいるとどうしても自分のことばかりで他の人のことを考える余裕が持てないものですが、人の性格や特徴を見極めることに関心を持ち、変化に対してすぐ気付けるようになると対応がしやすくなるはずです。

気付きの能力を養うことで仕事が円滑に

Multicutural group of young people having fun on a tropical beach - Friends on a summer holiday looking down at camera and laughing

少しずつでも良いので気付きの能力を養っていくことで、仕事が円滑に進められるようになります。仕事で絶え間なく起こっている変化を特に注意することなく見逃してしまったら、後でそのしっぺ返しを受けてしまうかもしれません。
何かあってから動き始めたのでは最初の一歩目がどうしても遅れてしまいますし、それだと後手後手にまわることになります。

そうならないためには仕事に関する何かしらの変化になるべく早く気付き、その瞬間からすぐに対応を始めることが大切です。それは職場の人間関係でも同様ですし、気付きの能力を普段から養っておいて損はありませんよ。

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