今の仕事はいろいろな勤務シフトがあります。昔のように誰もが9時18時の実働8時間勤務を基本としているわけではありません。今は業務の内容に合わせてさまざまな勤務シフトがありますから、場合によっては規則正しい生活を送れないこともあります。
たとえば、夜勤、休日出勤、平日休みなどが変則勤務の代表的な例です。働く側としては、いつも同じようなサイクルで働いていたほうが働きやすいですよね。ただその希望が必ずしも通るとは限りませんので、夜勤でも休日出勤でも平日休みでも、会社から打診されたらよっぽどの理由がない限り受け入れないといけません。
そこで、通常とは違う変則勤務をしなければいけなくなった時にどんな心構えでいればいいのか、変則勤務への対応方法について紹介していきます。
昼夜逆転生活の夜勤をする場合
夜に働く夜勤は、1日の生活リズムが大きく変わります。夜に働いて昼に休むのですから、普通の人とは真逆の生活を送ることになります。もともと夜に強い人なら大きな影響はないのかもしれませんが、朝型タイプだと夜勤に慣れるのは一苦労です。夜勤が合わずに体調を崩してしまう、そんなケースも珍しくありません。
夜勤に慣れるようにしたければ、生活習慣を少しずつ変えていくのがおすすめです。
人にもよりますが、夜勤になったからといって生活習慣を急に大きく変えるのはあまりいいことではありません。起床時間や就寝時間を何日間かごとに少しずつズラしていくようにすれば、夜勤に無理なく対応することができます。
夜勤をやり始めた頃は、夜勤明けだからといってすんなり寝られないこともあります。その時は自然な睡魔に任せ、寝たいと思った時に寝たほうが気持ちのいい睡眠になりやすいです。夜勤のサイクルに慣れるまでは、とにかく少しずつ変えていくように心がけるのがおすすめです。
また夜勤と日勤を交互に行うような勤務の仕事もありますが、その場合も生活習慣を一気には変えないようにしたほうが体の負担を減らせます。交互の勤務は本当に大変ですが、体調を崩さないように注意することが大切です。
普段は休みの日に休日出勤をする場合
同じ1日働くのでも心身への負担が大きいのは、休日出勤をする場合です。
「誰かが急に休むことになってその代わりに休日出勤しないといけない」
「繁忙期だから休日出勤しないと人手が足りない」
「シフトの都合上どうしても休日出勤が必要」
など、今は社会全体が慢性的な人手不足だけに休日出勤を要請される機会は決して少なくありません。
もしも休日出勤を要請されたら、なるべく早く心を切り替えたほうが良いでしょう。急な休日出勤はプライベートの予定が狂うことも多いので、ストレスを感じやすくなります。
ですが休日出勤に対して文句を言っても余計にストレスが溜まるだけですので、休日出勤の要請を断らないのであれば早めにすべてを受け入れてしまったほうが割り切れます。辛いかもしれませんが、切り替えの早さが結果的に自分を救います。
また休日出勤はいつもと仕事の勝手が違っていたりしますので、そこは注意しないといけません。たとえば会社のビルのセキュリティ、空調の管理、仕事の責任者、障害対応の連絡先、事務の担当者など、いつもとはいろいろと違っていたりします。ですから休日出勤前はいつもとは仕事の勝手が違うことを自覚し、フレキシブルに対応できるようよく準備しておくことも大切です。
シフトが平日休みの場合
サービス業では当たり前になっていますが、最近ではサービス業以外でもありえるのが平日休みのシフトです。土日が必ず休みになるわけではなく、どちらか一方と平日、あるいは平日を2日休むシフトも珍しくありません。
このようなシフトに平日休みが含まれる場合は連休になりくく、休んでも休んだ気がしなかったりします。連休にならないため遠出の旅行もしにくいですから、このシフトを歓迎していない人は少なからずいます。
ですがこの休み方にもいいところがあります。それは、長い連勤にはなりにくいことです。
土日休みは必然的に平日5連勤となりますので、長い連勤が普通ですよね。しかしシフトが平日休みの場合は連勤になりにくく、2連勤して1日休み、3連勤して1日休みというシフトを組まれやすいのです。
このようなシフトは精神的に常にフラットで働き続けられますから、休みを上手く利用すれば程良くリフレッシュできます。
もしも平日の休みを選べる場合は疲れやすい曜日を休むようにし、効率よく休むことがポイントですよ。
変則勤務でもしっかり対応することが大切
今は勤務シフトがコロコロ変わることが珍しくありませんので、変則勤務になってもそれに対応しないといけません。夜勤、休日出勤、平日休みのシフトは、いずれもあっておかしくない勤務シフトです。
変則勤務になったら戸惑うのも無理ありませんが、どんな勤務シフトにも対応できるようになると働き方の幅が広がります。有能な社員ほど勤務シフトを選ばないものですし、できるだけ多くの勤務シフトに対応できるように努力していきましょう。