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緊張しないプレゼンテーションの方法は?
「人前で話すのは苦手だ…」という人は多いんじゃないでしょうか?
プレゼンテーションに限らず、人前で話す時に緊張してしまって上手く発表ができないというのは誰しもが経験することです。
例えば、以前ラジオで有名なベストセラー作家で、講演家でもある方がこんなことを言っていました。「何千回と講演をしてきましたが、壇上に上がる直前はいつも心臓バクバクです。人間は大勢の前にでると緊張するようにできてるんでしょうね。笑」
要するに、人前で話すことのプロでも緊張してしまうんですから、「落ち着こう…」というのは無駄だということですね!
じゃあ、緊張してどうしようもない場合どうすれば良いのか?
これはプレゼンテーションに限らず
・好きな異性での前
・知らない人と喋るとき
・就活で面接に行くとき
・新しい環境に飛び込むとき
など、緊張する場面ではいつでも使えます。
そのとっておきの方法を伝授します。
緊張しなければ上手くいくのに!!人はなぜ緊張するのか?
実は「緊張する」という身体の反応の意味を知ることで、緊張を楽しめる様になります。
緊張すると、心臓がバクバク、ドキドキしますよね?それは何故かというと、身体の血液の循環が早くなっているからです。
じゃあ、なぜ血液の循環が早くなるのか?といったら、身体がエネルギーを作っている状態だからです。
「大勢の前に立つ」とは人間にとっては「非日常」ですよね。人の身体は「非日常」を体験するときにドキドキ、バクバクします。
例えば
・好きな女の子が目の前にいる時
・ジェットコースターに乗っているとき
・お化け屋敷に入ったとき
・海外旅行で知らない国に行ったとき
などなど「非日常」の体験をすると身体が反応してドキドキ、バクバクします。
そしてそのドキドキ、バクバクという状態は、身体が「『いつもの自分』じゃ対応できないから、エネルギーを作ってやる!!」といって血液の循環を早くして、エネルギーを作って応援してくれているということです。
人前で話すプロの言葉は何故伝わるのか?
つまり「落ち着け!落ち着け!緊張するな!落ち着け!」とするのは身体が作ってくれているエネルギーを無視しているのと同じ状態です!もったいないですよね。
「緊張」=「悪いもの」、「緊張」=「落ち着かないとダメ!」という常識が蔓延してしまっていますが、緊張とは身体が応援してくれている状態です。
じゃあ有名な講演家や人前で超絶なパフォーマンスを発揮する人は何をやっているのか?
「緊張」=「ワクワク」という考え方をしています。
プレゼンテーションの前や、発表の前に心臓や身体がドキドキ、バクバクしてきて、身体が震えてきたら「よっしゃ!ワクワクしてきた!」「武者震いがするぜ!」「テンションが上がってきた!」と緊張を『エネルギー』として捉えています。
そのテンションが観客にも伝わっていきます。
プレゼンテーションの天才といわれたスティーブ・ジョブズも身体を動かして、生き生きと喋ってましたよね!
緊張は使い方次第で強力な武器になる!
つまり、プロでも誰でも、皆同じようにプレゼンテーションや発表、知らない人の前、好きな人の前では緊張をしてしまい、心臓はバクバクしています。
ではプレゼンテーションが上手くいかない人と何が違うのか?というと
・緊張=パフォーマンスを落とす悪いもの
・緊張=パフォーマンスを上げるエネルギー
という考え方の違いで、身体に出ているドキドキという反応同じように感じているということです。
「何であの人は人前でハキハキと喋れるんだろう…」
「自分は緊張してしまう…。落ち着かないと…。」
と思ってしまいがちですが、実は落ち着こうとすればするほど、身体がせっかく作ってくれているエネルギーを無駄にしてしまって、聞いている人に「何かこの人エネルギーがなくて暗いなあ…」という印象を与えてしまいます。
緊張するイベントの前におこなう自己催眠!
アメリカの心理学の実験でプレゼンテーションを控えた学生数十人に先生たちが声をかけます。
グループAの生徒達には「緊張しないでね!落ち着いて!深呼吸して!」と言います。
グループBの生徒達には「緊張をエネルギーに変えて!緊張を楽しんで発表してね!」と言います。
そしてプレゼンテーションが終わった後、プレゼンテーションを聞いていた観客に「AグループとBグループの発表はどちらが良かったですか?」とアンケートを取ると、Bグループのプレゼンテーションが群を抜いて好評価でした。
そのアンケートには「イキイキしていて話が楽しく思えた!」「『伝えよう!』という気持ちが伝わってきた!」などの意見が多数寄せられていました。
情熱は伝染するということですね!
緊張を上手く使えるようになると自信が付く!
実はこの実験にはさらに驚くべき結果が含まれていました。
グループA、グループBそれぞれの生徒達に「プレゼンテーションはどうでしたか?」と質問するとグループAは「上手く喋れなかった…」「もう少し落ち着いていれば、詳しく説明できた…」と悲観的になっていたのに対して、グループBの生徒達は「精一杯やったので楽しかったです!」「自分の100%を出し切れた気がします!」「上手く説明できなかった部分がありましたが、次回はもっと上手くできる気がします!」というポジティブな意見を答えていました。
つまりグループBは緊張をエネルギーとして考えて利用した結果、「満足感」「充実感」を感じ、プレゼンテーションを「楽しい」と思ったということですね。
それが「もっとこうしたい!」「緊張するけどプレゼンテーションって楽しい!」という自信に繋がったということです。
まとめ
まとめると
・人前で喋る時はプロでも緊張はする
・緊張している時は身体がエネルギーを作ってくれている。
・緊張してきたら「落ち着こう」ではなく「このエネルギーを使ってやろう!」と考える。
ということです。
いかがでしょか?
私自身、人前で話すときは声が震えるような性格だったので、この考え方は未だに重宝しています。
これは『テクニック』ではなく『考え方』で、才能などは関係ありません。
緊張を「悪いもの」と捉えるか、緊張を「身体が応援してくれている!」の違いです。
是非日常生活に意識的に取り入れてみてください。