みなさんはりーダーシップをどのように捉えていらっしゃるでしょうか。
「リーダーシップ? リーダーじゃないから、自分にはまだ関係ない」なんて思っていませんか?
リーダーシップは、リーダーやチーフなど役職がある人だけに必要な力ではありません。
仕事をする人全員が発揮するべき力です。
リーダーシップとは、「所属しているチームや会社などを良い方向に導くために、自ら動くこと」
メンバー、一人一人がリーダーシップを発揮すると、そのチームや会社は劇的に良い方向に向かいます。
そして、自分の仕事のやりがいも格段に変わっていきます。
ですが、特に新人のうちは、リーダーシップを発揮できていない状況が多いと思います。
以下に、リーダーシップを発揮できていないケースを挙げるので、自分にあてはまっていないかチェックしてみてくださいね。
リーダーシップを発揮できていないケース
ケース① 指示されていない
例えば、自身が担当する業務を進める中で、別の方法の方がもっと効果が出せるのではないかと気付いたにも関わらず、行動を起こせていないことはありませんか?
その理由は、「指示されていないから」や、「本当に効果的であるのか自信が持てない」などであるかもしれません。
ですが、実際に業務を担当する人が一番、改善点に気付きやすいのです。
担当業務を進めるためのリーダーはあなた自身です。
常に「この仕事をもっと改善するためにはどうしたらよいか」という視点を持ちながら業務を進めましょう。
そして改善点に気付いたならば、先輩や上司に相談して、実行しましょう。
ケース② 私の仕事じゃない
例えば、自分のチームとは別のチームが担当している仕事について改善点に気付いたにも関わらず、行動を起こせていないことはありませんか?
その理由は、「私の仕事じゃないから」や、「他のチームの仕事を否定するようで言い出せない」などであるかもしれません。
ですが、自チーム以外の仕事も、あなたが所属している組織の仕事であることに変わりはありません。
あなたが気付いた改善点を伝えることで、組織が良い方向に変わるきっかけになるかもしれません。
自身のチーム以外の仕事にも関心を持ち、アイデアをどんどん考えましょう。
そして気付いたことは発信しましょう。
ただ、他チームに発信するときは伝え方に注意が必要です。まずは上司に伝え方を相談しましょう。
ケース③ 反対されたからあきらめる
例えば、もっとこうした方が良いというアイデアを考えて上司に相談したとき、反対意見を言われることもあるかと思います。
そんなとき、「仕方ない」とあきらめてしまうことはありませんか?
その理由は、「自分のアイデアに自信がない」や、「上司が反対するのだから仕方がない」などであるかもしれません。
ですが、そのアイデアがチームや会社を良くすると自分で考えたものならば、あきらめないでください。
反対される理由は、「効果的に感じられない」だったり、「今はその時期ではない」など様々あると思います。
反対されたときに大切なことは、その理由を自分で納得できるまで上司に聞くことです。
そのうえで、アイデアが効果的に感じられないということであれば、もっと効果が出るような案に煮詰め直す。
もっと効果が伝わるような伝え方に変える。
今はその時期ではないということであれば、組織にとって最も効果的な時期を見定めて提案し直す。
反対意見をもとにアイデアを考え直すことで、最初は稚拙だったとしてもその精度はどんどん上がっていきます。
組織をよくするために動くとき、困難はつきものです。信念を持って進んでください。
ケース④ 自分は悪くない
例えば、担当する業務が失敗したとき、「上司に言われたとおりにやったのだから自分は悪くない」などと考えてしまうことはありませんか?
その考えの背景は、「言われたとおりにやるだけで、成功させるために自分で考えたり、自分で判断をしなかった」ということにあるでしょう。
担当業務を成功に導くためのリーダーはあなた自身です。
言われた通りに動くのではなく、成功に導くために自ら考え、判断する必要があります。
そして、その成否の責任は自身にあります。
失敗に終わったのであれば、きちんと自身でプロセスや行動を振り返り、失敗につながった点を反省することが必要です。
そうすることで次回の成功に必ずつながります。
成功したのであれば、成功要因を整理しましょう。その積み重ねが、自身の仕事力を向上させます。
小さなことから、改善点を見つけましょう
リーダーシップとは、大きなことを成し遂げるためだけに必要なものではありません。
自分の業務や身近にある小さな改善点に気付き、上司やチームメイトを巻き込みながら実行することもリーダーシップです。
オフィスが汚いことに気付いたのなら、チームで週に一度、掃除の時間を設けるなど提案しましょう。
チームメンバーにエクセルなどの必要知識が足りていないと気付いたならば、自ら提案して勉強会を開きましょう。
小さな改善点でも構いません。一人一人が「チームや会社を良くする」という意識を持って改善点を見つけ、リーダーシップを発揮することで、その会社や組織は飛躍的に発展します。
リーダーシップは人生を成功に導く力
リーダーシップの大切さは、仕事だけにとどまりません。
パートナーとの関係や、家族との関係を良くするためにも必要な力です。自分と相手の関係をもっとよくするために必要なことにアンテナを張り、気付いたことは自ら提案して実行していく。
そうすることで、自分をとりまく人間関係はとても良いものになるでしょう。
人生を成功に導くためにも大切なリーダーシップ。ぜひ意識して身に付けていってくださいね。