エステシャンは女性にきれいを提案、その実現をお手伝いする仕事
エステシャンは、女性のきれいを応援する仕事です。
自らがボディメイクに興味がある人や女子力向上に興味があるという人がなることが多いです。
以前、自分がエステを受けて綺麗になったことがあるという経験を持つ人も多く、それを他のの女性にも感じてほしい「綺麗になることを応援したい」という思いからこの仕事に就く方もいます。
エステティシャンになるには
では実際にどのようにエステシャンになるのでしょうか。
エステティシャンに国家資格はありませんが「認定エステシャン」など民間の試験はあります。
一定のレベルに達していると判断する材料となり、就職する際、優位になる可能性は高いです。
しかし、これらの資格を取得しなくとも「就職して働きながら学ぶ」という方法もありますので、自分に合った方を選びましょう。
①美容専門学校、エステ専門スクール
こういった学校は数カ月~1年程度のものが多いですが、身体の解剖学、生理学、そして血液の流れやリンパの流れ、脂肪や筋肉のこと等、様々なことを実習をしながら学んでいくことが出来ます。
ブライダルエステ等ではシェービングを行いますので「美容師免許」も同時に取得出来れば更に就職には優位になります。
②就職する
高校や大学を卒業後、そのままエステサロンに就職、実地研修を受けながら技術を学んでいきます。
先輩達のサポートをしながらお客様とのやり取り接客の仕方を学び、営業が終わってから知識や技術指導を受け認められれば、そのお店で一人前のエステシャンとして働くことが出来ます。
転職をする際も「経験者優遇」という求人も多いので、学校に行かない場合は、就職してまずそのお店で実務経験を積んでいきましょう。
エステティシャンとして必要なこと
次にエステシャンとして必要なことを見てみましょう。
1、変化を感じることの出来る力
先ず一つは、利用者さんのカウンセリングや体を触って、変化を感じることの出来る力が必要です。
これは経験で培われていくものです。
最初のうちは、担当のお客様を施術する際に指先の感覚に集中し「ここが固いな」「ここの体温が低いな」等、記憶しておくこと。
そして次回そのお客様を担当した場合は前回と比べて変化しているかどうか気が付けるように意識しましょう。
2、施術中の対話
お客様との施術中の会話はとても大切です。
パーソナルスペースという言葉をご存知でしょうか。人はそのスペースに入れるのは心を許した人のみです。
しかし、エステの場合はお客様の体に直接手を触れます。
人とは不思議なもので、パーソナルスペース内で更に直接触れられるというのは相手に安心感を持つものです。
ですので、心の距離がぐっと近くなり、会話がしやすくなります。
更に面と向かって会話する訳ではないので、様々なお話をします。
その時に最近の食生活や体調の変化等が無いか気にかけヒアリングを行いましょう。
とは言いましても、お客様の中には「施術中はリラックスしていたいから話しかけないで欲しい」という方もいらっしゃいますので、1人1人どのような方なのか。そして今どのような気持ちでいるのか。に注意を払いましょう。
3、お客様の目的に合った配慮と施術
エステというところは、ただマッサージをするところではありません。
例えば、リラックスが目的である場合は、体中がリラックスできるように十分な配慮が必要です。
日ごろ人に言いにくい話をしたい場合もありますし、静かな中でマッサージだけされたいという方もいらっしゃいます。
それぞれに合ったリラックスを提供しましょう。
ダイエットが目的ならば、お客様が痩せたいと希望する部分を集中して施術していきます。
食事内容についてもアドバイスを行います。
もしも大きな機械を利用して行う場合には、機械の取り扱いに関する専門的な知識も必要です。
このように1人1人のお客様に目的に合った施術を行うことが大切です。
エステティシャンとしてのやりがい
エステに来るお客様が満足しているかどうかは、施術中や施術後の会話で把握できます。
もし痩身でしたら、「部分痩せを目指したところの数値が明らかに減った!嬉しい!」
また「気持ちが良かった、リラックスした!ありがとう!」
「あなたにやってもらうのが一番気持ちが良くて好きなの!」
こうお客様に言われる事はとても嬉しいものです。
痩身等は体力を使う仕事ではあるのですが、この言葉で疲れもすぐに吹っ飛んでしまいます。
最後に
始めは皆、見習いのところからスタートですし、プロになっても日々勉強が必要です。
自分の施術でその女性が綺麗になっていく姿を見たい、一緒に喜びたいという目標を持って取り組むことが大事です。
これからエステティシャンを目指す皆さんを応援しております。