イラストレーターの仕事内容
イラストレーターとは、自分ではない他の方の想像や思考を、イメージし、それにふさわしいイラストとして表現するお仕事です。
具体的な仕事の例を挙げますと、「ポスターに載せるイラスト」ですとか「地域に配るチラシに乗せるワンポイントイラスト」のようなお仕事ですね。
その際に、ポスター制作者サイドに、「絵の形態や、色合い、雰囲気」等の希望を聞きます。
例えば、七夕や花火大会の時期に配るポスターなら、メルヘン調の夜景だったり、花火の絵だったり、涼しそうな雰囲気のイラストを描きます。
地域のチラシに掲載するものでしたら、○○講座などにはペンとノートのイラスト、○○病院の当番医のページでしたら聴診器と白衣のイラスト等、チラシ制作者が満足するものを描かなければいけません。
依頼者とイラストレーターの感性が異なる場合もあり、それをしっかり聞いて仕上げた作品が「イメージぴったり!」と言ってもらえた時の感動は計りしれません。
イラストレーターになるには
イラストレーターとは、資格が無く、自分で「イラストレーター」とさえ名乗ってしまえば、誰でもイラストレーターになることができます。
しかし、「プロのイラストレーターとしてご飯を食べられるようになる」という事になると、難易度は上がります。
もしそちらを目指すのであれば、出版社や本を販売している会社などに勤務する事をお勧めします。
社員として就職すれば、しばらくはイラスト以外の仕事もしないといけません。
しかし、能力次第で、徐々にイラスト専属の部署に異動できます。
もし社員としての就職が難しい場合は、フリーのイラストレーターとして契約を結んでもらえると良いです。
上で述べたような、チラシの挿絵イラストでも、無名のイラストレーターにはなかなか回ってこない仕事ですので、出版社や印刷社等を通じて、フリーのイラストレーターとして紹介してもらうという方法があります。
ですので、出版社、印刷社、広告会社と関係性を作って置くことが必要になります。
イラストレーターのメリットデメリット
会社に勤務してイラストレーターとして働く場合、イラストの仕事が無い時は普通の事務員なり、営業なり、別の仕事をする点がデメリットとして挙げられます。?
初めから独立してフリーのイラストレーターとしてやっていくのは、仕事を自分で探さなければ生活できないというデメリットがあります。
ですので、その場合は「自分を売り込むんだ!」という心意気と諦めない気持ちが大切です。
一番安定し、プロのイラストレーターを目指すのであれば、やはり会社勤務をお勧めします。
いきなりフリーで自分を売り込んで歩くよりも、会社として仕事をしていく上で、依頼主がどのようなイメージでいるのか等のヒアリングの勉強にもなりますし、自分の技術を実践しながら更に高めることが出来ます。
お客様に満足頂き、技術が上がり、ファンが増えてきてからでもフリーになることは可能ですので、まずはどんどん経験を積んでいくのが良いと思います。
イラストレーターとしてのメリットは、仕事が定期的にもらえるようになれば、イラストレーターとして毎日毎日、イラストを描いて暮らせるようになりますので、イラストを描くのが好きという方にとっては幸せですし、私自身も大変楽しいと感じています。
最後に
自分のイラストが、出版されて大勢の人に見てもらえるのは本当に嬉しいものです。
自分の名前は掲載されない事もありますが、イラスト自体が自分の顔です。
ですので、一品一品大切に。そしてお客様を思い、描いていく事が重要です。
まずは既にイラストレーターで働いている方のお話を聞いたり、仕事をしながら自分の経験値を上げていきましょう!