職場にもよりますが、30代くらいになると「中堅社員」として扱われます。新人教育、あるいは後輩育成をお願いされることも多くなってくるのではないでしょうか?
「最近の新入社員は何を考えているかわからない…」
「なんだか後輩たちに避けられている気がする…」
そういったお悩みはありませんか?
多くの中堅社員が頭を悩ませれる「先輩と後輩の関係」…同じように悩んでいるそんなあなたに「頼られる先輩になる3つの方法」をご紹介します。
嫌な先輩の特徴を書き出してみる
まずは自分がイメージする「嫌な先輩」の特徴を書き出してみましょう!
ズバリ、この「嫌な先輩」の特徴さえやらないように気をつければ、それは「良い先輩」になります。
学生のころから社会人まで、様々な先輩がいたと思います。その中で必ず嫌いな先輩が一人、二人はいませんでしたか?そういう先輩のどういう点が嫌いだったのか、分析してみましょう。
「話が長い、しかも結論がわからない」「不潔」「細かいことまでネチネチうるさい」「愚痴ばっかり」……いろいろありますね。
人は長所より短所の方が目につきやすいものです。好きな先輩の特徴を思い出すよりも、嫌いな先輩の嫌なところの方が簡単に思い浮かぶのではないのでしょうか?
「先輩」という括りにこだわらず、「上司」「先生」「親」でも良いですね。同期とお酒でも飲みながら愚痴大会を開いてみればきっといろいろな観点から「嫌な先輩の特徴」を教えてくれますよ。それらの特徴を反面教師として自分の振る舞いをもう一度見直してみましょう。
相手の趣味に合わせない
相手と仲良くなる時に、「相手の趣味に合わせること」を重要視する人がいます。例えば、「○○さんは××というアーティストが好きって言ってたなあ……CD借りて勉強してみよう」と考える人。これはなるべくやめた方が良いです。なぜなら、「趣味=プライベート」であり、職場の人間がむやみに踏み込む領域ではないからです。
また、後輩との年齢差を考えましょう。同じ趣味・同じ流行が通じるのは3歳差以内です。「自分が中学生のときに高校生がとても大人に見えた」というのと同じで、3歳以上離れているともう文化世代が全く違います。
もちろん、他人が自分の趣味を理解してくれるとうれしいものです。ですから、後輩側から趣味の話を持ちかけてきたときだけ、大いに話しましょう。こちらから聞くときは「○○さん、××好きって言ってたけどどういうところが好きなの?」などと相手の話を聞く姿勢を強く見せることが重要です。
私はあなたのことをもっと知りたいんだよ、という気持ちを見せてあげれば、お互いの信頼関係も良い方に成長するでしょう。
自分のことを相手にしっかり知ってもらう
ダメな人がやりがちなコミュニケーションに、「相手のことを良く知りたい」=「根ほり葉ほり聞く」というものがあります。
コミュニケーションは双方向ですから、これでは一方通行になってしまいますし、相手側も「なんでこんなに尋問みたいなことされるんだ……」と心を閉ざしてしまいます。
コミュニケーションの基本は「自己開示」です。特に、先輩・後輩だと上下関係ができてしまっています。その上下関係の溝を埋めるためには、先輩側、つまりあなたが「自分はこういう人なんですよ」と自らをさらけだして歩み寄る必要があります。
ここで気を付けなければならないのは、「自分語り」にならないことです。自分を知ってもらうことと、自分の武勇伝やすごさをわかってもらうことは全く違います。これを回避する簡単な方法は、自分のことを話したら、そのあとすぐに相手に「あなたはどうなの?」と同じ内容を聞いてあげることです。
お互いに同じ話題で自己開示をすることにより、共感が生まれやすくなります。
お局様にならないように気を付けよう!
年上の人や目上の人との人間関係の構築はもちろん大切ですが、それと同じくらい後輩との関係性の構築も大切ですなので、今のうちから「頼られる先輩スキル」を磨くことが非常に重要です。
しかしそう難しいことはありません、後輩も「仕事仲間なんだ」「大切な同僚なんだ」と思って接していけば、おのずと後輩からの信頼も厚くなります。
後輩の方から相談にのってください、とお願いされる「先輩」になれると良いですね。