社会人になると、どの職場でも遅刻には厳しくなります。始業時間までにきちんと机について仕事が始められる状態でいなければなりません。
しかし中には、いつもギリギリのタイミングで出社してきたり、遅刻する人もいます。
本人は決まって「すみません」と謝るのですが、遅刻癖というのはなかなか治らないのもです。
どうしても遅刻してしまう人が自ら改善させようと思ったら、どの様な方法があるのでしょうか。
目次
遅刻をすると信頼を失ってしまう
会社に入社する際には雇用者と労働者の間で雇用契約が結ばれていて、就業規則を守ることが明記されているはずです。
就業規則には始業時間が記載されていることがほとんどですので、毎回遅刻をするということは、契約違反をしていることになります。
つまり、仕事の問題ではなくルール違反をしているということが問題なのです。
遅刻をすることで「約束を守れない人」「信頼できない人」というイメージが付いてしまうと、やり甲斐のある仕事を任せてもらえなくなります。
「ちょっと位遅刻をしても、毎日自分の仕事はきちんとこなしているのだから関係ないだろう」などと思わずに、一刻も早く遅刻癖は治すべきです。
しかし中には、うつ病やADHDなど病的なものが原因で遅刻してしまう人もいます。
以下の項目では、特に器質的な異常がないにも関わらず、遅刻をしてしまう人の改善方法について紹介します。
遅刻を改善する方法1: 就寝時間を早くする
遅刻をする原因として最も多いのが「夜更かし」です。
残業や付き合いがあったならばまだしも、特に用事がないのに夜遅くまでダラダラとゲームをしていたり、SNSやラインをしていた結果、夜寝るのが遅くなってしまったという人が多いのです。
この様な人の場合、睡眠のリズムが乱れてしまっているので、そのことを意識して少しずつでも整えていきましょう。
とは言っても、急に早寝早起きは無理ですので、まずは「10分早く寝て10分早く起きる」、それができれば「20分早く寝て20分早く起きる」と、段々と前倒しにしていきます。
睡眠は慣れですので、健康な人ならばいつも眠っている時間になると自然と眠くなってしまうものです。
基本的に11時頃には就寝して6時頃には起きる「7時間睡眠」がベストです。
遅刻を改善する方法2: 朝日光をしっかりと浴びる
朝起きたらすぐにカーテンを開けて日光を浴びると、脳にスイッチが入り覚醒します。
日光を浴びると、脳の神経伝達物質である「セロトニン」が分泌されます。セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれていて、精神的にリラックスしてストレスを緩和させる働きがあります。
これにより、朝から気持ち良く仕事ができる様になるのです。
一方、このセロトニンは、睡眠ホルモンである「メラトニン」を作る物質です。メラトニンが分泌されると人は眠気を覚えて入眠できる様になるのです。このメラトニンは、太陽の光を浴びてから14時間~15時間位経ってから分泌が始まり、夜になるとピークを迎えます。
つまり、朝起きたらたっぷりと日光を浴びてセロトニンを分泌させれば、それだけ夜にメラトニンの分泌量が増えて、眠りに付きやすくなるのです。
最近では睡眠障害に悩む人が増えていますが、その多くはセロトニン不足、メラトニン不足が関係しています。
中には遮光カーテンで朝になっても真っ暗な状態にしている人もいますが、朝起きたら太陽の光が自然に目に入る様にしておき、自然に目覚めるのが理想的なのです。
女性のかたは難しいかもしれませんが、男性は夜寝る時に電気を消したらカーテンを開けて眠る様にする、というのも良い方法です。
遅刻を改善する方法3: 朝のご褒美を用意しておく
朝起きてもベッドから出られずに遅刻をしてしまう人もいます。
その様な人は「目覚めのご褒美」を用意しておきましょう。
男性ならば、お気に入りの缶コーヒーを目ざまし時計の横に置いておきます。目ざまし時計が鳴ったら起きて止めて、そのままコーヒーを飲めば、すんなりベッドから出られます。
女性ならば、ヨーグルトやフルーツを冷蔵庫に置いておけば、夜寝る前から朝が楽しみになります。
遅刻を改善する方法4: サプリを飲んでみる
朝スッキリ目覚める為には、夜良質の睡眠を摂ることが大切です。
身体が疲れていたりストレスが溜まっていると、なかなか寝付けない人が多いのですが、かと言って睡眠導入剤は飲みたくないものです。
そこでおすすめなのが、薬ではなくサプリを使ってみる方法です。
最近ではぐっすり眠る為のサプリが販売されていますし、医薬品ではありませんので、副作用が少なく好きな時に飲んだり止めたりできます。
睡眠サプリには実に様々な種類があり、含まれている成分も異なります。自分に合ったサプリならば効果も早くぐっすり眠れて、分朝スッキリと目覚めることができます。
遅刻を改善する方法5: ブルーライトを避ける
スマホやパソコンの画面からは、ブルーライトといわれる電磁波が発生しています。ブルーライトを浴びると、脳が刺激されて眠りにつきにくくなってしまうのです。
夜寝る時にベッドの中でしばらくスマホをいじっている人も多いでしょうが、これは眠れなくなる原因の一つです。
眠る1時間前にはパソコンやスマホは止めて、ブルーライトを浴びない様にしましょう。
早寝の習慣を実践しよう!
どうしても遅刻をしてしまう人は、まずは夜早く、しかもぐっすり眠れる様に体質改善をすることが大切です。
上記の方法はどれも併用できますので、是非試してみて下さい。