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なぜ池上彰さんの話は分かりやすい?話を上手く伝えるために必要なこととは

池上彰さんといえば、政治経済系の情報番組のレギュラー番組を数多く抱える人気の番組司会者ですよね。いろんな種類の情報番組に出演をし、日本代表やFCバルセロナを彷彿とさせるトークのボール回しを毎回披露されてます。

池上彰さんの魅力といえば、何と言っても難しいニュースを分かりやすく解説してくれる話術ではないでしょうか。そこで今回は池上彰さんのように物事を分かりやすく話せるようになるために必要なことを紹介していきます。

 

池上彰さん流 本題に入る前のつかみ

話がうまい人や話が分かりやすい人の特徴としてあげられるのが「つかみ」の上手さがあります。逆に話が分かりにくい人の特徴としては、どこまでが雑談でどこからが本題なのかがわからないといった特徴があげられます。

じゃあどうすればいいのかというと、池上さんもやっている本題に入る前のつかみの方法を紹介します。とっても簡単です。

 

それは「この話のポイントは3つあります」と相手に本題に入る合図を送るのです。

 

もしくはもっとダイレクトに「ここから本題ですが」と伝えても良いですね。このつかみは誰にでも簡単に出来て、しかも効果抜群です。話を聞く姿勢がしっかり作られますので意識して使って行ったほうが良いでしょう。

 

聞く相手に合わせたレベルで話す

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池上彰さんが世間的に有名になったのはNHKで放送されていた週刊こどもニュースではないでしょうか。お父さん役として難解なニュースをこども相手に解説していたのですが、何も知らないこどもだからこそ説明も難しい。ところが池上さんが解説するとこども達も「そういうことだったのかぁ」と納得します。

なぜかというと聞く相手に合わせたレベルで分かりやすく話しているからでしょう。大人でも説明が難しい中東の紛争問題をこども同士のケンカに例えて解説を行ったりするところが池上彰さんの話の分かりやすさを表しています。

 

池上さんの著書、相手に「伝わる」話し方の中でポイントが5つ紹介されていましたので引用します。

1、難しい言葉をわかりやすく噛み砕く

2、身近な例えに置き換える

3、抽象的な概念を図式化する

4、「分かる」ことは「分ける」こと

5、バラバラの知識をつなぎあわせる

知識が豊富にあって複雑な用語をスラスラ言えてもそれだけではダメで、相手に伝わらなければ意味がありません。その意味では相手に目線を合わせて思いやりを持って話を展開する必要がありますね。

 

池上話法の2大特徴

Twitterで池上彰さんの話の分かりやすさを解説されている方がいました。

大きくは次の2点です。

  • 文中の分はセリフ形式にする
  • タメの部分に「~ことなんです」

なるほど。たしかにこの2つを意識するだけでかなり池上さんの話法に近づけるような気がしますね。池上さんの話は紙芝居を見ているみたいに登場人物の心情をセリフにして解説していたりするので、どんなニュースでも私のような無知な人間でも分かりやすく話が入ってきます。

 

「良い質問ですね」の効果

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池上彰さんといえば「良い質問ですね」ではないでしょうか(笑)2010年の流行語トップ10にも選ばれた「良い質問ですね」という言葉。「良い質問ですね」を池上彰さんが言うと、笑いとともにその後に「どんな解説をしてくれるんだろう」という期待を持ってしまいます。

なぜこのような空気感を作れるかというと「良い質問ですね」という言葉には質問者への賞賛があるからです。

博士のように物知りな人から賞賛されると質問者としては当然嬉しく思いますよね。そうなると聞き手は聞く意欲を増すことにもなりますので、解説もしっかりと聞いてくれることになるのです。そのほかにも「さすが目の付けどころが違いますね」や「そこがポイントなんですよ」と返してくれるとほとんどの人は嬉しく感じ身を乗り出して解説を聞くことでしょう。

 

さいごに

話すことが苦手、書くことが苦手、という人もいるでしょう。

でも努力と工夫次第では、いずれも大きく向上させることができます。

これは池上彰さんの言葉です。

あなたが営業職であろうが、技術職であろうが、事務職であろうが、経営者であろうが、人に何かを説明したり、プレゼンをしたりする場面はいくらでもあると思います。そんな時にうまく話が伝わらなかったりする時には今回の記事で思い当たるところがあれば是非改善してみてください。でも一番良いのは池上彰さんの出演されている番組を見て研究することかも知れませんね。

 

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