仕事ができる人になりたい!
あこがれの先輩のようになりたい!
そんなふうに思っている人多いと思います。仕事に就いて1、2年たつと、仕事ができる人間か、そうでないのかはだんだんとわかってきます。もしもあなたが、同期と比べて評価が悪いなんて感じているならば、今回の記事は役に立つかもしれません!実は仕事ができるほとんどの人がやっている、とても簡単なことがひとつあります!
仕事のできる人は、それをやっているという自覚すら無いかもしれないほど簡単なことですが、これを実行するかしないかで仕事のできるできないが決まると言っても過言ではないです。
仕事は3種類に分けられる
仕事は、基本的には次の3つに分けることができます。
(A)すぐに、必ずやらなければならないこと
(B)すぐにはやらなくてもいいが必ずやること
(C)やった方が良いかもしれないこと
(A)は、選択の余地もなくやるべきことで、業務の大半がこれに該当します。
(B)は、明確な締め切り(期限)の無い仕事です。タイミングをみて、仕上げていく仕事です。
(C)は、仕事として依頼されたことではないが、やったほうがいい可能性があるものです。もちろんやらなくても大丈夫なものです。やるかやらないかはその人の性格や考え方が影響してくるとおもいます。
この3つの仕事のうち、どれが一番大きく仕事の評価に差が出てくると思いますか?
答えは(C)です。
同じ能力の人間に同じ仕事をやらせると、AとBの仕事は、必ずやらなければいけない仕事なので、同じように取り組み、同じような成果を出します。(C)は、やらなくてもいいことなので、やる人とやらない人がでてきます。やらなくてもいいんだけど、もしかすると、上司はやってほしいと思っているかもしれません。気付いてやってくれるとちょっと嬉しいなと思っているかもしれません。だから、(C)の仕事のやり方で大きく差が出るのです。
仕事のできる人は(C)のやったほうがいいかもしれないことを、考えてやっています。
仕事ができる人がやっている1つの簡単なこと
つまり、仕事のできる人は、
「やらなくてもいいことを、やったほうがいいかどうかをしっかり判断して、きちんとやれる人」です。
そういう人は、仕事ができる人間だと評価されます。
意識すれば誰でもできることです。毎回考えればいいんです。何かできることはないか、やったほうが相手は喜んでくれるのではないか、相手がうれしいと感じることはないか、毎回考えて仕事をする。その積み重ねが大切です。
やったほうがいいかは、仕事内容によって変わります。この判断が重要です。仕事によっては、スピードが大事かもしれないので、やらなくてもいいことはやらずに早く終わらせたほうがいいかもしれません。なので、しっかり考えて判断しましょう。時間を多少かけてでもやるべきかどうかをしっかり考え、取り組んでください。
考えて行動しているかどうかが仕事の評価につながっていきます。
いくつか例を挙げていきます。
事例1.郵送を頼まれたときどうするか。
例えば、あなたがお客様から電話で書類の郵送を頼まれたとします。あなたは「すぐに送ります」と返答し、電話を切ってすぐに書類を手配して郵送しました。あなたは、その後お客様へ、「確かに発送いたしました。」と一報を入れるでしょうか?
「すぐに送る」ことは既に伝えてあり、間違いなくその通りに実行した訳ですから、あえて実行した旨を知らせる必要は無いとも言えます。しかし、お客様が「すぐっていつだろう?」と考える可能性があるとしたら、やはり「発送しました。」の連絡を入れておいたほうがお客様の安心に繋がると思います。
さらに仕事のできる人は、その連絡も省略できるように、最初の時点で、「私がこの電話を切ったあとに、すぐに今日中に郵送の手配をしますので、明日にはお客様のもとへ届くと思います」と具体的な日時を伝えるようにします。そうすれば、発送後の一報は必要ありません。
仕事ができる人は、やったほうがいいかもしれないことを、やるべきかどうかしっかり判断して、行動しています。
事例2.提案書を作成したときどうするか。
例えば、あなたが上司から頼まれていた提案書を作っていたとします。完成したと思ったときに、もう少し書き加えた方が良いかもしれない項目が、あなたの頭をよぎります。なくても平気だけど、あったほうがいいかもしれない項目です。
そんなときあなたはどうしますか?めんどくさいから無視して提出しますか?それとももうひとふんばりして追加しますか?
あったほうがいい項目であれば、追加すべきですが、仕事のできない人はめんどくさいので追加せずに提出してしまいます。なくてもいいから大丈夫と判断して終わらせてしまいます。
仕事のできる人は、必要と判断したことであれば、必ずめんどくさくても追加します。やりきります。その項目があったほうが、お客様にも親切だし、ずっとわかりやすくなると思ったら、仕事のできる人は必ず追加します。
ここで差が出るのです。
さいごに
「やらなくても大丈夫だけど、やったほうがいいかもしれないこと」をめんどくさがってやらない人と、僅かな時間を惜しまずにコツコツとやり切る人とでは、仕事の成果は変わってきます。最初の半年では気付かなくても、それが1年、2年たつと大きな差となって出てきます。気付いたときには、大きく評価に差がついていてもうどうにもならなかったりします。
今回、ご紹介した内容を是非意識しながら仕事をすすめてみてください。意識するだけでも全く結果は変わってきます。
仕事のできる人は、
「やらなくてもいいことを、やったほうがいいかどうかをしっかり判断して、きちんとやれる人」