ビジネスの場に限らずですが、もしあなたが初対面の相手に「何屋さんですか?」と聞かれたら何と答えますか?もしその答えが、あなた自身の強みを端的に言い表しているものだとしたら、相手に対して大きな印象を与えるだけでなく他の人との差別化もできるので、今後の良好な関係にも繋げやすくなるかもしれません。
ビジネスパーソンだけでなく、これから就活や転職をするという方も必見の、あなたの強みの探し方です!?
目次
業種で答える人が多い
「あなたは何屋さんですか?」という質問ですが、この質問に対してはほとんどの人が「車屋さん」や「食べ物屋さん」、「金融屋さん」のような、自分が働いている業種を答えたのではないでしょうか?
では、もう少し違った角度からの質問ですが、「あなただけにできる、換えのきかないことは何ですか?」
この質問の答えは、業種×職種×各個人それぞれの知識や能力・人間性などを加味したものになるのですが、即答できる人はどれくらいいるでしょうか?でも、これが仕事をしていく上での強みであり、アピールポイントそのものなのです。
あなたの強み=アピールポイントは?
そういった話をすると、急に「自分には強みなんてない…」、「確かに得意だけど、アピールできるほどでは…」などと弱気な発言をする人が増えてしまいます。
でもこれは、すごくもったいないことです。なぜなら、これまで経験してきた業種や職種での各個人の知識や能力・人間性などが加味されるという部分が無視されてしまっているからです。
私たちはみんな違う環境で育って、違う生活を送っているのですから、それぞれに個性を持っています。
弱気な発言をする人は、そのことに気付いていないか、気付いていても強みやアピールポイントにできると意識していないだけなのです。
せっかくなので、まず実際にアピールポイントを探す方法を見ていきましょう。
自分を知るための4つの質問
1.ビジネス・プライベート問わず、あなたがこれまでに得た知識を誰かに話すとき、相手をワクワクさせたり「もっと話を聞きたい」と思わせることは何ですか?
2.ビジネス・プライベート問わず、あなたのこれまでの経験の中で、誰かと共有することで、その相手のためになったり喜んでもらえたりすることは何ですか?
3.あなたのビジネスの中で1番楽しい瞬間はどんな時ですか?
4.あなたがプライベートで1番時間を使っていることは何ですか?
上記の質問の中で、それぞれ答えが出たと思います。もしかすると、人によっては1~4の項目の答えのうちのどれかがかぶってしまうこともあるかもしれませんが、それはそれで構いません。
あなたの強み=アピールポイントは、相手にどんな影響を与える?
しかし、そのままではあなたのアピールポイントとしては不完全です。というのも、その答えはあなたの個性であって、相手があなたから得られるメリットではないからです。ここはすごく重要です。言い換えると、個性を相手が得られるメリットとして相手に伝えることができて、初めてあなた自身の強みやアピールポイントとして活かせるようになるのです。
以下に分かりやすい(というより、少し極端すぎますが…)例を挙げてみます。
たとえば、初対面で「個性は元気なこと」のAさんとBさんがいるとしましょう。
Aさん「アピールポイントは元気なことです!」
Bさん「元気がアピールポイントなので、周囲にいる人も明るくします!」
どちらが好印象を与えられるかは明らかですよね?
なので、面倒かもしれませんが、先ほど出した1~4の答えを、Bさんの例のように相手にとってメリットを感じてもらえる内容へと変換する必要があります。
相手によって使い分けることが大事!
あとは、そのできた1~4の強みを相手によって使い分けたり、アレンジを加えてバリエーションを増やしたりしてみてください。
先ほどの「元気がアピールポイント」でも、もっと掘り下げると「笑顔」や「ハキハキ話す」などのキーワードが出てくるので、それを同じように変換していけばオリジナルの強み=アピールポイントが見つかりますよ!
強みが分かれば、仕事に活かせる!
もし今後、何屋さんなのかを聞かれたら、「○○という強みを持った、△△業の□□という職種」という感じで、今見つけたアピールポイントとあなたの業種×職種で答えてみてはいかがでしょうか?
そうでないとしても、それを常に意識しながら仕事に取り組むだけで仕事に対する責任感や積極性が沸いてきて、効率が良くなったり、上司や同僚・クライアントからの信頼が向上するかもしれませんよ!
そしてこれから就職・転職活動をするという人は、この伝え方をマスターして、ぜひ面接の場で活かしてくださいね!