「今日はやるぞ」と思って仕事に取り組んでも、しばらくすると席を立ちたくなったり、周囲の雑談が気になって参加してしまい手が止まってしまうという人はいませんか。
これが終われば楽になるのにと思っても、集中力が続かずに時間ばかりかかってしまう、そのような人達には共通する習慣があるのです。
集中力が続かない人に多い習慣について紹介します。
目次
1.「今日はこれをやるぞ」という目標を立てる
難しい作業や複雑な手配など、腰を据えてやらなければならない仕事の場合、目標を「この仕事が終わるまで」とすると、なかなか先が見えずに集中力も途切れがちになってしまいます。
「今日はこれをやるぞ」という目標は大雑把過ぎて、やる気と面倒臭いと思う気持ちが葛藤してしまうからです。
時間がかかる仕事や複雑な仕事を手掛ける時には、目標を細かく分けることがおすすめです。
「まずはデータや資料を集めて、後は作業を進めるだけの状態にするまで30分」「データを入力して出力するまで30分」など、プロセスごとに細かく目標と時間を設定して、それに沿って進めていきましょう。
設定した作業の切れ目ごとの時間を目安に少しずつ頑張ろうと思えば、意外に集中力が続くものです。
2.周囲の状況に流されやすい
集中力が続かない原因として、自分だけではなく他人から割り込まれるというものがあります。
誰かから質問されたり電話が鳴ったり、あるいは社内便や宅配便、来客への対応など、他人の都合で振り回されてしまうのです。
すべてをひっくるめて職務なのですから仕方ありませんが、このような職場の場合は、自分の都合だけでスケジュールを立ててしまうと常に集中力が低下した状態になります。
他人からの割り込みによる集中力の低下を防ぐためには、「一人になれる時間帯」を見極めることが大切です。
オフィスでは朝一番に問い合わせや電話が来るものですので、その時間帯は軽作業に当てます。
大抵の職場では営業職が出払い、社内がシーンとなるのは午前中ならば10時~11時半位、午後は3時前後です。
この時間帯に面倒な作業を当てるようにすれば、一人で没頭できる時間を確保できます。また、来客がある時には、予め上司の予定を確認しておくと良いでしょう。
そのとき、スマホやPCに通知機能を設定している人はオフにしておく、時間が空いた時に文房具を揃えておくなど、自分で集中できる環境づくりをしておくことも大切です。
3.キリのいいところまで何としてでもやろうと思う
多くの人は、一連の作業をしている時に「キリのいいところまでやっておこう」と思うものです。残業をしていても「ここまでやってから」と思い、更にひと頑張りするのではないでしょうか。
確かにキリがいいところまで終わらせておけばスッキリとするし、データや書類の整理も楽です。
しかし、キリがいいところまでやってしまうと、翌日出社してまた最初から何かの作業に取り掛かることになり「面倒だな」という気持ちになります。
これが作業を遅らせて集中力を低下させる原因になるのです。
常に集中したいと思ったら、「作業の途中でも切り上げる」という習慣をつけましょう。
翌朝出社して資料を広げてそこから入れば、流れに乗ってそのまま進めていけます。昨日の手順が頭の中に残っていますので、特に悩まずにサクサクと作業ができるでしょう。
4.何が何でもやらなければと思ってしまう
真面目な性格の人は、最初にスケジュールを決めたら「その日は何が何でもやらなければ」と思ってしまいます。
しかし人は時には体調が悪い、心配事があるなどでどうしても仕事に集中できない時もあります。そのような時に「今日は何が何でもこれをやらなければ」と思ってパソコンにかじりついても、作業がはかどらない上にミスも増えるでしょう。
締切日や相手があることならば仕方ありませんが、スケジュールは予め1日は余裕をみておくようにしましょう。
また、どうしても集中できない時のために、スキマ仕事を設定しておきましょう。
おすすめなのが単純作業の「データ入力」「机回りの片付け」「書類・メールの整理」「マニュアルの作成」などです。
仕事はメリハリをつけた方がそれだけ集中力も効率もアップするもので、常に100%フルモードでいる必要はないのです。
5.土日にダラダラしている
多くの人が毎日残業で疲れ果てていて、土日は自宅でグッタリ、ダラダラと過ごしているのではないでしょうか。しかし疲れが溜まり過ぎてしまうとダラダラしていても精神的な疲れが取れずに、週明けになると余計に憂うつになるのです。
「疲れた」「週末に何もできなかった」というネガティブな気持ちから仕事に対してやる気が湧かず、集中力が低下してしまいます。
疲れていると思ったら無理をする必要はありません。
人間は太陽の光を浴びることで体内時計を調整する機能を持っています。
朝しっかりと太陽を浴びれば、「睡眠ホルモン」と呼ばれる「メラトニン」という物質が十分に分泌されます。「メラトニン」は睡眠を促す作用だけではなく、身体の細胞を活性化させたり、老化を防止する効果があると言われていて、疲れを取る為に大切なホルモンなのです。なので、休日もなるべく太陽の光を浴びる時間を作りましょう。
毎日のちょっとしたこと意識するだけで集中力もUP!
集中力が続かない人は、毎日の生活にメリハリがなく脳が活性化していないことが原因です。
ちょっとした習慣を変えることで、脳に刺激を与える様にしていきましょう。