はじめに
海外の企業ではプレゼンが上手いというのはビジネススキルの一つです。
最近では日本企業でもプレゼンを重視するところが増えてきました。
大勢の人達の前で自分の提案を発表するのは勇気がいることですが、任されたからには立派にやり遂げればそれだけ高く評価されるのです。
聞き手が引き込まれる様なプレゼンの話し方をするコツは以下の通りです。
ゆっくりと話す
プレゼンで話す時には、早く結論に結び付けたいという気持ちがある為に早口になりがちです。
自分で資料もスピーチも作成したのであれば、既に100%内容が頭に入っているので、多少早口の方がスムーズに感じます。
しかし聞き手にとっては初めて見るチャートに初めて聞くスピーチですので、ゼロの状態から理解しなければなりません。
早口でドンドン先に進んでしまうとチャートを理解するのに精一杯で、スピーチが頭に入らなくなってしまいます。
プレゼンをする際には普段よりもゆっくりの口調になることが大切です。
敢えて間を入れて聞き手の表情を確認する様にしながら進めていきます。
目が合った時に頷いてくれる人がいたら、そのプレゼンは成功していると言えるでしょう。
最初の「つかみ」が肝心!
プレゼンは、最初に聞き手に興味を持たせることで、ポジティブに話を聞いて貰うことができます。
意識がこちらに集中することで結論も肯定的に受け入れて貰えて、成功する可能性が高くなるのです。
聞き手を引き付ける為には最初の「つかみ」が大切となります。
< 質問を投げかける >
スピーチの冒頭で、聞き手に質問を投げかけると自然に話題に意識を向けることができます。
「みなさんは、この様な時にどうしますか?」等と、普段の生活の中でよくある行動パターンについて質問をします。
そこから上手にプレゼンの本題に入る様にすると、いつの間にか聞き手が集中しているでしょう。
< 失敗談から入る>
エピソードを話す場合、失敗談から入ると相手に本題をイメージさせ易くなります。
「そんな失敗をどうやって回避するか、方法を聞いてみよう」という気持ちになるからです。
人の不幸は蜜の味ではありませんが、失敗から成功を導き出すという方法は聞き手にとっても刺激になります。
だらだらと原稿を棒読みしない
プレゼンに慣れていない人は、つい原稿を一生懸命棒読みしてしまいがちです。
しかしプレゼンというのは自分の意見を周囲の人達に表現する場ですので、スピーチをする時の態度も大切なのです。
プレゼンをする時には原稿の内容を棒読みするのではなく、原稿から目を離して聞き手の顔を見ながら話す様にしましょう。
むしろ原稿は内容や流れが確認できる程度の箇条書きにしておき、後は自分の言葉でその場で話していった方が説得力があります。
終わりに
プレゼンで上手に話すコツは、内容をしっかりと頭に入れておき、色々な表現で言える様になっておくことです。
何度も練習をして流れを掴み、あとはその場の雰囲気で自由に話せる様にしておけば、伸び伸びとした聞き手を魅了するプレゼンができるでしょう。