「寝起きが悪い」「体が重く感じる」「今日はなんか気分が乗らない」など、体の調子がよくないときありますよね。特に新人のときや部署移動や転職したばかりの時期など、ストレスや体の疲れで体調を崩しやすいかもしれません。
そんなとき、どうやって体調を良くするのか知っておけば、早く本調子に戻すことができ、気持ちよく1日を過ごすことができます。
今回は、社会人としてあまり注目されていない健康マネジメントの方法を紹介します。誰でも簡単にできる心と体をリフレッシュさせる健康法を知っておくと仕事の効率も飛躍的に上がります。
元気のある人、ない人の違いは?
まず結論からいうと、不健康そうな人、元気のない人の特徴とは、ずばり、「不健康なことをしている」です。
逆に元気になるコツは、「元気な人がやっていることをやる」ということです。
どういうことか説明していきます。
知り合いの精神科医の人に話を聞くと、うつ病として診察に来る人の特徴として、
・お酒に依存している
・寝る前にスマホやPCを長時間見ている
・休みの日は家から出ない
・体を動かすことをあまりしていない
・人と接していない
という習慣があるそうです。
元気な体を作るためのアドバイスをしても「いや…でもちょっと最近体調が悪いから…。」といって家に引きこもるそうです。本来であれば「気分が落ち込んでいるから運動しよう!」となるはずなのに、「気分が落ち込んでいるから、運動なんかしたくない…」となるのです。
マイナスな気持ちだから、マイナスなことをする。そうするとマイナスが積み重なってどんどん気持ちが落ち込むということです。
すごくシンプルですよね。不健康になりそうなことをやっているから、不健康になっていく。
ということは、健康になるためには、健康になりそうなことをやればいいんです。元気な人がやっていることを真似すればいいです。
いつも健康で元気な人は何をしているか、心理学でも心身をリフレッシュし、健康にする方法として推奨されているものをいくつか紹介します。
1.朝(午前中)、太陽の光を浴びる
幸せホルモンといわれている『セロトニン』は太陽光を浴びると分泌が活性化します。セロトニンは心地よい目覚めをもたらし、さらに心をポジティブにし、自律神経を整える効果があります。
小学生の頃、夏休みのラジオ体操ってめんどくさかったですよね。「まだ眠いのに…」と眠い目をこすってラジオ体操に行った経験がある人も多いと思います。でもいざライジオ体操が終わると、なぜか目が覚めてそのまま友達と遊んだ人も多いはずです。一度目覚めた体で帰宅し、家に帰って二度寝する方が難しいと思います。
この効果を得たいのであれば、家のベランダや庭で早朝に体を動かすだけで、気分が良くなる状態をすぐに作りだすことができます。
2.軽い運動をする
仕事による疲れと、運動による疲れは違うって知ってましたか?
仕事は考えながら行うので、疲れるのは『脳』です。でも、運動によって疲れるのは『体』です。
スポーツをしているときはストレスがたまるどころか、ストレスは軽減されることがわかっています。もちろん度を超えた運動はNGですが。例えば犬と散歩するとか、自転車で近くの川や山に行くとか、いつでもできる軽い運動を自分なりに持っているとストレスを軽減できます。最初もお伝えしましたが、気分が落ち込んでいる時ほど軽い運動は効果的です。
3.仲の良い友達と話す
会社員になると学生時代のように気軽に話せる友達が減ることがあります。旧友とはついつい疎遠になりがちですが、話を聞いてくれる友達というのは宝物です。
悩みなどは、実は悩み自体が解決するかどうかはそれほど重要ではなく「近くに理解者がいる」というだけで悩みが解消されストレスが減ります。友達に自分の話を聞いてもらっただけで、悩み自体は解決していないんだけど心が軽くなった経験がある人も多いはずです。
会社の同僚でもいいですし、学生時代の友達でも良いので、こまめに連絡を取りつつ話し相手を作っておくことは最高の癒しになります。
4.ひとりでゆっくりできる時間を作る
友達と話すことも大切ですが、一方でひとりの時間を作ることも大切です。
どれくらい一人の時間が必要なのか。ここのバランス感は人それぞれなので、自分が一番やっていて楽な時間で調整しましょう。私自身も友達と話すのは2週間に1、2回程度です。なぜなら頻繁に会っていても同じ話が繰り返されるからです。
ひとりの時間を作り、趣味や本を読む時間などを作り、自分の気持ちを整理する時間を持つ。そうすればまた新しい話題ができて、次に友達と会う時に新しい話題で楽しむことができます。それによって、ストレスが軽くなり、心がリフレッシュされて、より健康的な自分になっていきます。
まとめ
今回紹介したもの以外にも、自分自身が気分が良くなるリストをあらかじめ作っておくと良いと思います。また、気分が落ち込むときは「気分が落ち込むようなことをしていないか?」と自分の生活を見つめ直してみてください。
行動にプラス、マイナスをつけておくとわかりやすいかもしれません。
その行動で自分の”清々しい気持ち”がアップするものにはプラス、ダウンするものにはマイナス。ポイントは”清々しい気持ち”です。お酒を大量に飲んで一時的に気持ちが上がっても、そのあと落ち込むならそれはマイナスなので、飲まないほうがいいです。運動をしている最中はキツイと思っても、終わった後に 清々しい気持ちになればプラスです。
この感覚がわかれば健康マネジメントを自分自身でできるようになります。