仕事をしていると、「目標を立ててそれを達成するようにしましょう」と言われることはないでしょうか。その目標と達成が自身の評価に響くという人も多いと思います。
しかしなかなかこれを実現することは難しく、目標を立てたものの達成できなかったという声も度々聞きます。とはいえそこで諦めるのではビジネスパーソン失格です。ビジネスができる人ほど実際立てた目標を達成できているのも事実です。
そのような人になるためにも、目標達成ができるようになる仕事の進め方をマスターしましょう。
ゴールから逆算して具体的な目標をたてる
目標が達成できない原因の一つとして、最終的なゴールを意識せずに目標を立ててしまうことが考えられます。日々の作業の目標は、達成したい最終的なゴールの途中になければいけません。そのことを意識して目標を立てるようにしましょう。
例えば、ダイエットをしようと思っている人がいるとします。
最終的に10kg痩せたい!と思っているにもかかわらず、「目標は毎日理想体型の写真を見ること」だけだったらどうでしょう。10kg痩せられる可能性は低いのではないでしょうか。もちろん、理想体型の写真をみて自分を鼓舞することは大切ですし、一定の効果はあると思います。
しかし、10kgのダイエットを最終目標にするのであれば、「今月○kg減らす」や「夜食を食べない」など具体的な目標を立てる必要があります。ビジネスでも同じです。
新規顧客獲得100件が目標だとするならば、「今月は10件獲得を目指そう」というような具体的な目標を立てることが重要になってきます。
実現可能な目標にする
ビジネスができない人が往々にしてやってしまいがちなこととして、実現が難しい目標を立ててしまうことがあります。それによりなかなか目標が達成できず、自身を失ってしまうことがあります。
再度ダイエットを例に考えてみます。
最終的に10kgのダイエットをすると決めた時に、1ヶ月で10kg痩せる!という目標を立ててしまう人がいます。確かに1ヶ月10kgは不可能ではありません。しかし非常に大変ですし、リバウンドの心配もあります。
そして何より問題なのは実際実現できなかった時に自信を失ってしまう人がいるということです。このようなリスクが高く実現が難しいような目標を立てるよりも、「夜食を食べない」や「毎日ジョギングをする」というような実現可能な目標にして毎日続けることも大切です。
ビジネスでも同じで、新規顧客獲得100件が目標だから今月にやってしまおう、と目標を大きくしすぎてしまうことは要注意です。実現可能な目標をたて、それを実現していくことが大切です。
目標達成が難しい場合には柔軟に対応する
一番難しいのがこの部分になると思います。ついつい目標が達成できないとわかった場合、私たちは落ち込んでしまったり自分は仕事ができないと判断してしまったりする傾向にあります。
しかし、初めから全てができる人など存在しません。どんなにビジネスができる人で毎回自分の目標を達成していくような人でも、うまくいかないことはあります。またもしかするとそのような失敗を繰り返した結果、目標設定が上手くなっているのです。
そのためたとえ目標達成が難しいと思われる場合でも落ち込む必要はありません。柔軟に目標を変えていきましょう。そうしながら自分の実力をうまく知るということもステップアップのためには必要なことです。そして次の目標設定の時にこの失敗を活かすことができれば、次こそは目標を達成することがでます。そして自分の思う通りに仕事をすることができるはずです。
このように柔軟に対応することもビジネスマンには必要な能力だと言えます。
目標に向かって着実にすすめるのは仕事ができる人の証
深く考えずに目標設定をしていたという方も多いのではないでしょうか。結果目標を達成できず、なぜできないのかと悩んでいる人も多いと思います。
ただ闇雲に目標を設定しても達成できる筈はありません。ゴールの道筋にある目標点を自分の実力に合わせて設定していくというのが目標設定です。
はじめのうちは先輩たちと比べて目標までの距離が短すぎると感じるかもしれません。しかしそれは仕方のないことです。徐々に慣れていくに従ってその距離も広がっていき、いずれ一流のビジネスマンといえる目標設定ができるように成長できるよう努力していきましょう。