コミュニケーション ビジネススキル プレゼンテーション

意見や企画を通すための効果的な伝え方とは?

仮にいくら良い意見や企画を思いついたとしても、周りから賛同されなければその意見や企画を実際の仕事で活かすことは残念ながらできません。会社での仕事は、スタンドプレーではなくチームプレーが基本ですよね。仕事を一人で進めるのには限界があります。

つまり、なるべく思い通りに仕事を進めたければ、周りを味方につけないといけないのです。そこで重要になってくるのは、周りから賛同を得るための会話、あるいは説得をするためのノウハウです。

仕事では、さまざまな人を相手にコミュニケーションしていかなければいけません。同僚はもちろんのこと、上司、さらには取引相手、顧客などがその対象です。
そんな人たちからできる限り賛同を得る、あるいは共感をえるにはどうすれば良いのか、意見や企画を通すための覚えておきたいビジネススキルについて紹介していきましょう。

意見や企画に客観性を持たせるなら数字を出すのが一番

自分自身がいけると思っていることなのに、その良さを伝えきれなくて悔しい思いをすることはよくありますよね。その理由はさまざまですが、意外と多いのは客観性がないパターンです。

こちらにいくら自信があっても、相手は冷静です。冷静であるがゆえに「思い込みなのではないか」という疑問をもたれかねません。同僚や上司に自信のある企画を持っていったにもかかわらず相手にされなかったら、それは企画自体に客観性が足りない可能性があるのではないかと疑ってみましょう。

では、どうしたら主張に客観性を持たせられるでしょうか?方法はいろいろとありますが、おすすめしたいのは数字を出すことです。数字は客観性が十分ありますし、インパクトも強いのです。

例えば「これはとても良い商品です」と主張するよりも「これはお客様満足度95%を誇る商品です」と主張したほうが、説得力がありますよね。
ただ「良い商品」ではとても曖昧ですが「お客様満足度
95%」ならその数字に力があります。数字を見せられれば、聞いているほうは「良いかもしれない」と、少なからず興味を持ってくれるかもしれません。

数字には信ぴょう性がないといけませんのでそこは一手間必要になりますが、それで相手からの信頼を勝ち取れるなら苦労が報われますよね。

何かを主張するときにはただ口角泡飛ばして熱弁をふるうのではなく、数字を添えて主張するようにすると相手を説得しやすくなると覚えておきましょう。数字はそれだけ大きなインパクトがありますよ。

良さを多角的に伝えようとすることが大事

例えば低コストなことを伝えたいなら、ついついそればかりを連呼してしまいたくなります。低コストがセールスポイントなのですから、そう考えるのはむしろ普通です。
ただ、受け取る側はそれだけだと決定力に欠けますよね。低コストなのはわかったとしても「じゃあ他はどうなの」と切り返したくなります。

切り返されたとき言葉に詰まってしまうようでは、そこで主張がストップしてしまいます。それでは「もう一声足りない」といわれ、それでお開きになってしまうでしょう。

そこで、1番のセールスポイントはもちろんプッシュしますが、それだけではなくもう23つ良いところを多角的に伝えられれば、水も漏らさない完璧な主張になります。

聞いているほうは切り返そうにも穴が見当たらない、そんな主張なら受け入れざるをえないでしょう。これは、主張することに対してよく突き詰めておくという準備が必要なのはいうまでもありません。
つまり、企画への理解、成熟度、欠点の分析が欠かせないです。それをしておけば、聞いている方も突っ込むところがなくなり「それでいってみようか」と賛同してもらいやすくなりますよね。

このように、主張はできるだけ多角的に伝えようとすることが大事です。

主張の熱が相手に伝わるよう心がける

blank「人を動かすのは情熱だ」という言葉があるぐらい、ビジネスにおいて情熱は必要可決です。上記で客観的な数字が必要だとしましたが、それを効果的に活かすなら情熱を隠してはいけません。
あまりに淡々と主張としてしまったら、聞いている方は「本当にその主張を通す気があるのか?」と半信半疑になってしまいますよね。それではもったいないです。

例えば自信を持って練り上げた最高の企画なら、熱が入らないということはないでしょう。日本人は慎ましやかなことを好む人種ですが、企画を通したいなら慎ましくする必要はあまりありません。

そうではなく、企画の良いところを情熱的にバンバン伝えていくのがベストです。

「熱意に押されて」というのは、ビジネスの場合誉め言葉です。相手の意向を完全無視で我が道を行くのはやり過ぎですが、相手を説得するために情熱を持って良さを伝えようとすることは大切です。この企画に賭けているということを言葉の端々ににじませ、相手を圧倒するぐらいがちょうど良いものです。

意見や企画は相手にどう伝えるかが重要

Man celebrating success on top of a mountain with one arm Raised and Hands Closed「意見や企画そのものは悪くないのになぜか相手からの賛同をえられない」、そんな悩みを抱える人は多いことでしょう。

そうなる原因は内容ではなく、伝え方の問題なのかもしれません。意見や企画が通るか通らないかは、ほんのわずかな差だったりするものです。なので、意見や企画を通したかったら、あの手この手を使っていく必要があります。
そのためのノウハウもありますので、これらを知っておくと勝負所で好結果を出すことも決して不可能ではありません。

ですので、今回紹介したこれらのビジネススキルをふまえ、意見や企画を積極的に提案してみて下さい。

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