ホテル業の仕事内容と魅力
私はホテル業の経験で成長できました。
ひと口にホテルの仕事といっても、実際にはその中で様々な職種があります。
今回は簡単ではありますが、そのホテル業についてご紹介したいと思います。
私のホテル経験
長年ホテル業に携わっていましたが、私の場合は、次の仕事を経験しました。
① 海外ホテルグループの日本支社における予約受付業務や旅行代理店(日本以外のアジア地区も含む)へのセールス活動。
② 国内のホテルでのコンシェルジュデスク。
③ 国内のホテルでの宿泊予約業務。
どれも「宿泊」に関する業務でした。
ホテルの仕事内容
ホテルには、大きく分けると「宿泊部門」と「料飲部門」があり、そのほか総務、経理、用度や施設管理といった業務があります。
まず、自分がどの方向性でホテル業に携わっていきたいのかを明確にすることが大切だと思います。
ホテルといえばフロントに憧れる方が多いように感じておりますが、いっけん華やかそうに見えるフロント以外にもホテルには実に様々な部門があります。
どんなことにやりがいや喜びを見出すのか、自分を見つめて考えてみてほしいと思います。
・料飲部門でレストランサービスをしながらお客様と接することが合っているのか
・ハウスキーピングなどの裏方で、お客様の滞在がより気持ちの良いものになるようセッティングをすることが喜びになるのか
様々な仕事によりひとつのホテルが出来上がり、その力を結集して初めてお客様の満足になります。
この職業の魅力
サービス業にすべて共通することかとは思いますが、お客様からの「ありがとう」が、すべての原動力となります。
また、コンシェルジュや宿泊予約をしていると、滞在前からそのお客様とお話をすることがあり、滞在前のお客様のワクワク感を感じながら、旅の計画のお手伝いをし、そして実際の滞在時にお会いし、お見送りをする。
そして、その後にお礼のお手紙をいただけることもあり、再度のご予約をいただいた日には、本当にこの仕事をしていて良かったと思います。
また、お客様と直接接することが苦手な人でも、裏方の大切な業務で素敵な滞在の環境を整えていくことができますので、一体となって創り上げていく喜びを持つことができます。
ホテル業に就くために
普段からいろいろなことにアンテナを張っておくことではないでしょうか。
そして、沢山旅をすることが非常に役に立つと思います。
旅先で自分がホテルを利用してみること、それは自分が受ける接遇のみならず、ホテル内のレストラン、客室の清掃状況等、身をもって体験することができますし、そのことによりまた興味の対象も広がります。
そこで見るスタッフの動きなどで、ホテル業において自分が進みたい方向はどこなのかという具体的なイメージも湧いてくるでしょう。
もし、お客様と直接接する業務になるのでしたら、沢山の旅で得た様々な土地の知識も、会話の中で必ず役に立ちます。
自分が働いているホテルのことや住んでいる町のことしか話ができないのでは、何も広がっていきません。
もちろん、観光のことだけではなく、日々新聞などからあらゆる分野の知識を入れていくことが大事です。
それから、日々の生活の中でも、相手を思いやる気持ちを養っておくと良いですね。
相手は「今、何をしてほしいのだろう?」「何をしたら喜んでくれるだろう?」ということを考えられる人になれば、きっと素敵な接遇ができるようになります。
さいごに
どんなことにも興味をもつ、外に向けて発信する、相手を思いやる気持ちをもって行動する、これはホテル業だけではなく、人としても成長していける素晴らしいことと思います。?
これが仕事に活かせたら、本当に楽しいですね。
現在、家族の介護で仕事ができない状況におりますが、私はホテル業に携わった人生にとても満足しています。
ホテル業が大好きです。
これから目指す皆さんを応援しております。