思考力

ビジネスに必要な思考力とは。出世や給料UPにつながる思考力を鍛える方法を紹介します。

ビジネスにおいての思考力は、学生時代に授業を通して身に付けた考える力とは違った、別の思考力が求められます。というのも、学生時代であれば、教科書に書いてあることを学んでいくという受け身なものだったのですが、社会人になると反対に自主性が要求されてきます。

今回は、ビジネスパーソンにとって欠かせない思考力を鍛えていく方法や、なぜ鍛えた方がいいのか、その理由をご紹介します。

 

ビジネスでは考える力=思考力が必要

たとえどんなに大きな企業でも、立ち上げ当初には少数の社員でいろいろと試行錯誤しながら戦略を立てて行動し、失敗を繰り返していた時期が存在します。何もないゼロの状態からアイデアを絞って商品という形にしていかなければいけないので、そこに正解はありません。

これは、大企業に限らずどんな規模の会社にも当てはまります。そして、あらゆる業界のどんな職種の人にも当てはまります。なぜなら、それがビジネスだからです。

当然、商品を形にするという作業は大変なことですし、それを販売して利益を上げて、その利益を給料として分配して・・・と、あらゆる場面で考えなければいけないからです。

仕事をしていく上では、考えることから逃れることはほぼ不可能かもしれません。

 

思考力を鍛えれば給料も上がる

ですが、考えるということは思っている以上に面倒なことで、肉体的にも精神的にも負担が大きくストレスの原因になることさえあります。なので、この記事を読んでいるあなたのように、「考える力=思考力を身に付けよう!」と考える人は少ないのです。

ということは、そこにチャンスがあるのです!

思考力を鍛えて身に付けようとする人が少ないからこそ、もし実践し続ければ、周りにいる誰よりも優れたビジネスパーソンになれるのです。そうすれば自然と周りの人からも頼られる存在になり、出世や給料のUPなどにも繋がっていきます。

現在では、昔ながらの年功序列の出世システムを採用している会社よりも、実力に応じて出世していくというシステムを採っている会社のほうが増えています。それに、あらゆる企業が採用の段階で「自分で考えて行動できる人」を求めています。

「もし出世したい!」とか「給料を上げたい!」と思うのであれば、会社からの期待に応えるだけでなく、「今後もぜひウチで働いて欲しい!」と思わせることが最も単純で早い方法です。

それを最終的な目標として、何をどのように実践していけば良いのかを考えることもまた、思考力が影響してきます。なので、思考力を鍛えるということは、将来的な出世や給料UPにも繋がるのです。

 

思考力を鍛える方法

Right and left hemispheres, creative and analytical thinking concept with businessman looking at chalkboard with sketch

では、実際に思考力を鍛えていこうとしたとき、具体的に何をすれば良いのでしょうか?

と、その前に前提として知っておいて欲しいのですが、思考力を鍛え始めるのに遅すぎるということはありません。そして、いつでも思い立った瞬間から始めることができます。
しかしそれと同時に、思考力は鍛え続けなければいけません。というのも、脳もほかの身体の部分と同じように筋肉でできているので、鍛えることを止めてしまうと自然と衰えてきます。脳の簡単なエクササイズという意味でも、下記に挙げるようなちょっとしたエクササイズで構わないので続けるようにしてください。

では、本題の思考力の鍛え方ですが、これには右脳を鍛えるアプローチと左脳を鍛えるアプローチの2種類の違ったものがあります。

 

手軽にできる右脳を鍛える方法

右脳が担当するのは、簡単に言うと想像力の部分です。新しいアイデアを生み出したり、芸術的な才能を発揮したりする部分です。

右脳を鍛えるためには、常に新しい刺激を受けることです。というと、「仕事が忙しくてそんな時間がない」と思われるかもしれませんが、何も特別なことをする必要はありません。

例えば、いつもとは違う帰り道を通ってみたり、行ったことのないお店に入ってみたり、今まで見てこなかったようなテレビや雑誌を見てみるなど、普段と違うことなら何でも良いのです。

新しいことにたくさん触れれば、それだけでアイデアの引き出しの数も増えるので、右脳を鍛えることに直結します。そのときに、自分の感情がどう動いたのかを感じて、「この部分が良かった」や「こうしたらもっといいのに」ということを考えることが右脳を鍛えるエクササイズになります。

 

手軽にできる左脳を鍛える方法

左脳が担当するのは、簡単に言うと論理的に考える力です。良いことも悪いこともすべて、あらゆるものごとには原因があって結果が存在します。それを踏まえて、原因をもとに結果を予想したり、反対に結果をもとに原因を追究していく力の部分を担当しています。

左脳を鍛えるためには、何でも良いので、上記のとおり予想したり追究したりしていく方法が手軽で効果的です。というと、面倒な感じがするかもしれませんね。でも、だからこそ普通の人はやりたがらないのです。

ですが、実際に左脳を鍛える方法も簡単で、紙とペンを用意しましょう。そこに、ある事象に対して思いつくものをひたすら数珠つなぎで書き出していくだけです。

例えば「遅刻をした」という事象を挙げて説明します。
「遅刻をした」という場合、何かしらの原因がありますよね?「寝坊した」かもしれませんし、「電車が遅れた」や「車が渋滞していた」かもしれません。
ここでは「寝坊した」ということで進めてみます。
「寝坊した」ことにもまた、当然理由があります。「寝るのが遅かった」のかもしれません。遅くなった原因は「残業したから」、さらにその原因は「急な仕事が入った」…と、続いていくでしょう。

そして本当の原因まで辿り着いたら、今度は反対に原因を改善したらどうなっていくのかを想像していきます。まさにこの部分こそ、論理的な思考を発揮している部分です。原因を探ることで論理的に考えるための準備運動をして思考回路のクセを付けてから、未来を予想するようにする。これを1セットとして1日に1回でも良いので考えるようにするだけで、思考力が身に付き左脳が鍛えられるでしょう。

 

さいごに

考える力を鍛えて、理想の人生を過ごそう!

考える力=思考力を鍛えることは、ジムに通ってトレーニングをしたりするのと同じように大変な作業と感じるかもしれません。ですが、それと同時にジョギングするのと同じように、手軽に始められることでもあります。

そして脳という筋肉を鍛えることなので、運動と同じようにすぐには効果が表れないかもしれませんが、しっかりと続けていけば、考えた分だけ結果として実感することができます。ここで紹介した以外にも、思考力を身に付ける方法はたくさんあるので、今日からでも実践してみてください!

「右脳を使って理想の生活を想像して、左脳を使ってどうすれば良いかを考える」ですよ!

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