ナポレオン・ヒル博士が「思考は現実化する」という本を1937年に出版して以来、全世界で7000万部も売上があったそうです。それだけのベストセラーであればもしかしたらあなたも一度は読んだ事があるかも知れませんね。
本屋さんに行っても似たようなタイトルの本や内容の本もたくさんありますし、そういう意味では思考や願望を現実化させるためのノウハウ本など一度や二度読んだ事はあるのではないでしょうか。
最近では本だけではなく個人のブログやビジネス系ネットでも毎日のように、それこそ雨後のタケノコのように記事が溢れかえっています。まあ今回の記事もその内の一つではあるのですが・・・
それだけ多くの記事が溢れているのであればあなた自身やあなたの周りもさぞや成功者ばかりですか?
・・・そんな事ないですよね。
そういえば、なんかおかしいなー
あれー?様子がおかしいぞー
やだなーやだなー何か怖いなー
と、そんな風に思われたあなた(笑)
そんなあなた向けに願望を現実化させるイメージングの方法を紹介していきます。
夢ノートを作る
誰にも叶えたい夢や行ってみたい場所、手に入れたい物はありますよね。
大それたものではなくても良いので、そのような夢をまとめるノートを作りましょう。
夢ノートを作るときにはいくつか注意したい点があります。
未来の事でも完了形で書く
あなたが大学受験を控えた学生だった場合に「東京大学に入学出来るように」ではなく「私は2019年4月に第一希望の東京大学に入学出来ました」という形で書きましょう。
私はという主語や具体的な期日まで入れられていると潜在意識にも良い働きかけをするのでよりGOODです。
文字だけではなく写真もあったほうがいい
「2020年に3LDKの戸建てを建てて優雅な暮らしをします」という願望があったとしましょう。
文字だけでは具体的なイメージに落としづらいので、このような願望は参考となる写真もペタペタ貼っていきましょう。
そうする事で脳もイメージを潜在意識に刷り込んでより現実化しやすくなるのです。
やりたくない事もリストアップする
神田昌典さんの「非常識な成功法則」ではやりたくないことや嫌なことをリストアップした方が良いと薦めています。
こちらの本は完全にビジネスに特化した内容なのですが、「やりたいことの中にはやりたくないことが含まれているからである(非常識な成功法則 48P)」という著者の考え方は参考にするべきでしょう。
明確な目標を持つ
目標を持たない人よりも明確な目標を持った方が明らかに成功しそうなことは誰でも想像出来るでしょう。
ひとつ例として1979年にハーバード大学MBAが調査したデータがありますので紹介します。
ハーバード大学の卒業生に対し「明確な目標と具体的な計画を紙に書き留めていますか?」というアンケートを実施し、その結果は下記の通りでした。
- 「明確な目標と具体的な計画を紙に書き留めている」・・・A群(3%)
- 「目標は設定したが、紙には書き留めていない」・・・B群(13%)
- 「とくに明確な目標は設定はしていない」・・・C群(84%)
うん、まあここまでは予想の範疇ですよね。逆にハーバード大学の学生でも「そんなもんか」という気にもなります。
そして10年後に追跡調査をしたのですが、その結果が衝撃だったのです。
まずB群の卒業生ですが、C群の卒業生に比べ約2倍の収入を得ていたのです。
さらに驚くべきことがA群の卒業生ですが、B群・C群の卒業生に比べ約10倍の収入を得ていたのです!!
具体的な目標設定と計画が成功のキーとなることを示している話ですよね。
さて、この話を読んだあなたは?
すぐにペンとノートを用意するべきでしょうね。
すぐに諦めない
ここまでの話を読んで「ノートとペンさえあればオラも成功できる!」と思ったらハッキリ言って甘い!
そんなもんで成功するなら「犬も歩けばランボルギーニにあたる」ということわざが生まれているくらい甘い。
もし仕事やビジネスで成功をしたいと思うのであれば、当たり前ですがしっかり努力と継続も必要です。
あなたは「成長曲線の話」はご存知ですか?
努力してもなかなかすぐに成果が出ないことってありますよね?
例えば、ゴルフでも何かの資格勉強でも良いのですが時間を掛けたら掛けた分、比例して能力や結果がアップすると思っている方もいると思いますが、実際にはそのような直線で成長はしません。
(参考:努力と成長は比例しない!成長曲線と努力線の関係を知った上で結果を一気に出すのに必要な3点の事実)
このように、ある程度継続してコツコツ取り組んでいくとある日突然ブレークスルーを迎え、急激に伸びるのです。
でも多くの人はこのブレークスルーを迎える前に「自分には向いていない」と思い辞めていくんですよね。
そんなときには是非「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という安西先生の言葉を思い出してください。
初めて取り組むものであれば真面目に取り組んでもやはり2~3年は成果が出るまで時間は掛かるでしょう。ということは少なくとも3年以上続けられる自信のあるもので勝負するべきですし、すぐに諦めないこと。これも成功要因として大きいです。
自分に根拠のない成功への自信を持つ
最後にもうひとつ大事なポイントが根拠のない自信を持つことです。
上手くいっている人にポジティブ思考な人が多いことは聞いたことがあるかと思いますが、「自分はこれを上手くやれるだろう」と思い込むと行動のフットワークが軽くなります。
結果的に最初はうまくいかないかも知れませんが、結果をポジティブに解釈すれば良いだけです。
つまり「~だから出来ない、無理だわ」ではなく「~は出来なかったから次はこうしよう。次は出来るでしょ」という感じですね。
世の中は3アウトのない野球みたいなものです。
例え三振続きでアウトが重なってもバッターボックスに立つか去るかはあなた次第です。