ビジネススキル

英語力が伸びなと悩んでいる人に共通する習慣とは?

lack of communication between the two persons

仕事をする上で英語ができないよりは出来た方がいいに決まっています。
最近では日本企業でも海外とやり取りをする機会が増えていて「英語は苦手」では済まされなくなっています。

ところが一生懸命英会話やビジネス英語を勉強しても、何故か英語力が上達しない人もいます。
この様に残念な人にはいくつかの共通した習慣があるのですが、その習慣とは?

1.頭の中でカタカナ変換をする

英語には「フォニックス」というものがあり、日本語の様に「子音+母音」で発音するものではありません。
例えば「dog」は「d=口の中央部で出す破裂音」「o=口を大きめに開けてオと言う音」「g=口の奥で出す破裂音」が組み合わさってできている言葉なのです。
ところがカタカナで覚えてしまうと「ドッグ=doggu」という音になってしまい、余計な「ッ(促音)」と「ウ」という母音が入ってしまいます。
実際にネイティブと話して通じないのはこの余計な音が入ってしまう為です。
これではビジネスによく使う「purchase」や「approve」など更に複雑な単語は発音できなくなります。

英会話力を上達させたいと思ったら、カタカナで覚えることはやめましょう。
まずは「フォニックス」を覚えて、実際に聞いたネイティブの発音と発音記号で覚える様にします。

2.間違いを気にしない

英語の授業では文法に関してかなり時間を割いて勉強します。
いざ話す時になって「時制はどうするのか」「単数形だから動詞にsを付けなきゃ」などと、常に頭の中で文法を気にしているでしょう。
しかしその様なことを気にしていると時間が流れてしまい言いたいこが言えないで終わってしまいます。
日本人は恥の文化で常に恥を気にする習慣がありますが、それではいつまで経っても英語は上達しません。

はっきり言って時制が一致していなくても、三単現がなくても言葉の意味は通じるものです。
間違ったら直して貰う、通じたらそれでよしとする、堂々と話すことで段々と正しい言い方を覚える様になります。

3.実際に使っていない

言葉はスポーツと同じで、単語を覚えても普段から使わないとスムーズに話せる様にはなれません。
よくある「聞き流すだけの英会話教材」は、「聞き流した」後に「実践する」ことで身に付くのです。
成功者の多くが実際に英語を話す環境にある人達ばかりで、聞き流すだけで全く使ったことのない人が数か月後にネイティブと対面してスラスラ話せる様になる筈はないのです。

どの様な勉強方法でも、必ずフィードバックとして実際にネイティブと話す機会を持ちましょう。
それもなるべく短い期間で、週に2回~3回はまとまった時間話すことが大切です。
最近ではオンライン英会話などもありますので利用してみましょう。

4.英語が話せる人に対してコンプレックスを持っている

最近では芸能人の「バイリンガル」が増えて英語力をアピールしています。
そして会社でも「留学したことがある」「外国人の友達がいる」「帰国子女」という人は珍しくなくなりました。
しかしまだまだ一般の人からみれば「英語が話せる=頭がいい=羨ましい」という図式が成り立っています。
英語が話せる人に対して一目を置く、コンプレックスを感じるという人もいるのです。

英語が話せれば誰でも頭が良い訳ではありません。
ネイティブもそこはきちんと分りますから「流暢でも中身のないことを話す人」と「英語が下手でも信頼できる人」というのをちゃんと見極めています。
必要以上にコンプレックスを持たず、自分らしい英語を身に付ける様にしましょう。

5.目的を持たずに学んでいる

英語を学習する時に、与えられた教材を一生懸命勉強するのは良いことですが、自分の目的とは違う内容では使う機会が限られてしまいます。
例えば「ビジネス英語」が学びたい人が「トラベル英語」や「ガールズトーク英語」等を学んでも使いこなせないでしょう。
何でもいいから英語を学ぼうと思っていると、使えない英語ばかり身に付いてしまいます。

自分は何故英語を学びたいのか、その目的をはっきりとさせましょう。
それを学べる場所や教材を探して、実際にあるパターンで覚える様にすると使い勝手が良くなります。

6.みんなで一緒に話したがる

英会話のレッスンを受ける時に、グループの方が楽だと思う人がいます。
うまく話せずに気まずくなっても他の人が助けてくれれれば安心です。
しかし他に誰かがいると遠慮したり間違いを気にしたりして、結局言いたいことが言えずに終わってしまうものです。

英語は絶体絶命のピンチになった時ほどよく覚えます。
これだけは言わなくちゃならない、相手の言うことを聞き逃してたまるか、という精神力がレベルアップに繋がるのです。
「みんなで一緒に」という考え方は改めて「一人でも英語を話す」という意識を持ちましょう。

意識を変えれば英語も身に付けられる!

Hands close-up. Group young business people talking at office

語学にはそもそも適性はなく、普通は喋りたいと思えば誰でもその国の言葉を喋れるものです。
英語力が上達しない人達は「日本人だから話せない」と思う癖をやめて、「日本人だから下手で当たり前、そっちが理解してほしい」と思う様に切り替えてみてはいかがでしょうか。

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