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経営者になりたいなら押さえておきたい必要な能力8つ

「いつかは経営者になりたい」そんなことを誰しも一生に一度は考えるのではないでしょうか。

でも実際に経営者になるためにはどのような能力が必要なのか知っていますか?

そこで今回は経営者になるために必要な能力や資質を8つ紹介していきます。

1.事業を作り上げる力

起業して会社を設立することは必要となる紙を役所に届け出るだけで出来ますが、大事なことは事業を作り上げその事業で収益を生む仕組みを作り上げることです。

そのためには起業する業界を変えたい(より良くしたい)というエネルギーを持ち、その想いや推進力を事業計画に落とし込み収益化する力が必要となってきます。

もちろん自分一人では難しい場合は、人の採用や設備への投資も行うことになるでしょう。

ただし最終責任者は経営者であるあなたです。そのような責任を感じつつ事業を作り上げる力は必須なのです。

2.営業力

Businessman running up stairs made of blocks. Moscow city at background. Toned, filter. Concept of career growth.

起業して間もないうちはほとんどのケースで社長自らモノを売り込む営業活動を行うことになります。

企業の大きさにより現場での営業経験はなくなっていくと思いますが、社長の営業力は必須の能力となります。

なぜなら社長にとっての営業とは0から1を生み出すこと。

営業力がなければ収入もなくそもそも会社を経営していくことが出来ませんし、0から1を生み出す営業力が備わっていれば新規事業も成功しやすい。

その意味で社長の営業力とは未来を創出する能力と言えるでしょう。

3.交渉力

Win-win partnership strategy concept. Businessman draw win-win scheme with handshake partnership agreement.

経営者は事業運営をするためにさまざまな人達と日々交渉していくことになります。

銀行や投資家からの資金調達交渉もあれば、仕入先との価格交渉、顧客との交渉、社内の各会議での交渉、想像したくないですがトラブル時の損害賠償交渉…

そう経営を行っていくということは交渉の連続なのです。

交渉とは合意に到達するための話し合いという意味ですが、当然自分の思いだけを押し付けても上手くいきません。相手のして欲しいことを理解し、自分と相手の双方にとってメリットがあるように決着できるような交渉力が経営者には求められます。

4.人を巻き込む力

Business team with arms raised and smiling

経営者はどのような時でも主体的に行動することが求められます。

それは事業を行う中ではどうしても一人では成し遂げられないことばかり。そんな時に必須となる力が人を巻き込む力です。

今年の箱根駅伝で初優勝をした東海大学は名将を監督に迎え、全国の好選手を呼び込む勧誘活動を地道に行ってきたそうです。

結果を出したいのであれば最高のメンバーを口説き巻き込む力が必要となるのです。

世界を変えたいのであれば自分が思い描くビジョンを熱く語って漫画ワンピースのように最高の仲間を巻き込んでいける力を伸ばしていきましょう。

なお巻き込む力についてはこの記事も参考になるのでどうぞ。

魅力的な人物が持つ周りの人を巻き込む力、その正体とは?

5.戦略的思考力

Business concept - Planning for future events.

経営は自社が持つ「ヒト・モノ・カネ・情報」の資源をどのように活用していくのかが重要となってきます。

急速に変化する事業環境の中でいかに俯瞰的に物事を捉え、戦略的にする・しないを考えられるかという能力が必要になってきます。

先ほど経営者は営業力が必要だと書きましたが、だからといって社長が駆けずり回って月に50件受注するよりも、誰がやっても(仮にアルバイトでも)月に30件受注する仕組みを戦略的に作って3人で90件受注出来るようにするべきです。

経営者は仕組みが正しく機能しているかチェックするか、もしくはそのポジションも管理者を雇うなりして、空いた時間に新商品の開発や新たな戦略立案のために時間を充てるような戦略的な思考を持つべきでしょう。

成功者の共通点として、毎日15~30分は考えるための時間を作っているという話もあります。

経営者は早朝出勤の割合が高いですが、朝は邪魔も入らないのできっと戦略的に思考するための時間として過ごしているのでしょう。

6.変化に対応する力

Choosing the key to success from hanging keys concept for aspirations, achievement and incentive

経営者は誰よりも事業変化を敏感に捉える必要があります。

釣りで例えると先週までは順調に釣れていたのに今週は全く釣れない!となれば何が起きたのか?何が変化したのか?を捉えるとともに自らも変化に対応する必要が出てきます。

  • 釣竿は何を使っていたのか?(ツールは工夫できないか?)
  • どのような魚を釣り上げていたのか?(ターゲットは合っているか?)
  • 餌はどうしていたのか?(集客方法は合っているか?)
  • どこの場所で釣れていたのか?(マーケット分析は出来ているか?)
  • 仕掛けは何をどこに設置していたか?(自動化、仕組み化出来ているか?)
  • 釣った魚をどのような料理にしていたか?(付加価値は付けられているか?)

これらを常に定期的にチェックしていつでも柔軟に対応できる力を持っておくことが求められます。

7.ハードワークに耐えられる体力

成功している経営者に共通している点はみな圧倒的なバイタリティを持っているところでしょう。

一代で成功した人は例外なくハードワーカーである

残酷すぎる成功法則 9割間違える「その常識」を科学する

この著書の中で紹介されていましたが、例えばエジソンは1日平均17.8時間労働、キュリー夫人は13.6時間労働、本田宗一郎は15時間労働だったと記されています。

当然、仕事を楽しみながらやっていたり「労働」という思考ではやっていなかったりしたと思いますが、成功したければ大量行動がモノをいうことに変わりはありません。

経営者の多くがジムに通ったりスポーツなどで運動するのはハードワークに耐えられる体力を作るためなのです。

8.継続力

環境がどんなに悪くても会社を継続させることが経営者には求められます。

あなたが想像する経営者像はどのようなイメージでしょうか?

もしかしたら彼女が女優で月に旅行に行こうとしてたり、Twitterで1億円をお年玉としてプレゼントしちゃったりした人をイメージしたかもしれませんね。

ただそのような経営者はごく一部の限られた人だけです。

人は表層的な部分しか見ませんが、裏には想像を絶するほどの努力の積み重ねがあるのです。

成功した経営者は人の10倍行動して、人の10倍思考錯誤して、人の10倍本を読んで、寝食以外は仕事をする。

そんな修行僧のような日々を諦めずに何年も何年も継続してきたような方ばかりです。

継続できる力はそれだけで一種の特別な才能と言えるでしょう。

最後に

いかがでしたか。

もしかしたらこの記事を読んで「こんなに厳しい世界だったら私には無理だろう」と思われたかもしれません。

もちろん経営者として結果を出していくのは優しいことではありません。

ただ、最初からすべて兼ね備えておく必要はありません。というかやりながら身につく能力ばかりです。

RPGゲームだって旅をしながらレベル上げしていくように、最初からレベル99にする必要なんてありません。

まずは勇気を持って最初の一歩を踏み出してみてください。挑戦するあなたを応援します。

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