日々仕事を行う上での課題の1つに、集中力の維持があります。1日中集中して仕事をするのはさすがに無理でも、ここぞという時に集中できないようでは仕事の効率が上がりません。
集中力の維持は、生産性の向上に影響します。また仕事に集中して取り組むことで、仕事の質を高められます。ですから仕事における集中力は、とても重要なのです。
そこで仕事の効率が上がる、集中力をアップさせるビジネススキルを、これから3つに分けて紹介していきます。
集中力アップのカギは明確な目標を立てること
まず集中力アップのために準備しておきたいのは、明確な目標をあらかじめ立てておくことです。目標があれば、それを達成するために頑張れますよね。仕事を行う上での目標は、自分自身に発破をかけてくれます。
仕事の目標を立てる時に意識したいのが、時間制限と作業量を明確にすることです。その2つを明確にしていなかったら、結局仕事をダラダラと行ってしまいかねません。それではいつまで経っても集中できないでしょう。
ですから時間制限と作業量をまず明確にします。何時までにどれだけの作業をするのかの目標を立てておけば、間違いなく集中しやすくなります。
大事なのは集中力をアップさせることなので、目標を達成できるかどうかだけにこだわる必要はありません。たとえ目標を達成できなくても、集中して仕事ができたならそれでとりあえずOKです。失敗したら目標は後から修正を加えればいいので、何が何でも目標を達成しないとダメなわけではないです。
もちろん達成できればそれがベストですし、達成を目指すように努力はします。ただまずは集中力をアップさせる習慣を身につけることが大事ですので、明確な目標を立ててから仕事に臨むようにしましょう。
集中力が途切れないよう入念に準備する
1度途切れてしまった集中力は、すぐには元に戻りません。集中力が途切れた後は仕事ぶりが散漫になってしまった、そんな経験は社会人なら誰でもあるのではないでしょうか。
この特性を踏まえるなら、集中力をなるべく途切れさせないことが大事だとわかりますよね。人の集中力が続く時間はもともと長くないとよく言われますが、それでも集中力を長く維持できるように心がけることが大切です。
そのためには、入念な準備を怠らないようにしないといけません。
仕事を始める前は、仕事に必要な物をすべて揃えておきます。仕事の途中で足りないことに気付いて取りに行っていたら、それで集中力が途切れてしまうかもしれません。それは物だけに限らず、データをはじめとした情報や資料もそうです。情報や資料が揃っていればいるほど、途中で席を外す機会は少なくなりますよね。また仕事の本筋から逸れて調べ直すようなこともなくなります。取りかかった仕事だけに、全力で集中することができます。
また空腹が原因で集中力散漫になってしまわないようにするため、仕事の前に軽く何か食べておくのも集中力が途切れないようにするための準備の1つです。空腹で集中力が途切れてしまうのは、案外よくあるケースです。
それ以外にも、誰かとの接触を避けるために人相手の用事を事前に済ませておいたり、トイレに行っておいたりなども、仕事中に集中力が途切れないようにするためにしておきたいことです。仕事に集中できる環境と状態になるように、細かいところまで入念に準備しておきましょう。
仕事に関係ない情報はできるだけチェックしない
今はスマホからネットにアクセスすれば、いろいろな情報をチェックできます。ですが仕事に関係ない情報はできるだけチェックしないことが、集中力を維持させるためには欠かせないものです。
仕事に関係している情報はもちろんチェックしてもいいですが、そうでない情報のチェックは基本的にしないほうが無難です。ネットニュース、SNS、メッセンジャーアプリ、メールなどでよっぽど急ぎの用件以外は、取りかかっている仕事が終わった後にチェックすればそれで十分ですよね。
人の集中力は途切れやすいのですから、仕事に関係していないことで集中力を途切れさせてしまうのはもったいないです。
集中して仕事をしたいなら、目の前の仕事だけに脇目も振らず集中しないといけません。余計な情報は、邪魔になってしまうだけです。ですから仕事が終わるまでは情報を意図的に遮断し、仕事だけに集中するのがベストです。
その点をよく注意しておけば、集中力が不意に途切れたりしませんよね。最後までしっかりと集中することができますので、満足のいく結果になりやすいでしょう。
仕事に集中している時間が長ければ長いほど効率は上がる
仕事に集中している時間が長ければ、その分効率は上がりますよね。効率が上がれば、結果にもつながりやすくなります。仕事をしているなら、結果にこだわることはとても大事です。
仕事は結果で判断されるのですから、結果を軽視することはできません。
仕事の集中力を途切れさせたくなければ、仕事前の準備や仕事にどう取り組むかがポイントです。集中できる環境と状態にしたうえで仕事に取り組めば、集中力は長続きしやすいです。集中力が途切れてしまいやすい人は、さっそく心がけてみてくださいね。