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意図的に「やる気」をコントロールする方法ってあるの?

『やる気』というテーマは何年も脳科学や心理学でも研究されてきた問題で、仕事で成果を出す上では大切な要素だと考えられています。

でも「やる気がないからミスをするんだ!」「やる気があれば乗り越えられるんだ!」というような体育会系のノリで説教されると「いやいや…いつもやる気が出るなら苦労しないよ…」という風にちょっとイヤになりますよね。

じゃあ「そもそもやる気って何?」ということにハッキリとした答えを持っている人はいないだろうし、最近では「やる気なんていうのは存在しない」とうことが研究で証明されたというような記事も発表されていました。

かといって「やる気は嘘なんだな、じゃあ頑張らなくていいや」というのもちょっと違和感を感じますよね。

今回の記事では意図的に『やる気』をコントロールする方法をご紹介します。

「やる気」に頼ることは失敗しやすい。

Businessman looking down at the falling red arrow destroying a concrete barrier. Collapse and drop. Fall and depreciation. Regression and deterioration. Crisis.一般的によくあるのは「やる気が出ないな〜…」といって先延ばしにすることではないでしょうか。
気づいたら仕事の締め切りまじかで「やばい!」となってから取り掛かる。
なんとか徹夜して仕事を終わらせてから「ふぅ…危なかった…次からは余裕を持って仕事を片付けよう…」と心に決めるでしょう。

しかし、気づいたらまた同じことを繰り返している…。これは誰にでもあることです。

私自身子供の頃から夏休みの宿題は、もらった時は「よし!一週間以内に片付けて、夏休みを気持ちよく満喫しよう!」と考えていても、結局夏休みが終わるギリギリになってから半泣き状態で終わらせていたのを思い出します。

こういう時って必ず「よし…やろう、よし…やろう」と何度も考えているのに最終的には「なんかやる気が出ない…」で先延ばしにしちゃうんですよね。

確かに突然グワッとやる気が湧いてきてサクッとタスクを片付けられるときもあるかもしれませんが、基本的に”やる気に頼るのはNG”です!!なぜなら「やる気が出てからやる」というのはかなり運の要素が強い上に、いつでもやる気がある方はいないからです。

例えば、1ヶ月のうち2~3日だけしょんぼりすると「あれ…なんか気分が落ち込む…」と自分の身体を心配する方もいるかもしれませんが、人の体調やコンディションは常に上下しているので気分が落ち込む、気分が高揚するというのは基本的に一時てきなものです。

なので、毎日やる気があるようなテンションの高い人はいないし、毎日気分が落ち込んでいるテンションの低い人はいません。もしそうならその人は身体のホルモンバランスが崩れている方です。

やる気がない時にできるようになる

「毎日やる気がある人はいない」とお伝えしましたが、要するにやる気が出るまで待っているのはかなり危険です。それはある種、調子の優れたタイミングを待って、その間は何もしないということになります。

仮に人の気持ちを大まかに3つに区分すると

・①やる気が高い
・②普通
・③やる気がない

という状態があるとします。

人の気持ちは波上に②→①→③→①→②…という風に動いているんですね。
脳科学では『ホメオスタシス』と呼ばれていて、人は気持ちが落ち込んでも、気持ちが高揚しても身体の本能的な機能によって②の普通(平常)へ戻るようになっています。

例えば走って息が切れても心拍数が上がって、酸素を多く運ぶために血液が早く流れはじめ、いつの間にか呼吸は元どおりです。

熱が出ても身体を冷やすために汗が出て自動的に体温調節を行います。
それと同じで、体にとって『やる気がある状態』というのはある種の『異常』なので、「やる気でない…」というのは365日中ほとんどです。

つまり、タスクをこなすコツは「やる気に頼らない!」ということです。

仕事をサクッとこなすコツは『無意識化』

Silhouette of a girl that does yoga and meditation in the mountains at dawn. Stock image.やるべきことがある時って
・「どうやってやろう…パソコン上でやろうかな、それともノートを使おうかな」
・「いつやろう…ご飯を食べた後の方が集中力上がるかな」
・「どこでやろう…カフェの方が作業効率が上がるかもしれない」
などなど、色んなことを考えるかもしれません。

それらの条件を満してやる気が出るならいいのですが、ほとんどの場合は結局やる気は出ないままです。

ここで一つ思い浮かべてほしいのですが、”達成しやすいタスク”って「頑張ろう」とか「やる気が出たら…。」なんて思わずに無意識でやっちゃいますよね。

実はタスクをこなすには、この無意識化がとても大切になってきます。

例えば、毎日会社に出勤することって「頑張ろう」とか「やる気が出たら…」とか思わないですよね。元気のない日でも「さあ行くか〜」とか「あと5分後に家を出よう」とか、頭の中ではすでに”出勤することが前提”となっていると思います。

