ビジネスマナー 営業

知らなきゃ損?!営業アイテムとしての手土産の上手な選び方と渡し方!

営業職に限らず、取引先を訪問する機会もあるでしょう。
挨拶などの際は上司や先輩が同行してくれることもありますが、慣れてくると一人で訪問する機会も増えてくるものです。

そのような訪問のときには、手土産を持参するように指示されることもあるので、いざというときのために上手な手土産の選び方と渡すタイミングを知っておきましょう。

手土産の選び方

手土産にも色々とありますが、ビジネスマナーの基本としてはお菓子が適切です。
友達に持っていくものならば、あまり気にする必要もないのですが、取引先に持っていくとなると迷ってしまいますよね。

手土産を購入するときは以下のポイントを参考に選ぶと失敗が少ないです。

話題性のあるものを選ぶ

まずはテレビや雑誌で最近人気になっているもの、何かと話題性のあるものを選びます。

話題のものを持参することで、話のきっかけ作りにもなりますし、仕事以外の話ができて、信頼関係が深まるということもあるかもしれません。
それに、並ばないと買えないような手間をかけて手に入れたものならば、それだけ誠意も伝わるでしょう。

個別包装されているものを選ぶ

お菓子を持って行く時には、相手先の方に迷惑をかけないものにすることが大切です。
大きくて誰かが切り分けなければならなかったり、食べるのにフォークやお皿が必要なものは手間がかかるので敬遠されがちです。

冷蔵庫が他の部署と共用のところも多いので、冷蔵が必要なお菓子も保管場所に困ることもあります。
特に生菓子は、要冷蔵保管のものが多いので、なるべく避ける様にします。

また、甘い物が苦手で持ち帰ったりする人もいるので、手土産を選ぶ際には、個別包装か食べ易いもので、日持ちがするものがおすすめです。

相手先の近所で購入しないこと

時間がないからといって、相手先の最寄駅を降りてから近所で手土産を探すのはNGです。あまりにも手抜きな感じがして、ないがしろにされたという印象を持たれてしまいます。

できれば自分の会社からアクセスできる範囲で購入するのがベストです。

手土産を渡すタイミング

手土産を渡すにはタイミングが大切になります。
このタイミングを外すと場が白けてしまい、商談がスムーズに行かなくなってしまうかも知れません。

最初の挨拶の時

取引先を訪問した際に、もっとも手土産を渡し易いのは挨拶をした時です。
席を勧められる前に渡しておけば、あとは安心して打合せに集中できます。

二言三言挨拶を交わしたあとで、笑顔で手土産を差し出すと失敗することもほとんどないでしょう。

会話が盛り上がった時

かなり信頼を置ける関係ならば、話が盛り上がってフッと静けさが訪れ、さあ本題に入るという瞬間を見計らって渡すと良いでしょう。

相手も気分が和らいでいるので、このタイミングならば気持ち良く受け取って貰えるはずです。

商談がまとまった後

相手がかなり生真面目な性格の場合、先に商談を進めたかったり、ワイロの様な感じで手土産を受け取るのを好まない場合もあります。

その様な場合には、商談がまとまった後でお礼を言いながら渡した方がスッキリします。
「本日はお忙しいところをわざわざお時間を割いていただき、ありがとうございました。」と言って渡すと好印象です。

手土産を渡す時のマナー

blank手土産を渡す時には、タイミングだけではなくマナーも忘れない様にします。

より目上の人に渡す様にする

手土産を渡す時には、先方のより目上の人に渡す様にします。
既に名刺交換が終っていれば誰が一番偉いのか分かりますので、複数担当者がいた場合には上司に渡す様にします。

ただし、その上司がかなり距離を取った場所にいたり、どうも手を差し出す様なタイプではないと判断した場合、普段から面識のある担当者に渡しても構いません。

紙袋から出して渡す

ビジネスに限らずマナーとして、手土産を渡す時には必ず紙袋から出して箱を手渡す様にします。

最近ではお店のブランドが入った紙袋が用意されていて、持っているだけでオシャレに見えるものです。
しかし紙袋の使用目的は中身が汚れない様にするものであり、相手に渡す時にはキレイな中身だけを渡すのが礼儀なのです。

さっと中身を紙袋から出して、立ったままの場合は足元やソファーの陰に紙袋を置き、中身を正面向きに渡す様にします。

変に謙遜しすぎないこと

営業職として経験が浅いと、手土産を渡す時につい昔からあるセリフで「つまらないものですが」と言ってしまうものです。

これは日本語としては間違ってはいません。

しかし、「つまらんのか、じゃあ持って帰ってよ」と冗談で返される場合も多くあり、現代のビジネスの場ではあまりそぐわないフレーズと感じられることもあります。

このような場合には、「お菓子です、どうぞお納め下さい」と言えば十分です。

手土産も立派な営業する際のアイテムの1つ!

blank手土産は持参するだけで、担当者だけではなく相手の部署の人達にも好印象を与える役割があります。
良い手土産を選び、スムーズに渡すことができれば、それはただのお菓子ではなく非常に役立つビジネスアイテムになるのです。

特に難しい交渉の前や、日ごろからお世話になっている取引先を訪問する際などにはきっと役に立つと思うので、参考にしてくださいね。

一緒にこんな記事も読まれてます。

© 2023 wakus