自己啓発

本当の意味で『自立』をする!学生気分を捨てる方法って?

個人的な話ですが、私は「社会人になると無意識に自立するのかな〜。精神的に大人になるのかな〜。」と考えていました。しかし、いざ就職して社会に出てみて気づくのですが、実家から離れ、自分でお金を稼いで、税金も払って、いっぱしの社会人になったのに、自分の中で「自立している!」とは思えませんでした。

「社会人になったらもっと精神的に成長するかなと思ったけど、あまり学生時代と変わっていない」と同僚に話すと多くの同僚から「それわかるわ〜」と共感されました。

よく社会人になると「学生気分を捨てろ!」と言われますが、この記事では『自立』というものをちょっと深く掘り下げています。

結論からいうと本当の意味で自立すると人生がかなり楽(らく)になるので、ぜひ読んでもらえればと思います。

『自立』ってどういうこと?

rear view of a caucasian business person looking at the question marks on white board.

『自立』って聞くとなんかちょっと怖い感じがしませんか?
小鳥が親鳥から背中を押されて巣から追い出されるような、面倒をみてもらっていた子猫が親猫から無視されるような。イメージでいうと補助輪を外すような感じがすると思います。

一般的な感覚でいうと、学生から社会人になるタイミングが自立のタイミングという感じでしょう。

『自立』という言葉をネットで検索して表示された自立の定義としては下記の通りです。

“自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと”

…。

“自分以外のものの助けなしで”って可能なのでしょうか。

例えばサラリーマンは会社に勤めている限り会社からお金をもらっているし、事業主だったとしても社会のシステムやお客さんがいなければ会社は潰れているので、何かしらの助けを借りていると言えるでしょう。

そう考えると「自立って不可能なんじゃない?」と思ってしまいます。

『自立』は〇〇の問題

dreams of flight! child playing with toy airplane against the sky at sunset

私が新入社員の頃の感じていた「自分はまだ自立していないんじゃないか」という不安は、確かに自分の力で生きていないという感じがガンガンしていたからです。仕事も上司に言われたことだけをやって、何かミスをしても上司が責任を取ってくれて。失敗しても会社や「教え方が悪い」と人のせいにして…。

こういうことを突き詰めて考えていくと『自立』とは収入のレベルや、年齢、会社内での立場ではないなということに何となく気づいてきました。

私はライターとしていろんな実業家の方にインタビューしてきたのですが、その中で『自立』という言葉の本当の意味が何となくわかってきた気がします。

そして、結論として『自立』とは『自己責任』とほぼ同義語だということを知りました。
これは多くの人がしっくりくることではないでしょうか?

例えば、新入社員の頃の自分で言えば、何か失敗した時に「こんなことを新入社員に任せる会社が悪い!」「上司の教え方が悪い!」という考え方だったのですが、これは『依存体質』ですよね。
同じ同僚でも「自分が引き受けたんだから、失敗したのも自分の責任」「上司にもっと詳しくやり方を質問すればよかった…。」と失敗した原因を自分の責任として捉えている同僚もいました。客観的に見るとわかりますが、これが『自立』ですよね。

依存体質な人も結局『自立』している

Heart shape in human head. Concept of love.

自立とは自己責任で生きること。

これも一見するとハードルが高いように感じますが、これは意識の問題だと思っています。
つまり、「自分の責任だと思って生きるか?」「それとも他人の責任だと思って生きるか?」という意識の違いだけです。なぜならどっちを選ぼうと、最終的にどうなるかは『自己責任』だからです。

例えば極端な例でいうと、昔の私のように失敗したことを他人のせいにし続けて社会人生活をしたとします。その結果、当然のことながら周りからの信頼も得られないし、他人のせいにしているので自分自身も成長せず仕事の覚えも悪くなります。

何年たっても成長しない、出世しない、信頼を得られない。この結果を受け取るのは他の誰でもない自分自身なんです。つまり、どんなに依存体質で人のせいにしても結局は自己責任になるということです。

『自己責任』はストレスが格段に減る

Silhouette of a girl that does yoga and meditation in the mountains at dawn. Stock image.

『自己責任』って重い感じがすると思いますし、私も起業家の人が自己責任で生きているのをみて「すごいな〜…。メンタル強いな〜…。」と思っていたのですが、身近なことから自分でも自己責任という考え方を取り入れていくと、実は自己責任で生きると精神的にストレスが少なくなることに気づきます。

私が最初に始めたのは「自分の部屋のゴミは自分で片付ける」というものです。(かなりしょぼいですが、本当にこういうことから始めました。)当たり前ですが、部屋を汚したのも自分、部屋を綺麗にするのも自分ということです。
「部屋が狭いから散らかるのは当たり前!」とか、「掃除しようと思った日に限って天気が悪い!」とか文句を言うことはいくらでもできますが、文句を言うのって意外とストレスが貯まるし、文句を言ったところで部屋は綺麗にならないんですよね。黙って掃除すれば、少しずつでも部屋は確実に綺麗になります。

つまり
・依存→コントロールできなことに文句を言う
・自立→自分でできることをして、コントロールする
という感じです。

どっちが『自己責任』って自分で全部の責任を負うという感じでハードなイメージがしますが、実はかなり人生が楽になる考え方です。

まとめ

Silhouette image of a businessman with broken chains in sunset

『自己責任』と聞くと、真面目な人は「全部自分が悪い」と考えるかもしれませんが、そういう訳ではありません。

相手が悪いと思うならキチンと伝える、これも自己責任です。

例えば任された仕事の量が多い時に「これは自己責任だ…。全部やらなきゃ。」ということではなく、できないと思ったなら「すみません、仕事量が多くて処理しきれないので少し減らしてもらっていいですか?」とハッキリ言うというのが自己責任だということです。

これはお伝えした通り、年齢の話ではないので学生でも自立心をもって生活している人もいれば、事業主でも依存のパラダイムで生活している人もいます。

社会人生活を長期的に考えると絶対に自立心を持って生活した方が人生が楽になるのでぜひ少しずつ意識を変えていってみてください。

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