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仕事での失敗を繰り返さない為には自責の原因探しを

人が何かを行うに当たっては或る程度の失敗はあり得ることです。
その程度や原因は様々でしょうが、例えプロと言われる人達でも失敗はあります。

世界ランキング1位のアスリートであろうが、アアカデミー賞をとるような名俳優であろうが、本番で失敗することがあるのですから、極普通のビジネスマンが仕事上でたまに失敗することなどは何ら不思議なことではありません。

逆に仕事上でこれまでに一度も失敗をしたことがないという人がいたとすればその方が珍しいくらいです。

失敗の原因

desperate man crying under rain仕事上に限った事ではありませんが、物事に失敗するには必ず原因があります。
そしてその原因を明確に出来れば対策が打てますのでその原因による失敗は繰り返されなくなるはずです。

ところが失敗の原因には自分で対策が出来る自責のものと、自分では直接出来ない他責のものとがあることも事実です。
例えば、

原因:使っていたコピー機が突然故障してしまったために

失敗:納期通りに書類を提出することができなかった

このような場合、コピー機の故障の対策は自分では直接出来ないものです。

しかしながらこれを「コピー機というのは時々故障するものなのだとの認識を持っていなかったことが失敗の原因」と自責に置き換えたとすればどうでしょう。そうすれば自分でできる対策が幾つか思い浮かぶはずです。
例えば、

・今後はもしものことを考えて前日には書類を提出出来るような余裕ある納期管理をする。

・別のコピー機の場所を確認しておき、もしもの場合にはそちらへ移動してコピーできるような時間管理をする。

などです。しかしそんなことを言ったら、パソコンやFAXなどすべての事務機器の故障、そして停電までも想定しておくことになり、事実上の納期は一日前となってしまう、との声が聞えそうですが、それが理想的であることは言うまでもないことです。
そうした余裕をもった仕事の進め方がリスク回避の基本的な考え方なのです。

失敗の原因説明は悪いことなのか?

Thoughtful businessman on blue chalkboard background with a shadow question mark behind him. Business and management. Workplace decisions. Problems and solutions.仕事上で失敗をすると、きっと上司には叱られることでしょう。
そして「何故納期通りに書類を提出できなかったのだ?」とその原因を聞かれることになるでしょう。

聞かれたことには答えなければなりませんので「それはコピー機が突然故障したからです」と言いたいところですが、そう言うと「言い訳するな!」と更に叱られることもあります。
そして「機械なんて故障するものだとは考えなかったのか!」などとも言われるかもしれません。
とても理不尽だと思うでしょうが、それが失敗の原因を他責で表現した際の上司の受け止め方なのです。

「言い訳」とは弁解、即ち、物事の道筋、事情、理由などを説明することですので、必ずしも自分は悪くないと言っている訳ではないのですが、そう取られてしまうことが多々あるものです。

そこで、その失敗の原因説明をする際の冒頭に「申し訳ありませんでした、コピー機の故障を全く想定していなかった私が悪いのですが、」の一言を入れたらどうでしょう。

そしてその次に他責部分の説明をし、最後に「今後はもう少し余裕ある納期管理を心掛けます」と自責部分への対策を話したらどうでしょう。

恐らく「言い訳するな!」ではなく、「そういう事もあり得るのだからこの次からは気を付けて」的な言葉が返って来ることでしょう。

言い訳をしない悪い人が良い人

このように、失敗の原因を説明する際には、例えそれが事実であったとしても他責の原因だけで説明すると「言い訳」と受け取られやすくなってしまいますので、自責の一言を付け加えることが大事です。

それには「自分の悪さ」を探すことになりますが、失敗の原因の中に自分の悪さを見つけるということは再発防止の為にはとても良いことなのです。
自分の悪さを見つけ、他責だけのいい訳をしない人、即ち「自分が悪い」という人が本当は良い人なのです。

繰り返しになりますが、仕事に限らず物事に失敗はつきものです。
大事なことはその失敗の原因を明確にしてしっかりと対策を行い、その失敗を繰り返さないことです。その為には他責と自責の原因を探り、自責部分については文字通り責任を持って対応することが必要です。

今回の事例の様に、突然の機械故障が仕事の中断を生み、それが納期遅れという失敗に至るケースがあるように、今後何らかの天災によってもっと大きな業務中断が発生してしまうことも想定できます。

そんな時の為に多くの企業が取り組んでいることが「BCP:Business Continuity Plan」という事業継続計画です。コンピューターがダウンした時に行うマニュアル作業の手順書の整備やそれを使った予行演習、そして日頃から「念のために」の意識を持ったデータのバックアップなどが益々重要になってきています。

日々の仕事に於いて発生してしまった失敗の原因、そしてその対策の一つ一つからも事業継続計画の一部になり得るものが必ずありますので真剣に考えておくと良いでしょう。


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