女性が働くうえで心掛けておくと役に立つビジネスマナーはいくつかあります。
マナーに関しては、まだまだ仕事で何をしていいかわからいことが多い新卒で入社した女性はもちろん、すでに数年働いていて、少し今の仕事に飽きてきてやりがいを感じていない中堅社員の女性にも参考になるはずです。
これを読めば、もしかしたらこれからのあなたの仕事に対する姿勢が変わるかもしれませんよ。
仕事にも大事な挨拶
出社したらまずすることは上司や同僚への挨拶ですよね。しかし、意外とこれがきちんとできてない人が多いのです。
「笑顔であいさつができない」
「人の目をみてあいさつができない」
「あいさつの声が小さい」
など。
挨拶には、「心を開いて相手に近づく」という意味も込められています。
きちんと挨拶ができるということは、人間の本来あるべき姿であって、人間社会の秩序の基盤にもなります。
こんな例もあります。
ある会社で社員間のトラブルが多く、頭を悩ませていた社長がいました。
そこで行ったことが挨拶です。
最初は社員も「今更あいさつか…」「あいさつまで強要されるなんてたまったもんじゃない」と反発していました。しかし、社長は少しずつ仕事をする上での挨拶の大切さや、人間関係の大切さのミーティングを説いていきました。
するとしばらくして、お客様から「社内が明るくなりましたね」という言葉をいただけたそうです。社員たちはそれから挨拶をきちんとするようになり、社員間のトラブルも減ったとのことです。さらには、コミュニケーション不足から出るミスも減り、仕事もうまく運ぶようになったということです。
このように挨拶はいやいやするものではりません。挨拶は仕事でもコミュニケーションでもうまく事を運べるように手助けしてくれる潤滑油のようなものなのです。できるだけ明るく笑顔で挨拶しましょう。
あなたの身だしなみは大丈夫ですか？
人は15秒で印象が決まってしまいます。
一度決まった印象はなかなか変えることはできません。第一印象はその人のイメージを大きく左右します。何度も会ってその人のいろんな面を知っても、最初の印象はなかなか変えられないのです。
ですから、初対面の相手に与える印象は大切です。
では、その第一印象はどのようにして決定しているのでしょう。
まず視覚から87％聴覚から7％の割合で決定されるといわれています。
仕事の世界での人を見る判断基準は「仕事ができるか」や「信頼できるか」です。服装や表情、ふるまいを変えるだけで人は変われます。
身だしなみチェックとして…
・髪は寝ぐせやふけはないか？
・シャツはピシっとアイロンがかけてあるか？
・爪はきれいに切っているか？
・ネイルは派手ではないか、はげたりしていないか？
・靴はきれいに磨いているか？
など、気を付けることはたくさんあります。
服装や身だしなみが人に与える印象が大きいことは皆さんご存知ですよね。ですが、それを意識して人に好印象を持ってもらおうと向上する人はあまりいません。その場に適した服をきちんと着ることは、内面を磨くことよりずっと簡単なので効果的です。ぜひ試してみてください。
美しい、正しい言葉遣いをこころがけていますか。
言葉遣いも気を付けておきたいビジネスマナーです。
ビジネスの世界では仲の良い同僚であっても敬語を使いますよね。敬語には丁寧語・尊敬語・謙譲語がありますが、敬語は頭で考えるものではありません。どんどん敬語を話して訓練することが敬語上達の近道です。
どうしても自信がない人は接客7大用語にチャレンジしてみることをおすすめします。
接客7大用語とは、
1．いらっしゃいませ
2．かしこまりました
3．恐れ入ります
4．少しお待ちくださいませ
5．大変お待たせいたしました
6．申し訳ございません
7．ありがとうございまいた
のことを言います。
この7つの言葉がいつでもどこでもすぐ出るようになると、敬語も自然にうまく使えるようになります。
また、敬語の基本の言葉遣いとして、自分のことは「わたくし」「私」と呼び、上司を呼ぶときは役職をつけて呼ぶことなどにもに注意しましょう。
きちんと敬語が使える人は仕事ができる人と認めてもらえます。信頼もしてもらえます。言葉遣いがきちんとしている人に不快な思いを抱く人はいません。美しい言葉遣いをこころがけましょう。
ビジネスマナーをきちんと身に着けた女性は美しい
ビジネスマナーをきちんと身に着けた女性は知的であり、見た目も華やかで女性らしく、上司や同僚からも一目置かれるはずです。そうすれば仕事へのモチベーションも変わっていくでしょうし、仕事への楽しさ意欲も変わっていきます。
これらを心掛けて、もっともっと仕事を楽しんでくださいね。