今回はモチベーションについての記事です。
「会社に入って、ちゃんとお給料を貰えているのに何故かやる気がでない。」
「入社した時のあのモチベーションはどこに行ったんだ…」
「仕事を辞めたいワケじゃないけどモチベーションが保てない…」
など、会社員になると、どこかでモチベーションが下がる時期があるはずです。
でも上司をみると黙々と仕事をこなしていて「どうやって仕事に対するモチベーションを保ってるんだろう…」
なんて考えることもあるかもしれません。
でも、「モチベーションが上がりません」なんてあまり上司に相談できないですよね。
今回の記事ではモチベーションを上げるコツとして世界でも有名な方法をご紹介します。
そもそも「モチベーション」は下がらない
まずモチベーションという言葉にはどんな意味があるのか?ですが、モチベーションとは『動機』のことです。
例えば、小さい子供が「プロサッカー選手になりたい!」という夢があったとすると、サッカーの練習を行なうモチベーション(動機)は『プロサッカー選手になること』です。
「モチベーションが下がった…」といっても、プロ野球選手という職業はこの世の中から無くなったワケではありません。
つまり、モチベーション(動機)とは"下がる"のではなく"下げる"という能動的な作業なのです。
なんかちょっと理屈臭いですが、これが超重要なヒントとなっています。
モチベーションに関わる3つの目的
皆さんは『お金』は欲しいですか?
「そりゃ誰だって欲しいよ!!」と思うかもしれません。
会社のお給料も増えたらモチベーションが上がりそうな気がしますよね。
でも実はお給料が上がっても人のモチベーションには関係がないことが分かっています。
「いや、給料が上がったらモチベーションは上がるよ!」と思う方もいると思いますが、確かに一時的には上がるかもしれませんが、長続きはしません。
そのカラクリは人の脳の構造にあります。
私たち人間には
・一次目的
・二次目的
・三次目的
という3つの目的を持って行動しています。
例えば「お金が欲しい」という人がいたとしましょう。
でも、「お金」が本当の目的ではありません。
例えば「お金を貰って何がしたいの?」と聞くと
「車が欲しい」と答えたとします。
「何で車が欲しいの?」と聞くと
「好きな人とドライブがしたいから」と答えたとします。
「何でドライブがしたいの?」と聞くと
「楽しそうだから」と答えたとします。
気付きましたか…?
つまり、この例でいうと、この人は「お金が欲しい」のではなく「彼女と楽しい時間を過ごしたい」というのが本当の目的です。
お金はそのための手段でしかありません。
つまり
一次目的=楽しみたい(感情)
二次目的=車でドライブしたい(方法)
三次目的=お金が欲しい(手段)
ということになります。
これは脳科学の世界では「ゴールデンサークル」と言われていて
人は
"何を使うか(手段)"
"どうやってするか(方法)"ではなく、
"何故それをするか"
に従って行動すると言われています。
何故?の部分は一次目的である感情なのです。
お金ではなく、自分のスキルにフォーカスする!
ここまで読んでくれた方は少しモチベーションについての理解が深まったでしょう。
社会人の方の中にはブラック企業ではなく、ちゃんとお給料やお休みを貰えているのにモチベーションが上がらないという人がいると思います。
それは、貰ったお給料でどんな楽しいことをするか、休みに何をして楽しむか、仕事のスキルがつくことでどんな楽しいことが起こるかを想像することが出来ていないことに原因がある可能性が絶大にあります!
つまり、モチベーションを上げるには自分の真の目的を発掘する必要があるのです。
例えば、今やっている仕事のモチベーションが上がらないとします。
その仕事は三次目的(手段)として考え、
その仕事をこなすとどんなスキルが身に付くか?を考えます。
スキルが身に付いて成長した自分は二次目的(方法)です。
そして、そのスキルを使って、自分の人生をどう楽しくしたいか?という一次目的(感情)を見つけ出します。
具体的な例を上げると、例えば人事の仕事をしていたとします。
日頃は「面接官なんてやってて何の意味があるんだろう…」とモチベーションが下がっていたとします。
①面接官はどんな仕事?
→色んなタイプの人と話す
→相手が何故この会社を選んだのかを聞く
→自分の聞きたいことを話してもらう
②得られるスキルは?
→人と話す(対話)スキル
→人の考えを察する(傾聴)スキル
→聞き出したいことを聞き出す(質問力)スキル
③そのスキルは人生でどう役に立つ?
→多くの人脈が作れる
→人の気持ちを理解してあげられ、信頼や人望を得られる
→正確にコミュニケーションをとることができる
その結果、自分の人生の質を上げて年収UPや面白い人脈、新しい仕事に繋げることができる。
などという風に、最初は「ただ面接をする」というモチベーション(動機)だった仕事が、自分の人生全体に関わってくる大切なものだと分かった瞬間にモチベーションが上がったでしょう。
つまり、仕事やお給料は手段で、それを使って何ができるか?どういう楽しいことに結びつけられるか?ということを想像する力がモチベーションを上げるのには重要なのです。
まとめ
今回の記事を一言でまとめると
モチベーションは外から与えられるものではなく、自分で見つけ出すもの!
とうことです。
お金や仕事は手段であり、目的ではありません。
もし今仕事にやりがいを感じられない人は、ある種その殻を1枚破るタイミングです!
是非今回の記事を参考にしてください。