最低限のPCスキルは、ほとんどのどの職場で必要になってきます。中でも事務職や営業職にとっては、必要不可欠なスキルといっても過言ではありません。
しかしこれから就活や転職を迎える人の中には、
「どのようなPCスキルを学べばいいかわからない」
「そもそもPC自体をあまり使ったことがない」
という人もいるでしょう。
そのような人にとっては、何から手を付けていいのかわかりませんよね?
この記事では、これだけは押さえておきたい最低限のPCスキル3つを紹介していきます。
最低限のPCスキルその1『Word』
このWordというソフトは、おもに文章を作成する際に使用されているソフトです。中には文書作成の他に、資料作成、表計算、電子メール管理なども行えるバージョンのものもあるのですが、基本的には文書を作成するソフトと覚えておいてください。
使い方としては、キーボードのタイピングができればそれなりに使いこなせます。
しかし、体裁のいいものを作ろうとするのであれば、文字のフォントや大きさ、余白などにも気を遣う必要があります。作成する資料の内容によっては、図形や画像などを挿入したり編集やタブの機能を使わなければいけないこともあります。
なのでビジネスに必要な最低限の基本操作は、必ず押さえて習得しておきましょう。
最低限のPCスキルその2『Excel』
Excelは表計算ソフトです。そして、その計算した内容を並び替えたり、グラフにできたりと、自由自在に設定がすることもできます。
Excelの特徴は、関数と呼ばれる計算式を使うことで、計算機を使わなくても簡単に数字の計算をしたり、複雑な条件下での計算も簡単にできたりすることです。
もちろんwordと同様に、文字打ちを中心とした報告書などの作成もできます。ありとあらゆるビジネスシーンで用いられているので、「Excelが使いこなせる」という人は、どこの会社に行っても必ず重宝される存在になれます。
最低限のPCスキルその3『ビジネスメール』
ビジネスメールは取引先などとの大事なコンタクトツールです。
ビジネスメールを使う際には「Outlook」や「Gmail」などのメールソフトを使ってやり取りをすることが一般的です。まず会社から自分が使うアドレスが支給されたら、メールソフトにアドレスを登録しましょう。(このとき使用するメールソフトが会社から指定されることもありますので、その場合は指示に従いましょう。)
どのメールソフトを使うにしても、共通していることも多くあります。
その1つが「to」・「cc」・「bcc」などの送信先の使い分けです。簡単に説明すると、
「to」→メールを送りたい相手。
「cc」→メールを送ったということを知らせたい相手
「bcc」→メールを送ったということを知らせたい相手で「to」「cc」の人には知られたくない人
です。
「cc」と「bcc」の違いが分かりにくいかもしれませんが、例を挙げると
「to」→取引先の担当者
「cc」→取引先の担当者の上司
「bcc」→自分の上司
という感じです。
なので、「cc」や「bcc」に該当する人がいなければ、入力する必要はありません。
(「to」は必須項目なので、入力しないでメールを送信することはできません。)
また、添付ファイルの大きさも気を付けるポイントです。
使っているメールソフトや会社のサーバーによって、送受信できる添付ファイルのサイズが異なっているので、送信したつもりが送信できていなかったなどということもあります。
またビジネスメールのスキルとしては、メールの書き方やマナーなどの内容面も重要になってきます。挨拶文や署名などの定型文や、ビジネス用語や言葉遣いなどにも注意するようにしましょう。
ありがたいことにインターネットを検索すれば、いろいろな文章のテンプレートを見つけることもできます。それらを参考にしながらメールの文章を作成していくのも良いでしょう。
メールは相手の顔を見ないでコミュニケーションを取っていく手段なので、マナーの部分は特に気を使わないと、誤解を与えてしまう恐れもあるのでしっかりと身に付けておいてください。
「word」「Excel」「メール」は最低限のスキル!
ここで紹介しているPCスキルは、本当に初歩の中の初歩といっても過言ではありません。
まだこれらの使い方が分からないという人は、時間がかかるかもしれませんが1つずつ確実に覚えていきましょう。覚えることが多いと感じるかもしれませんが、どれも初歩的なものであれば簡単に覚えられます。
ここで紹介している最低限のPCスキルは、就職や転職するときだけでなく、その後も社会で働いている限り必ず役に立つものなので、身に付けておいて損はないですよ!