新しい年の初めに、その年に達成したい目標や抱負を立てる人は多いと思います。目標を立てたその時は、新しい自分になるための希望ややる気に溢れていて、その気持ちのまま目標を達成するという人もたくさんいらっしゃると思います。しかし逆に、毎年ちゃんと目標を立てるものの、つい三日坊主になってしまい、いつの間にか忘れてしまっているという人も…。
そんな「目標は立てるけど、なかなか達成できない」という人に試してほしい、おすすめの目標を達成するための方法をご紹介します。
目標達成に必要なのは「意思」ではなく「習慣」の力
目標を達成するためには強い意志が大切だと思っていませんか?もしそうなのであれば、意思が弱い人は目標を達成できないことになってしまいます。もちろん意志の力やモチベーションだけで達成してしまう人もいます。ですが、中には大した苦労やストレスを抱えることなく目標を達成してしまう人もいますよね。
実は、このような人たちは目標を達成するために必要なものを「意志」ではなく「習慣」と捉えていることも多いのです。
目標を達成するための「習慣」を作るメリットは?
ではなぜ、目標の達成に「習慣」が関係しているのでしょうか?それは、これまでの生活の中に新しく目標のための行動を追加しなければいけないからです。ですが、人間は惰性の生き物とも言われているほど新しい行動に対しては抵抗を覚えてしまいます。つまり、これこそが目標を達成できない原因の一つだったのです。
一方で習慣と呼ばれるものは、日々の行動の中でストレスを感じることなく自然に、あるいは無意識に行動していますよね。つまり、目標を達成するための行動を日々の習慣に取り入れてしまえば、ストレスなく目標を達成することができるのです。
目標を習慣の中に取り入れてみよう!
では実際に目標を達成するための習慣作りには、どうすればよいのでしょうか?習慣作りのためには、よくある1日の行動予定を手帳などに書き込むといったスケジュール管理の方法よりも、手帳などにその日実際に取った行動を記録していく方法のほうが効果的なのです。
この方法のメリットは、特に仕事などが忙しくて時間的にも余裕がない人にとって、自分の時間の使い方がわかるので空き時間を把握することができるという点です。つまり、その空いている時間に新しい行動を当てはめれば、時間的な制約が少ないので無理なく続けやすくなります。
また、手帳など行動の記録を残していくことで、目標に対して自分が取った行動の振り返りも簡単にできるようになるので、成長している実感も湧きやすく、モチベーションの維持にも繋がります。その結果、目標を達成するための行動が習慣として定着しやすくなります。
代替できるものを取り入れる
日々の生活の中では、事情があったり気分的な面から目標のための行動が取れないという日もあるかもしれません。ですので、そのような時のための代替策を事前に考えておくと継続しやすくなります。
例えば、健康維持や体調管理という目標があって、そのためにジョギングをする習慣を取り入れる場合には、もし雨が降った場合でも室内でできるトレーニングやストレッチを代替法として用意しておくと効果的です。同じように、資格取得を目標に、そのための勉強をしているが時間が取れないなどの場合には、移動中にそれに関する動画を観るといった代替法を取ることもできます。
習慣作りに大切なのは、「何もしなかった」というゼロの日を作らないことなので、このように代替できるものがないかを探しておくことは、より効果的です。
タイムカプセル郵便を使ってリマインド
人が新しい習慣を身に付けるためには、約3週間かかると言われています。なので、3週間後の自分にあてた郵便を出しておくというのは効果的かもしれません。とはいえ、自分あてのメッセージを書くとなると照れくさいという方もいると思うので、チェックシートなどにしておくのも1つの方法です。
さらに、3の倍数である3か月後、半年後にも同様のチェックシートを送って」おくと、目標達成のためのリマインドやモチベーションの向上にもつながりますし、もし新年の目標を忘れていたり、途中で挫折したいた場合でも、再度やる気を起こさせてくれるものにもなるでしょう。
タイムカプセル郵便については、公益財団法人日本郵趣協会のサイトを参考にしてください。(外部サイトにリンクしています。)
習慣にしてしまえば、目標達成も楽にできる!
目標を達成するためには努力が必要だと考えてしまうと、精神的にも正直しんどいとなってしまいます。そうなってしまったら、せっかく掲げた目標も達成することなく諦めてしまい、いつの間にか忘れてしまいます。ですが、目標達成に必要なのは必ずしも精神論ではありません。
精神的にも無理なく目標を達成したいという人はぜひ、習慣の力に頼って目標を達成する方法を試してみてくださいね!