ポジティブ思考とネガティブ思考。やっぱりポジティブがいいの?
ポジティブとは・・・積極的であるさま。積極的。肯定的
ネガティブとは・・・否定的なさま。消極的。
よく「ポジティブに考えてみよう」って言いますよね。「ネガティブに考えてもしょうがない」なんて言葉もよく聞きます。でも性格によっては、ポジティブに考えられない人もいます。
ネガティブ思考だとよくないのか?
やはり、ポジティブ思考のほうが成功するのか?
答えは、
『どちらでもいい』です。
ただし、一つ条件があります。
どちらの思考でも、矢印が前を向いていること。
これが絶対条件です。
ポジティブでも失敗する。
どんなにポジティブであろうと、
矢印の方向が間違った方向を向いていると、成功はしません。
当たり前な例を最初に出すと、
今日は盗みに失敗した!
→でも、あのままいってたら捕まっていたかもしれない!
→俺はものすごくついてる!
→明日こそは成功させてやる!
当たり前ですが、これが間違った方向のポジティブ思考
です。?こんな人が成功者になれるわけがありません。捕まって終わりです。
ポジティブ思考だけど、矢印が間違った方向を向いてるから失敗してしまいます。
泥棒の例は極端なので、他の例を。
上司から書類作成を頼まれたとします。上司にアウトプットする内容を詳細に確認しなかったため、完成した書類を突き返され、再提出することになってしまいました。
最終的なアウトプットのイメージを途中で確認しておけばよかっただけなのですが、自分の勝手なイメージで進めたため、上司が望んでいたものとは違う書類を作ってしまったからです。
矢印の向きが間違ったポジティブ思考はこうです。
失敗して怒られてしまった。
→今回はたまたま失敗しただけだ。
→俺ならできる!
→くよくよせずにいこう!
これだと根本の改善ができていないため、次回も同じ失敗をする可能性があります。ポジティブ思考だからいいって言う訳でないのです。
矢印の向きが正しいポジティブ思考はこうです。
失敗して怒られてしまった。
→落ち込まずに今回の失敗を次に活かそう。
→上司が望む最終的なイメージを次は確認して進めよう。
→これでまた成長できる!次は絶対に失敗しない!
矢印の向きが間違っていると、ポジティブに考えても成長にはつながりません。いつまでたっても成功に近づけないのです。ポジティブ思考の人でも注意が必要です。
ネガティブ思考でも問題ない
ポジティブ思考になればいいっていうわけではないことが分かったと思います。大事なことは思考の矢印の向きです。
ということは、ネガティブ思考でも方向が重要なのか。
そのとおりです。ネガティブ思考でも矢印の向きが正しい方向であれば全く問題ありません。
ポジティブに生きよう!っていうメッセージがほんとにたくさんあります。でも、全員が全員ポジティブに考えられるかというと、そんなわけにはいかない。ポジティブに考えられない人だってたくさんいます。ポジティブシンキングって言われても、できない人はできません。それでも全く問題ないです。
何度も言うように、思考の矢印の向きが大切なんです。だからネガティブ思考の人、無理にポジティブシンキングになろう!なんて思わずにそのままでいいんです。ネガティブシンキングな自分でもいいんです。
「私は何もできない!」
「人より劣っているから絶対失敗する!」
「要領が悪いので時間がかかっちゃう!」
「やっぱり私はついてない!」
とか、ぜ~んぶ悪いほうに考えてもいいんです。ネガティブ思考の人はそういうふうに考えてしまうからしょうがないんです。
矢印の向きを正しい方向にしさえすれば、ネガティブでもきっと成功できます。私の知り合いに物事をネガティブにとらえる子がいました。ただその子は矢印がちゃんと前を向いていました。
「私は何もできない。だから人の2倍勉強しよう」
「ほんとに何をやってもダメなんです。だから、もう少し残って準備します!」
ていう感じで、
何でも自信がないし、否定から始まりますが、何もできないからこそ、人より努力して頑張る!と言って思考の矢印を前に向けて行動していました。ポジティブ思考で失敗を失敗と考えず、そのままでいるポジティブな人より断然いいです。
【まとめ】大切なのは思考の矢印を前に向けること
ポジティブに考えることが一番いいわけではありません。ポジティブでもネガティブでもどっちでもいいです。
ポジティブにしか考えられない人もいれば、ネガティブにしか考えられない人もいます。
大切なのは、矢印の向き。
気持ちが前を向いているかどうか。
矢印だけ前を向くようにすればいい。