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自分の才能を最大限に発揮出来る場で活躍するには

ビジネスの世界では「適材適所」という言葉をよく耳にしますが、これは文字通り「個々の人材を、それぞれが保有する才能に適した地位や任務につけること」です。

それをプロ野球の選手に例えて言えば、学生時代から投手として活躍していた野球選手はプロになっても投手として働いてもらうということです。

そうすることでその「適材適所」には本人も異論はないでしょうし、球団、選手共にハッピーというシンプルなケースです。

しかしながら、これが一般的な企業での例となるとそれ程シンプルなケースばかりではありません。

何等かの機器を操作するための公的資格を有する者(適材)であれば、その資格所有がマストとなる仕事(適所)につく可能性は高いと言えますが、そうでない場合には保有する才能が明確でないことや、例え明確であってもその才能を発揮出来る仕事や場がその組織の中には少ないか全くない場合があるからです。

やりたい仕事=やれる仕事ならば最高

Business team exulting - Happy cheerful businessmen rising arms and throwing documents, concepts about success and teamwork一般的な企業で働く人たちについて、先ず理解しておくべきことは「やりたい仕事」を担当している人ばかりではないということです。

勿論、営業をやりたくて販売部門で仕事をしている人はいるでしょうし、モノづくりがやりたくて開発や設計部門で仕事をしている人もいるでしょうが、その部門にはやりたい訳ではないのにやらされている人や、やってみて初めてそれが「やれる仕事」ではなかったと気づき、やりたくなくなっている人もいるでしょう。

また、いくらやりたくてやっている仕事でも、本当にやれているかどうかは別問題ですから、やりたくない仕事であればその結果は言うまでもありません。

要するに適材適所として会社やその従業員共にハッピーと言えるのは「やりたい仕事」に就くことではなく「やれる仕事」に就くことなのです。

勿論「やりたい仕事=やれる仕事」であれば最高ですので、先ずは何がやれるのか?何をする才能があるのか?を明確にする必要があります。

自分の才能は自分が一番よく分かっている訳ではない

Coworkers photo in modern office.Project manager team work new idea.Young business crew working with startup studio.Laptop computer on table,showing presentation.Blurred,film effect.Horizontal.よく、自分のことは自分が一番よく分かっていると言いますが、本当にそうでしょうか?

確かに性格や顕在化した能力などは自分自身で十分理解しているのでしょうが、潜在的な能力、所謂ポテンシャルは自分でも気づかない場合があるものです。

才能とはこうしたポテンシャルをも含めた能力と才知ですので、自分の才能は自分が一番よく分かっている、即ち自分の才能は明確だとは必ずしも言い切れないのです。

前述のプロ野球選手の例でも、投手としての能力が明確であることからそれを適材適所としているのは球団、選手共にハッピーなことではありますが、捕手や内野手としての能力、或は打者としての能力がないとの判断でのこととは限らないのです。

実際打者としての潜在能力が第三者によって見極められた結果、それもまた適材適所だと言われる投手がいることは周知の事実です。

このことから分かるように、自分の才能、特に潜在能力は第三者によって発見され、それがキッカケで顕在化した能力として明確になることがあるものなのです。

自分のポテンシャルを知る為の他者認知

leadership in team (paper cut with retro filter)自分でも気づかない潜在能力の発見には第三者、特に職場の上司の目によることが少なくありません。

機器の保守サービスを担当するサービスマンではあっても、新製品紹介の説明の巧みさから営業マンとしての能力を見出した例、また、日頃からお客様の声を吸い上げて商品の改善要求を出し続けていた営業マンから商品企画部門への適性を見出した例などがその具体例になります。

このように他者から見た自分を他者認知とも言いますが、それは自己認知よりも客観的なだけに自分本来の姿、そして気づかなかった性格や能力を知ることが出来るものです。

時にはそれにより知り得た自分のポテンシャルに「まさか?」との疑問を持つこともあるでしょうが、自分のことは自分が一番よく分かっているとの妄想を止めて真剣に受け止めることで思いもよらぬ適材適所につながる可能性があるのです。

自分の才能を上司と共有して適材適所を目指す

自分が保有する才能が明確に出来た場合には、その才能を発揮するのに適した仕事に就くことが適材適所であることは前述の通りです。
しかしながら、その仕事がその組織の中には少ないか全くない場合があることも事実です。

となるとその仕事に就けるチャンスを待つか、その仕事に就ける他の組織(会社)に移るかの選択になりますが、現実的には配転や転職はそれ程簡単なことではありません。

それでも自分の才能(適材)を知らずに適所以外で仕事を続けているのと、知った上で上司とそれを共有して適所を探すのとでは実現可能性で大きな違いが出ることだけは確かです。

既に自分の才能が明確であり、適材適所で仕事をしているのであれば別ですが、自らの気づきや他者認知によって新たに自分の才能を知り、それを活かせる場を他に求めたいのであれば是非以上を参考にして適材適所を目指して下さい。


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