マネジメント

こんな組織はダメになる①「目標達成さえできればOK?」

投稿日:2019年9月3日 更新日:

会社に入ると、その部署により目標が設定されます。
一般的に個人の目標を設定することが多いのですが、中には部署として一つの目標を掲げるところもあります。そして設定した目標を達成する様に、ひとりひとりが努力をしていくのです。

実は目標を立てることは大切ですが、達成できればそれで良いと考えているとその部署は成長できないという説があります。

なぜ目標を達成するだけではダメなのか、勘違いポイントについて紹介します。

1.モチベーションが続かない

Thinking child bored, frustrated and fed up doing his homework

部署としての目標は、上司や先輩のレベルに合わせるためにどうしても高くなります。
しかしあまり大きな目標を設定してしまうと、一つのステップをこなすのも難しく若い人達がついて行けなくなってしまい「他の人が頑張ってくれるから、自分はできなくても仕方ないだろう」と思ってしまいます。結果、モチベーションも続きません。

部署として目標を立てる時には、例えば1年がかりのものであれば、半年間は準備期間を持てるようにします。

その目標を達成するにあたり、自分にはどんなスキルが必要か、どのような点に注意して仕事をすればいいのかなどを考えながら少しずつ進めていくのです。
拾うものもあれば捨てるものもあるでしょうが、身に付いたスキルや知識を応用して目標達成に向けて努力するのです。

この方法で進めていくと、目標を達成した時に基礎がしっかりと理解できているでしょう。

2.視野が狭くなる

「目標を達成しないと自分の評価にかかわる」と思うと、何よりもそちらを重視するようになります。
もしかしたら他にも能力を伸ばしたり、チャンスを掴むきっかけがあるかも知れませんが、それらの可能性に背を向けてしまうことになるのです。

つまり、最初からゴールを決めて、それに向けてきっちりと1年間など決められた期間努力することで、その人の視野が狭くなり、あらゆる可能性を失ってしまうのです。

目標を設定したら、それを達成するために「たった一つの方法しかない」と思い込むのをやめましょう。
目標達成までにいくつかのやり方やステップを考えて、どれが一番自分にとって良いのかを考えながら進めます。

もちろん上司も達成度だけではなく、どの様な過程を経てその結果にたどり着いたのかを評価するべきです。

3.やっつけ作業が増える

とにかく目標を達成しなければいけないと思うと、その期間の終わりになると焦りを感じる人が現れます。

ほとんどの場合は途中で上司と進捗状況に関する面談をするのですが、全く手を付けられていないもの、あるいは難しくてどうしたら良いか分らないものに対してやっつけ作業をしたくなります。

その結果、ただ目に見えるレポートを提出したり、やらなくてもいい改善策などを取ったりして、無駄な時間を過ごしてしまうのです。

目標は達成するのがゴールではなく、その内容が自分の能力と努力に見合っているものであるかを考え、自分を成長させることがゴールだと考えましょう。

4.次の年にはなくなるものが多い

目標達成さえすれば良い部署の勘違いとして「次の年にはなくなるものばかり作る」という点があります。

その年の目標だからと対策を立てて実行したものの、達成したので翌年には全く手を付けなくなってしまうこともあります。
いつからあるのか分からないファイルや、もう使われていないフローチャートなどがオフィスの隅にあるのを見掛けたことがあるのではないしょうか。

目標を立てたら、それは部署として継続していくものであることが大切です。
担当者が変わってもその方法は残る、というものを設定するようにしましょう。

5.1年で成果を求めない

多くの企業では、目標を設定すると1年後に上司とフィードバックを行い、評価されます。
しかしそもそもビジネスプランというのは、1年で成果が出るものは殆どありません。多くの場合は1年~3年は下積みで、そこから少しずつ効果が出てくるものなのです。

目標に向かって進む時にも、1年後の結果を焦ってしまい、余計な行動をとってしまうことがありますが、もしかしたらそのやり方で2年後、3年後に大きな成果が出るかもしれないのです。

その人がその会社にいる限り、目標達成度についてはカルテのように残しておくべきです。
過去にどんな目標を達成して、それが今までどれ位効果が表れているか等も評価の対象にした方が良く、本人の自己肯定感にもつながります。

6.優先順位が分らなくなる

indecisive man and lost chooses the right path

目標を達成することばかり気にしていると、目の前にある大切なことをスルーしてしまいがちです。今改善するべきことや議題に上げるべきことがあっても、自分の目標の方が先決だからと放置してしまうのです。
その結果、次第にそれが大きな問題に発展していき、緊急事態になることも考えられます。

期間中に大きな変化があった時には、目標を立て直すことも大切です。
新しく立て直した目標を達成することを考えた方が、部署の問題解決にもつながるでしょう。

大切なのは目標達成だけじゃない!

目標を達成すればOKという部署は、仕事に対する視野の広さやモチベーション、可能性などを軽視する傾向があります。

上司は「何の為にその目標を達成させるべきなのか」という点をよく考えて部下と話し合いましょう。

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