接客業といっても様々な仕事がありますが、着物を着て、日本人ならではの接客が出来る「旅館」は素晴らしいと感じております。では、今回は旅館の仕事とは一体どんなものかを紹介していきたいと思います。
旅館の仕事内容
旅館の中では様々な部署があります。
旅館により部署名や仕事内容は若干変わるかとは思いますが、中居さん、フロント、予約・経理等の事務作業、企画・営業、掃除、レストラン・座敷宴会、厨房等の裏方の仕事などなど、実に様々な人たちと部署で旅館は成り立っています。
その中でも皆さんが注目しやすい中居さんは接客をするのが主な仕事内容ですが、お客様のお迎え、案内、お見送り料理や配膳や下膳などが主な仕事内容です。
また、お客様から周辺の観光地やお勧めの質問があればお答えしますし、雑談をすることもあります。
もし詳しい中居さんの１日をご覧になりたい方は下記の記事を参考にしてみてください。
旅館で働いてみたいという方へ～仲居さんのお仕事はこんな感じ～?-wakus-
旅館の仲居さんって、いつも笑顔で、礼儀正しいイメージですね。
私自身、仲居の仕事を通じて、礼儀作法を沢山学びました。
今回は仲居さんってどんなお仕事だろう？と考えているあなたに向けて、仲居さんのお仕事ってこんな感じだよ！という１日の流れをご紹介します。
気になるお給料はどれくらいか
お給料は旅館によっても違ってきますが、平均的に20～25万円くらいが相場でしょう。
これを安いと思うか高いと思うかは人それぞれではありますが、正直もの「すごく高い」とは言えないかもしれません。
しかし、人と接する事で感謝される仕事であるため、それ以上にやりがいを感じられる仕事だと思います。
どうやったら旅館で働けるのか
旅館で働くには特に学歴や資格は必要ありません。面接をして受かれば働く事が出来ます。
その代わり、仕事に就きましたら、お客様への心配りですとか、臨機応変さ、接客マナーを徹底させる事が求められます。
また、体力も必要な仕事です。
特にお膳をたくさんの部屋に運んだり、布団をあげたり引いたり、それを何十箇所も行うので体力は必要になります。
接客だけでなく、板前さん達と連携をとったりする事も多いので、ある程度のコミュニケーション能力は必要だと思います。
このように考えると資格や学歴は必要ありませんが、色々なスキルをバランスよく持っている人が向いている仕事です。
向いている人とは
仕事は淡々と行う事が多いのですが、人と会話する機会が多いのでコミュニケーション能力が在る人が向いています。
そして、気配りが出来る事も重要で色々なところに気が回る人が向いています。
また、布団の上げ下げは相当体力がいるので体育会系で体力に自信がある人ですと尚良いかと思います。
まとめ
このように考えると、そこまで多くない給料に体力がいる力仕事と大変なイメージばかりがつきそうですが、日本式のマナーが身についたり、食事はまかないが付いたり、寮に温泉が付いていて入り放題であったり、お客様との話の中で勉強させて頂く部分も多く、意外と得することが沢山あります。
ほかの職種だとランチやディナーは外で食べたり、お弁当を作って持ってきたり自分で負担しなくてはいけませんが、旅館で働いている人はまかないが無料で食べれる事が多いです。
つまり、ご飯代はかからないので、そう考えると給料はそこまで安くないのかもしれません。また、泊り込みだと家賃、光熱費が0円という事も多く、家賃光熱費がいらないというのは大変ありがたいことです。料理人が作った美味しい料理を毎日食べられ、家賃光熱費はタダと良いところがたくさんある仕事です。こうした部分があるのも旅館の仕事の魅力でしょう。
興味がある人は是非、旅館の仕事の求人を探してみると良いです。体力もつき、日本のマナーも身につくので大変やりがいがある仕事である事は間違いありません。