ビジネスシーンでは欠かすことのできない文房具。
お店やネットの通販をのぞけば、機能性はもちろん、カワイイものやオシャレなものがたくさん見つかりますよね?
その中には、実は日本の伝統工芸の技術を現代風にアレンジして使って作られた文房具もあるんです!
そんな、見ているだけでテンションが上がるような伝統工芸の文房具7選を紹介していきます。
目次
1.金沢箔工芸 蒔絵ボールペン
金沢箔工芸は、石川県金沢市を中心とした加賀藩で江戸時代以前に始まったとされている金箔を使った工芸品のことです。当時から非常に質の高い金箔が生産されていたこともあって、現在では国内で生産されている金箔の99%以上が金沢箔で占められています。
『春秋流し』と名付けられているこのボールペンは、漆地に金を使って四季が描かれている、日本の情緒が溢れるボールペンになっています。替芯もパーカー社製のものが使えるので安心です。詳細はこちら。
2.有田焼 ブックマーカー
有田焼は現在の佐賀県にある有田町を中心に始まった、皿や茶碗・壺などの磁器の生産技術です。江戸時代の初めごろに日本初の磁器の生産が始まった場所で、それから江戸時代の終わりごろまでは日本で唯一の産地でもありました。
ブックマーカーの先に付けられたハート型の磁器は、すべて窯元の職人さんが手作りして丁寧に色付けまでしているという貴重な一品です。読書にはもちろん、大切な資料を挟んだりするだけでも仕事が楽しくなりそうですよね!紹介している以外にも、いろんな絵柄があるので、是非お気に入りを見つけてください!詳細はこちら。
3.印伝 ペンケース
印伝とは、江戸時代にインドから伝わった革工芸が名称の由来とされています。現在は甲州印伝が山梨県の伝統工芸として指定されていて、主に鹿の皮を使った財布やベルトなどが作られています。
紺地に白で波の模様が表現されている『波うろこ』というペンケースは、バッグに入れても場所を取らない小ぶりなサイズです。鹿革なので軽くて丈夫なので、普段使いにも最適ですよ!詳細はこちら。
4.高岡漆器 名刺入れ
高岡漆器は富山県高岡市で作られている伝統工芸品で、江戸時代の初めごろからお盆やタンスなどの日用品が製作されていました。様々な技法を使って立体感が表現されているのが特徴で、その技術はイギリスやフランスなどにも輸出されていたほどです。
この名刺入れも、桜の部分に「螺鈿(らでん)」という貝殻の内側にある虹色に光る部分を薄く剥がして装飾としてはめこむという技法が用いられています。朱色に塗られた表面もあって、上品さと可愛さの両方を演出できますよ。詳細はこちら。
5.伊勢木綿 ブックカバー(新書用)
室町時代に綿の種が伝えられてから、伊勢木綿の産地になっている三重県の津市周辺は質の良い綿花の栽培が盛んに行われるようになりました。江戸時代になると縞模様の木綿が多く着られるようになったことから、伊勢縞と呼ばれることもあります。
このブックカバーも、伊勢地方産の綿が持つ柔らかい手触りの生地に、黄色のストライプで伊勢木綿特有の縞模様が表現されています。本を読むとき、ブックカバーは常に手に触れている部分なので、手触りがいいと読書も進みそうですよね!詳細はこちら。
6.寄木細工 マウスパッド
寄木細工は神奈川県箱根地方の伝統工芸品で、200年近く前から生産されています。いろいろな種類の木材を組み合わせて作られていて、それぞれが持つ色合いの違いなどで模様が表現されています。
このマウスパッドも、11種類もの素材を使って日本古来から伝わる伝統的な模様を表現し、それを組み合わせることで1つの作品として作られています。普段使っているようなマウスパッドとは一味違う木のマウスパッドに、気持ち的にも癒されそうです。詳細はこちら。
7.越前和紙 メモパッド?
室町時代には、すでに和紙職人たちによる組合があったとされているほど歴史が古い越前和紙は、今もなお和紙の生産量が多く、福井県越前市の今立地区は日本一の産地になっています。
このメモパッドは、そんな歴史がある越前和紙の端紙を利用して作られています。端紙とはいえ、越前和紙が持つ丈夫な紙質と、なめらかな手触りは存分に味わうことができますよ。詳細はこちら。
伝統工芸の文房具には、オシャレとカワイイがぎっしり!
伝統工芸品というと、少し古いデザインのイメージがあったかもしれませんが、ここで紹介している文房具はどれもオシャレでカワイイものばかりで、イメージが変わったのではないでしょうか?
伝統工芸品は見た目のデザインの良さはもちろん、素材や品質も良いものばかりなので、ここで紹介している以外にも旅行先などで探してみると気になるものが見つかるかもしれませんよ!
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