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なぜか仕事が続かない。考えられる原因とは?

せっかく面接を受けて無事採用された会社で張り切って働いていたのに、しばらくすると「辞めたい」と思ってしまう人もいます。
そこで転職をして今度こそはと思っても、また同じ様にやる気がなくなってしまうのです。

なぜか仕事が続けられない人にはどのよう
な原因が考えられるのでしょうか。

1.仕事に対して理想が高過ぎる

Little child boy plays astronaut. Child on the background of sunset sky. Child boy in an astronaut costume standing on the roof of the house and looking at the sky and dreaming of becoming a spaceman.

自分に与えられた仕事に対して「もっとできるはず」「もっと成果を出したい」と思う人がいます。向上心があるのはとても良いことで、毎日張り合いを持って仕事ができるでしょう。

しかしその理想が高すぎると、自分の能力を過信してしまうことがあります。

現在精一杯努力をして今のレベルを維持している状態なのに「自分はもっとできる」と思い込んでしまうのです。
その結果、今の仕事では物足りないと思ったり、上司や先輩を見下す様になるでしょう。
「自分以外は皆バカだ」と思う人にこの様な傾向があります。

そして何よりも、バカだと思っていた人に叱られたり、出し抜かれたりするとプライドが傷つけられてしまい、仕事が続けられなくなってしまうのです。

2.条件にこだわり過ぎている

求人に応募する時には条件面を良く確認するものです。
仕事内容の他に、「勤務地・勤務時間・残業の有無・基本給・賞与・休日・福利厚生・転勤の有無」など自分が希望する条件に近いところを選びます。

しかし全てにおいて条件がピッタリ合うところはまずなく、ほとんどの場合、いくつかは妥協しなければなりません。

ところが入社した後で、その妥協した条件が不満でたまらなくなるのです。
「仕事内容は満足だけれども給料が低い」「給料は高いけれども残業が多い」「通勤時間がかかり過ぎ」など、働いているうちに段々と我慢ができなくなることが出てくるのです。

そうなると「もっと探せばいいところが見つかるかも知れない」と欲が出てしまい、「早いうちなら何とかなる」と思って仕事が続けられなくなってしまうでしょう。

3.転職癖がついてしまっている

 

A person is drawing a recruitment scheme on the glass screen. A concept of corporate head hunting. Modern panoramic office in New York on the background.

一度でも転職をした経験がある人は、ノウハウが分っているので「また嫌になったら辞めればいい」と思いがちです。給与にこだわらなければ条件的に横ばいでの転職は可能であると分ると、気軽に転職を考える様になるのです。
その会社に特に不満はなくても「3年勤めたからそろそろ飽きたな」と思ってしまい、求人情報を見て軽い気持ちで応募して転職に踏み切ってしまいます。

若いうちはそれで良くても、30代になると転職歴が多いことで不利になる上に、横ばいの転職を繰り返していた為に同年代の人よりも給料が少なくなってしまいます。

そのために更に良い条件を目指して転職を繰り返し、仕事が続けられなくなってしまうのです。

4.人付き合いが苦手

Concept of teamwork: Three jigsaw puzzle pieces on a table joint together. Shallow depth of field

会社には生まれた場所も育った環境も違う、様々な年代の人達がいます。性格も考え方も自分とは全く違う人達と一緒に仕事をしなければなりません。
自分ならばこうするのにと思っていてもそれをしなかったり、良かれと思ってしたことに対して激怒されることもあるのです。

それでも毎日顔を合わせていなければならないのですから、苦痛で仕方ありません。

仕事の付き合いと割り切っている人ならば、嫌な相手とは挨拶と最低限仕事に必要なことだけを話すようにできるのですが、神経質な人は毎日その人と顔を合わせるというだけで会社に行きたくなくなってしまうものです。

人付き合いが苦手な人は中々仕事が続かず、すぐに辞めたくなってしまうでしょう。

5.キャリアプランがない

今の仕事は収入を得るためであり、特に興味を持っていたりやり甲斐を感じている訳ではありません。
毎日右から左に仕事を流して一日が終っています。
自分は何をしたいのか、何故この仕事を選んだのかという目的意識が全くなく、キャリアプランを持てないのです。

将来目指す仕事があれば、ちょっとくらい嫌なことがあっても「得るモノが多いからもう少し頑張ろう」と思うものです。自分が積み上げてきたスキルや経験が熟すまで待ってから転職した方が、一歩ずつでも夢に近づけるからです。

ところが自分の根底に支えるものがないので、いつでもすぐに「辞めてもいいや」と思ってしまうのです。

仕事が続かない人が考えるべきこと

仕事が続かないと悩んでいる人は、ライフプランを立てるのがおすすめです。
ライフプランはキャリアプランよりも更に広い意味での人生を表すもので、「5年後・10年後にはどの様な自分になっていたいのか」という理想です。
「どんな仕事に就いてどの様な場所に住み、家族はいるのかいないのか」などを考えると、今自分が何をするべきかがはっきりとしてくるでしょう。

ライフプランには当然仕事も大きく影響してくるので、「何年まではここに勤めていくらくらい貯金を作る」ということも考えられます。
その流れに沿っていけば、簡単に仕事を辞めようとは思わなくなるでしょう。

どうも仕事が続かないことで悩んでいるうちは、まだ自分で何とかしたいという気持ちがあるので比較的解決しやすくなります。「まいっか」と思ってしまう前に悪循環を抜け出す方法を考えましょう。

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