社会人になると必ず必要となるのがプレゼンテーションであります。
プレゼンを行う際、資料作成が必要となるのですが、その資料を如何に見やすく作成するかが重要となります。
もちろんプレゼン能力、つまり話すスキルも重要なのですが、話が下手でもわかりやすい資料であればそれだけでも十分プレゼントしては成り立ちます。
そのためまずは資料作成をするに当たり、事前にどのようなアプローチをしていくべきかを説明します。
そして実際に自分なりの資料を作成し、その資料に基づいてプレゼンを行ってみてください。
また資料が出来上がった際はその資料をそのまま説明するのではなく、必ずポイントとなる部分に関しては付け加えて話をするようにしてください。
資料にはない内容を追加的に話すことで聞いている人の興味を惹き付けることが重要です。
そして興味さえ持ってもらえれば聞き手はおのずとその資料を自分なりに解読しようとしてくれます。
そこまでくればプレゼンは成功に近いといえます。この方法によって、必ずプレゼンのスキルは向上するはずです。
資料を作成するうえでロジックを形成すること
プレゼン資料は非常に難しいものと考えている人が多いのですが、実際はそんなことはありません。
なぜならば自分の頭の中にある事柄を整理して、図式化し説明するだけでいいのです。
つまり、自分の頭の中を見てもらうような感じで説明することに取り組みさえすればうまくいくのです。
プレゼン資料を作るにあたり、まずわかりやすい説明をするために自分なりの起承転結でロジックを大まかにきめてください。
ロジックが決まりさえすれば資料の5割は完成です。
ロジックを作るにあたり、相手に難しいことを説明する必要はありません。
相手に自分が持っている情報をすべて説明する必要はなく、わかりやすい部分だけを説明すればよいのです。
多くの人がすべての情報を説明しようとするのですが、それは大きな誤りであります。
情報すべてを説明するよりも必要な部分だけ説明して分かってもらうことの方が重要なのです。
その点を意識してロジックを作ることを心がけてください。
ロジックに基づいて肉付けをする
ロジックが出来上がったら、次はそのロジックに基づく骨格に肉付けを行ってください。
肉付けは非常に簡単なことであります。
骨格ごとに自分なりに小さな起承転結を作り上げればよいのです。
もちろん、必ずしも起承転結全てが揃うことはないかもしれませんが、一つ一つ話の流れを個々の章に基づいて作るべきであります。
聞いてもらう相手は常に素人の方と考えてその素人にもわかりやすいように作ればいいのです。
そしてその肉付けによって聞き手の頭の中で想像してもらえるようなストーリー展開が非常に好ましいものと考えます。
そういった視点にたって資料作成をしていくことが重要なのです。
もちろん肉付けによっては分かりにくくなることもあります。
そういった場合は肉付けをせずに骨格だけで話を進めてください。
もし可能であれば肉付けしなかった部分に対してはポイントを口頭で説明できるように箇条書きにでもして資料を作成してください。
ポイントだけでも箇条書きで示すことで聞き手はわかりやすくなることが多々あります。
肉付けした内容に基づいて資料を作成する
次に資料を本格的に作成するのですが、文字の大きさや色使いには気を使ってください。
聞き手はプレゼン資料を常に見ては話しての内容を分析しております。
話し手の内容を聞き逃すことも多々あり、その場合は資料に基づいて内容を分析するのです。
分析を十分行えるよう、資料はわかりやすく作ることが大切なのですが、その資料の作り方によっては非常に見やすいものと見にくいものとに分かれてしまいます。
そこで少しでもわかりやすくできるように文字の大きさや色使いが必要となるのです。
文字を大きくする部分は強調すべき部分であるため、必ず太字にするようにしてください。
また赤などの色文字を使う場合は理解が深まるように箇条書きがベストであります。
そしてプレゼン資料を作り終えた後は必ず、自分なりにストーリーをイメージして資料を3回眺めてみてください。
3回ほど見るうちにこの部分はわかりやすい、この部分は分かりにくいといった箇所が出てきます。
わかりやすい箇所に関しては文字数をさらに減らして資料をすっきりさせてください。
分かりにくい部分に関しては文字数を増やすか、図面などでわかりやすく訂正してみてください。
プレゼンは暗記するのではなくストーリーを重視する
プレゼンは資料に基づいて説明するのですが、決してその資料の文字に頼ることなく説明してください。
資料に基づいて説明するとなると聞き手は非常に聞きづらくなってしまいます。
聞き手からすると、資料にはない情報を説明から入手したいと考えており、資料にある情報だけしか話さないのであれば無意味なプレゼント考えてしまうからです。
そのためプレゼンをする場合は必ず資料に基づいて話すのではなく、話す内容ありきでプレゼンの資料を参考に見てもらう気持ちでプレゼンをしてください。
そうすれば必ず聞きやすいプレゼンになるはずです。