社会生活をする上で欠かせないのがコミュニュケーションです。
どんなに素晴らしい頭脳、技術、容姿を持っていたとしても、このコミュニュケーション能力が欠けていると、ビジネスでの成功は難しくなります。
内向的な性格だからコミュニュケーションを取るのが苦手と尻込みする人がいますが、コミュニュケーション能力は練習することにより、ある程度のレベルまで持って行くことができます。
この記事ではコミュニケーションの必要性とコミュニケーションのコツをお伝えします。
企業で働く人も個人で働く人もコミュニケーションは必要
企業で働いている人には必ず上司、同僚、部下などがいて、この人たちと一緒に働いています。しかしこの自分と一緒に働いている人たちと上手く意思疎通ができないとなると、様々な面で障害が出て来ます。
新入社員のうちは周囲に気を使い、挨拶や態度に気をつけていても、役職が上がるにつれて態度が横柄になり、自己中心的になる人がいます。上司としての威厳は非常に大切です。
しかし、基本的な挨拶や人の話を聞く姿勢というコミュニケーション能力を置き去りにしてしまっては、最終的にビジネスで成功するのは難しくなります。
部下をまとめて会社をリードするためには、人の心を惹きつける優れたコミュニュケーション能力が欠かせません。
しかし、これは企業で働いている人に当てはまることで、個人で仕事をしている人には必要ないのでしょうか?
答えはNOです。どんなビジネスにもコミュニュケーション能力は必須です。
フリーランサーなどの個人の起業家は、企業に属さず自分ひとりの力で収入を得ているので、他の人とのコミュニュケーションはそれほど必要ないと考えている人がいます。また人とのコミュニュケーションが苦手だから、フリーランサーを希望するという人もいます。
しかし個人で働くからこそ、コミュニュケーション能力がより必要とされるのです。
フリーランサーは自分で営業して仕事を得るというスタイルで働きます。
コネや紹介がなければ仕事が来ないという世界ですので、常に周囲にアンテナをはり営業することが要求されます。
営業というのは=人とのコミュニュケーションですので、コミュニュケーションに失敗すれば、仕事の話は来なくなります。
ポイントは相手に「感じの良い人」と思わせる振る舞いです。そのためにはビジネスマナーを徹底的に頭に入れて、相手の話を誠意を持ち聞き、短時間で相手のことを分析することがポイントになります。
どんな時にでも相手に対して敬意を持つことを忘れないようにしましょう。
コミュニュケーションのコツ
人と話すのが苦手、自分の意見を言うことができない。
このように内向的な人はたくさんいます。
社交的な人は確かにコミュニュケーション能力が発達していて、努力しなくても多くの人と自然に交流することができます。
しかし性格が社交的ではなくても、訓練することでコミュニケーション能力を磨くことは十分可能です。
人と話すのが苦手という人は、防衛本能が強い慎重派の性格と言えるでしょう。ビジネスをする上で慎重であることは非常に重要です。社交的でも、軽率であればビジネスでは成功しません。
ここではコミュニケーションのコツをいくつかお伝えします。
1.自分の専門を持つ
コミュニケーション能力を磨くのに役立つのは、自分の専門を持つことです。
専門と言っても難しい学問のことを言っているわけではありません。仕事でも趣味でも自分が「これなら人に負けない」というものを持つということです。そうすることで自分に自信がつき、人と話す時にも余裕が出てくるはずです。
そしてチャンスを見つけて、自分の得意な分野の話に持っていければ、潤滑なコミュニュケーションも可能です。
2.与えられた仕事はきっちりこなす
職場内、個人で仕事をしていたとしても、約束した仕事をやり切れないと信用を失ってしまいます。
例えば納期を守らなかった。指示通りに仕事をしていなかったらどうですか?この人はルーズな人だ。話をきちんと聞かない人だという印象を与えてしまうことでしょう。ですので、与えられた仕事は責任をもってやり切る事が大切です。
3.あいさつは誰にでも平等に行う
「おはようございます」「お疲れ様でした」「ありがとうございます」
あいさつは社会人の基本です。ですが、これが意外と出来ていない人が多いのです。
目を合わせ、笑顔でハッキリ伝えましょう。あいさつをされて嫌な人はいません。ですので、最初は恥ずかしさもあるかもしれませんが、それに負けずどんどん積極的にいきましょう。
4.会社や人の陰口やネガティブな発言はしない
ごくたまに気心知れる友人や同僚に酒の場などで今の悩みを聞いてもらうのは良いでしょう。ストレス発散も仕事をする上では必要です。ですが、毎度は良くありません。
例えばいつも上司の悪口を言っている人を見てあなたはどう思いますか?
この人は陰でいつも悪口を言う人というレッテルを貼られてしまうことでしょう。そして「あまり関わり合いたくない」と思われてしまいます。これでは今後コミュニケーションを図ろうとしても相手にしてもらえません。ですのでこのような発言は控えましょう。
5.相手の話をよく聞く。相手が理解しやすい言葉を使う
コミュニケーションは、こちらからの一方的な発信では成り立ちません。
相手が居て、相手が理解を示してやっとコミュニケーションが成り立たと言えるのです。
その為には、相手をよく観察すること。相手の話をよく聞く事が大切です。ちゃんと伝わったかな?と話の途中途中で表情やしぐさ、相手の話の内容から理解し、伝わっていないようなら、どうすれば伝わるかを考えて発言していきましょう。
そうすることで、「この人は自分の話をよく聞いてくれる人だ」「分かりやすい話し方をしてくれる人だ」と信頼を得る事が出来ます。
コミュニュケーションが人生を豊かにする
ビジネスだけではなく、私たちが生きていく上でコミュニュケーションは非常に大切です。家族、親戚、友達、同僚、仲間、ご近所さんと、様々な人と関わることで人生はより豊かになります。
現在日本でも核家族化が進み、引きこもり、孤独死などの社会問題が増えてきています。
インターネットの発達で他人と簡単にコミュニュケーションを取れる方法が増えてきたのに、人とコミュニュケーションを取れなくなる人が後を絶たないというのは悲しいことです。
人生をより豊かにしてくれるのは、人と人との触れ合いです。
コミュニュケーション能力がアップすれば、幸せ度もアップするはずです。