つまり、タスクをこなすのも同じで、「どうやってやるか」とか「どうすれば集中できるか」とかよりも大切なのは、無意識的に行動に移すことが大切なのです。

あなたは今イチローよりすごいことをしようとしている

Little boy with boxing gloves outdoors無意識化とはイコールで『習慣化』と訳すことができます。でも、一番大変なのは習慣になるまで繰り返すことです。先ほどご紹介したように、やる気がなくても出勤したり、体調が悪くても与えられた仕事をこなすことができるように、習慣化してしまえばほとんどのことはやる気を待つ必要なくこなすことができます。

例えば、『成功者』と呼ばれている人たちって、すごい才能がある感じがしますよね。でも実際には才能ではなく、習慣であることがほとんどです。

例えばイチロー選手は「僕は練習が嫌い!」と公言しています。でもイチロー選手のように毎日野球の練習をしていれば、逆に練習をしなければ気持ち悪い感覚になります。

やる気が有る無しに関係なく、習慣になっているので「頑張ろう」とさえ思わなくなっているでしょう。

つまり、何かを継続したり、やったことない大きなタスクをこなすには、日頃の小さなタスクをこなす習慣をつけることが一番の近道です。

そういう意味では意識的に習慣をつけて行く必要がありますし、この時が一番エネルギーが必要なので、タスクをこなすことが習慣になっている人よりも、第一歩を踏み出そうとしている人は成功者よりもスゴい努力をしているようなものです。

意図的にやる気を出す方法とは?

thinking woman with question mark on gray wall backgroundここまでの内容を簡単にまとめると、『やる気がないときでも行動してしまう習慣をつける!』ということになります。

「え?やる気がない時にやる気を出す??」と混乱するかもしれませんが、要するに”一時的にグワっと湧き出るやる気”は継続しません。大切なのは”いつでも自分で意図的に出し入れできるやる気”です。

じゃあ具体的にどうやって意図的にやる気をコントロールするのか?というと、”色んな視点でタスクを見る”という方法です。

例えば「なぜ仕事をするのですか?」という質問にはなんと答えるでしょうか?

一つの答えに「生活のため」という答えが出てきたとしましょう。
これは多くある視点の中の一つの答えにしかすぎません。

答えには
・「自分の趣味に必要なお金を稼ぐため」
・「自分の会社の商品を多くの人に届けたい」
・「この仕事を達成すると自分に新しいスキルが身につく」
などなど色んな答えがあります。

この「何故?」という疑問を6回くらい繰り返すと、必ず深い理由が出てきて、それがやる気につながります。しかも、これは突然ポッと現れたやる気ではなく、自分で”気づいたやる気”になります。

例えばわかりやすい例で『ダイエット』という話に置き換えてみます。
「なぜダイエットをするのですか?」という質問に対して、段階的に「なぜ?」と問いかけると、下記のようになります。
・①「体重を減らしたい」→「なぜ?」
・②「スマートな体型になりたい」→「なぜ?」
・③「おしゃれな服が着たい」→「なぜ?」
・④「モテたい」→「なぜ?」
・⑤「恋人を作りたい」→「なぜ?」
・⑥「恋人がいた方が楽しそうだから」

このように、最初は「体重を減らしたい」とか「おしゃれな服が着たい」というだけの理由でしたが、最終的に出てくる感情は「さみしい気持ちを癒したい」「楽しい気持ちになりたい」という『感情』が出てきます。

人は感情によってエネルギーが出て、いわゆる”自分で気づいたことによるやる気”が出てきます。
しかし、ほとんどの人が①のような表面的な理由で止まっているので突発的に気分が高揚する”ポッと湧き出るやる気”が来るまで待ってしまうのです。

この「なぜ?」と自問自答することがやる気をコントロールする最大のコツです。

■まとめ

ちょっと長くなりましたが、この記事をまとめると

・突然湧き出る「やる気」は一時的なものだから頼らない!
・「やる気」を待つより、日常的にこなせる「習慣」を作る
・意図的にやる気を出す方法は自分だけの「行動する理由」を見つけ出す!

ということになります。

切羽詰まってバタバタしない余裕のある生活を手に入れるかなり現実的な方法です!ぜひ実践してみてください。


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