会社に就職すると「この人尊敬できるな?」という人と「こんな人になりたくない!」というような様々な人生モデルとなる人と出会うと思います。
じゃあ自分がどういう人生を生きたいか?と聞かれたら、やっぱり成長し続ける人生でしょう。
しかし、誰しもがそう思っているのです。
誰しもが「自分の人生をもっと良くしたい」と思っているにも関わらず、成長が止まる人と、成長し続ける人に分かれます。
今回の記事では成長し続ける人の特徴とその方法についてご紹介します。
成長する人とそうでない人の一番の違いは?
成長する人に共通して言えることは『客観視』が自分でキチンと出来ている人です。
人間は普遍的に「嫌われたくない」「馬鹿にされたくない」「傷つきたくない」という防衛本能を持っているので、自分の本心を伝えることや、失敗することを極度に恐れてしまいます。
でも、何かで成功している人や出世している人などは、必ず失敗をしています。
その時に大切になるのが「客観視」です。
人間は自分が傷ついたり、イヤな気持ちになるときには脳の本能的な部分が無意識的に反応してしまい、「自分を守ること」を優先してしまいます。
例えば、犬やネコの動物が危険を察知すると威嚇して身体が臨戦態勢になり、緊張します。
そのような防衛反応が出ているときは「自分を守る」ということ以外に目がいかなくなってしまいます。
自分を守るために行なうことは、相手を否定したり、その現実から逃げることです。
もちろんこれは生きる上で重要なスキルですが、毎回同じようにしているといつまでも成長することはできません。
成長しない人は失敗をすると「あいつのせいで!」や「もういやだ!」という感じになりますが、成長し続ける人は、失敗などをすると、自分を客観的に見ます。
つまり、外側から、自分を他人として見るのです。
「なるほど、そういう風に失敗したなら、次は?した方がいいんじゃない?」
という風に、的確に現実を把握することが出来るのです。
例えば、テレビ番組でお笑い芸人を見て「そこはもっとこうした方が面白いのに!!」と思ったことはありませんか?
つまり、他人のこととなると冷静に判断ができるのですが、自分のこととなると冷静にみれなくなり『自己防衛』に走ってしまうのが人間の性なのです。
成長し続ける人は、失敗した時に自分を守ったり、恥ずかしがることはせず、「何が原因だったんだろう?」「じゃあどうすれば改善できるんだろう?」という風に自分で自分を客観視することができるのです。
失敗の捉え方の幅を持つ
自分を客観視していると、だんだんと意識に変化が現れてきます。
その変化とは『捉え方』です。
例えば、皆さんも"不安"になることってありますよね。でも不安というのは事実ではなく、捉え方の話です。
ちょっと分かり辛いと思うので具体的に説明すると
例えば、大事な仕事を任されて不安になっているとします。それは「失敗するかもしれない」という部分にフォーカスをしているから不安になるんですね。
まだ何も起こっていないのに、不安になっているのです。
一方の人は、同じ仕事を任されて「よっしゃ!信頼してもらえた!成功したらもっと貢献できる!」という風に成功にフォーカスしているとします。
これはどちらも『事実』ではなく、『捉え方』の問題なのです。
話は戻りますが、成長志向の人は、沢山の『捉え方』を持っています。
例えば、失敗した時に「ああ、評価が下がる…、迷惑を掛けた…」と捉えるのは、ネガティブ面の捉え方ですよね。
でも、失敗した時に「失敗したことで改善点が見つかった!」「次に成功したら上司も頑張っていることを理解してくれるだろう」という風にポジティブな面の捉え方も持つことが出来ます。
つまり、成長指向の人は、沢山の捉え方を持っているのです。
有名な哲学者ニーチェも人生全般について、下記のような言葉を残しています。
"事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。"
つまり、自分がどう思うかで起こった出来事の意味は変わるのです。
『失敗』=ネガティブなものというのは1つの捉え方でしかありません。
沢山の捉え方を持つことで、「この出来事は自分にとって○○という意味がある!」という発見ができるようになります。
本を読む、人と会う人は成長が早い
とは言っても最初は自分で自分を客観視するのは難しいものがあります。
誰だって否定されたくないし、傷つきたくないですよね。失敗してヘコんでいるときに自分を客観視する元気がない時もあります。
そんなときに超オススメなのが本を読んだり、人の話を聞いたりすることです。
例えば、この記事を読んでいるのもある種の「人の話を聞いている」ということになります。
自分で考えるのももちろん良いですが、本などでは専門家などが人生を掛けて発見したことなどが書かれています。
自分で悩んでいると、自分の選択肢しかないので、結局悩んでしまいます。
答えが出ないから悩んでしまうんですよね。
本を読んだり、人の話を聞くと「あ?!なるほど、そんな捉え方や考え方があるのか!!」と自分の発想には無い発見があります。捉え方の幅が増えればその分自分の成長も早くなります。
イメージで例えるなら料理のようなものです。
自分だけだったらイチゴをそのまま食べることしか分からないかもしれませんが、人の話を聞いたり、本をよむことで
・ジャムにもできる
・ケーキにすると美味しい
・ジュースにすると美味しい
など、色んな発見と成長ができます。
まとめ
まとめると、特別な才能がある人が成長するわけではなく、捉え方が幅広い人が成長していきます。
捉え方を増やす方法としては
・自分を客観視する
・出来事の解釈を色々してみる
・本や他人から学ぶ
これらのことを行なっていると、時間と共に意識が変化していきます。
自分の捉え方が増えれば、困っている人の役にも立つことができるので、是非今回の記事を参考にしてください!